【和楽器(=邦楽器)や劇伴音楽の分野】
◇ 日本の楽器のための作曲・編曲作品も数多く、木乃下真市、浅野祥、坂田誠山、藤原道山、上原まり、深海さとみ、杵家七三 の各氏、日本音楽集団をはじめ国内外の有数な団体が 作品を演奏している。
◇『4つのプロフィール』『源氏三綴』『恋物語』といった大合奏曲、声と三味線のための協奏曲『酒呑童子』、箏と尺八のための複協奏曲『かなえ』、語りと合奏による『残像』、『五声のコンチェルティーノ』『八声のコンチェルティーノ』といった協奏的作品、『坊っちゃん・考』『沖縄より』『赤の沙漠と青の都』といったアンサンブル的作品、音楽物語『たかこ』『パンダ銭湯』『おばけのケーキ屋さん』『よるのわがしやさん』など多様な作品を書いている。
◇2018年には福山国際音楽祭にて、箏とオーケストラのための協奏曲『道、春の海より』が初演に。宮城道雄『春の海』をモチーフに大胆にパラフレーズ化した作品で、好評を博す。
2021年1月には日本音楽集団の定期演奏会で、人気の弦楽四重奏団・The 4 Players Tokyoとの共演を企画構成。自身も『和洋を結べ!』というアレンジ作品を書いたほか、Bsテレ東「エンター・ザ・ミュージック」でも特集され、大好評に。
このように、和楽器とオーケストラのコラボレートという分野も、得意な分野で、実績を重ねている。
◇2018年の日本音楽集団・第225回定期演奏会「和楽器で音楽と絵本コンサート」では構成・作曲・編曲を担当。本格的な和楽器キッズ公演で、2公演が早々に完売となり話題に(トリトンアーツ共催)。2020年、2022年にも同シリーズが開催された。
◇2020年のコロナ災禍の中では、『邦楽ジャーナル』誌の7月号オリジナルスコア特別編に「花・風・いのち」が掲載され話題となる。その後、FUKURAI MUSICからタテ譜が出版される。
◇2023年には、戯曲音劇『竹取物語』の音楽監督・構成・編曲・指揮などを担当、シリーズで初の和楽器オーケストラ(=日本音楽集団)の登場となり、選曲・演奏ともに大好評に。
◇出版作品の『4つのプロフィール』『源氏三綴』は、各地の団体に演奏して頂いている。
最新刊は、三曲合奏のための『恋物語』(大日本家庭音楽会/宮田耕八朗氏 監修)など。
◇また、『童謡・唱歌メドレー』が邦楽指導者ネットワーク21の監修で出版(大日本家庭音楽会)され、全国各地のコンサート・講習会で演奏されているのをはじめ、多数の編曲作品も広まっている。
◇2004年、全編の編曲を担当した米澤浩氏の尺八・箏によるCD「YONESAN@SHAKUHACHI MIND」が発売に(Bamboo・BCD-053)。
◇2010年より、ニコニコ動画の和楽器演奏を継続して編曲、『傷林果』 は数万回の再生に。AvexからCD・DVD化された『杵家七三社中/和楽花道中』に、編曲作品数曲が収録されている。
◇ 小林幸子氏の2014年 武道館公演、2015年 薬師寺公演の和楽器編曲も担当、DVD化。
◇ 2019年より、日本音楽集団演奏の作曲作品3曲『子どものための組曲』『夢もよい』『坊っちゃん・考』が配信開始に。
◇ 土曜ワイド劇場(テレビ朝日系)、月曜ドラマスペシャル(TBS系)、ニュースステーション(テレビ朝日系)等のTV番組や、ミュージカル、舞台、イベントといった劇伴音楽の分野での実績も多い。
◇ 2016年からは、TV東京系「夏祭り・にっぽんの歌」「秋祭り・にっぽんの歌」「年忘れ・にっぽんの歌」の編曲・指揮を行っている。2022年からは、Bs日テレ「3人の歌仲間」の編曲も担当している。
◇ 日本音楽集団・理事、日本歌曲協会・会員。