作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

ミニ・ミュージカル『酒呑童子』の動画公開!

2020.09.19

ミニ・ミュージカル『酒呑童子』の動画が、18日(金)から「アートにエールを!」で公開となりました!

歌手/演出/映像制作とマルチに活躍する米津知実さんに全面的に協力していただき・・・、
大人はもちろんお子さんも楽しめる動画になっていますよ。

この曲はもともと、2012年2月の日本音楽集団・第205回定期演奏会の委嘱作品として、歌手+三味線+和楽器オーケストラのための協奏曲として作詞作曲しました。
その時はコンサートピースでありながらも、客席で笑いも起こったりと、なかなかの盛り上がりでした。

そして今回は、なんとミニ・ミュージカル化にトライ。さてどんな映像に生まれ変わったのでしょうか?!
・・・ぜひお楽しみください、私も出演してますよ(😊)

米津さんのマルチな才能にもご注目を。

ぜひ画像をクリックしてください♪「アートにエールを!」の動画公開サイトにいきます

「パンダ銭湯&よるのわがしやさん」最高の和楽器キッズ♪

2020.09.13

12日(土)は第一生命ホールにて、日本音楽集団のキッズ2公演でした。

コロナ対策に万全を期しながらも・・・、
キッズソングに古典、和のリズム遊び、そして「パンダ銭湯」「よるのわがしやさん」の2つの絵本とのコラボと盛りだくさん。
ご来場して盛り上がってくださったお客さまに、感謝するばかりです。

安藤なおこさんの本当に素晴らしい歌MC朗読、ベストの限りを尽くす田中マエストロとメンバー、本当にお疲れ様でした。
またホール・音響・照明・撮影など裏方チームにも、最高の仕事をしていただきました。

和楽器キッズコンテンツの決定版を目指して構成+作編曲、日本音楽集団のもう一つの魅力をこれからもお届け致します!

最高のMC・歌・朗読の安藤なおこさん、期待の指揮者・田中元樹さんと
照明やプロジェクターにも工夫をこらし、撮影も(詳細は後日)!

高崎芸術劇場、見た目も響きも美しい!

2020.08.23

23日(日)は高崎芸術劇場へ日帰り出張、音楽ホールで熱くて素晴らしいピアノ演奏をたくさん聴かせて頂きました!

こちらは昨年、出来たばかりで見た目もきれいで、そして響きも美しかったです!

一度行ってみたかったのですが、高崎駅前の便利でとても素敵なホール。群響の本拠地でもありますね。

お隣の前橋市にも新しいホールが出来るといいなぁ!

動画は … こちら 、楽譜は … こちら↓


『3匹のこぶた』兵庫県3公演(打楽器版)!

2020.08.21

20日(木)と21日(金)は兵庫県にて、キッズ公演「3匹のこぶた」の3公演ツアーでした。
ソーシャルディスタンスの確保/演出の調整/舞台表裏の配慮、とホールの多大なご尽力に一同まずは大感謝。

そんな中、関西若手と東京レギュラーの出演者は、毎回ベストをつくし工夫をおしまない充実の内容となりました!
(私は、構成・編曲・一部の作曲を担当しています)。

この演目は、今までは「フルート/三味線/ピアノ」で伴奏していたのですが・・・、今回は「フルート/打楽器/ピアノ」という新バージョンでの公演。
全キャストのみなさんが、そのイメージを十二分にふくらませ、これはこれでまた、とても良い響きの内容に生まれ変わりました!

様々な条件のもとでの公演でしたが、みなさん非常に協力的で、内容の濃い良い結果につながりました。
みなさん、ぜひまたご一緒しましょう!

このご時世の中「東条1回+姫路2回」というツアーは本当に貴重で、メンバーにも作品にも大きなプラスが!
それをコーディネートしてくださった多戸さん、「こどもオペラの関西の育ての親」と密かに呼んでおりますm(_ _)m

これからも万全を期して、公演を行っていきたいと思います。

ベストを尽くし、工夫を重ねてくれた、素晴らしいキャストのみなさん
「こどもオペラ」の関西の育ての親、と密かに呼んでいる多戸さんと
まずは東条のコスミックホール
そして姫路市文化センター

宅録♪オススメの機材⑥…エフェクター、ヒント&オーケストラ

2020.08.11

昨日は、【宅録♪オススメの機材⑤…エフェクターは、コントローラーで作業効率アップ!】の記事を公開しました。
今回の話はその内容に関連しての応用編ですので、2日続きで公開させていただきます!
エフェクターなどについてお詳しくない方は、ぜひ前回の記事も読んでみて下さいね。

ちなみに、今までの記事は、次でお読みいただけますので、こちらもぜひ。

 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材① 〜ヘッドフォン&アンプ編」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材②(特別編) 〜USBコンデンサーマイクでお手軽に高音質を♪」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材③ 〜コンデンサーマイク編(XLR端子)」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材④ 〜オーディオインターフェイス&プロは!編」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材⑤ 〜エフェクターは、コントローラーで作業効率アップ!」

ということで今回は、前回のお話の延長として、エフェクターの使い方の具体的なヒントを書きたいと思います。
また、オーケストレーションとも関連する話も出てきます。テーマは 題して・・・

「宅録♪オススメの機材⑥…エフェクター、ヒント&オーケストラ♪」

です。それではさっそく、本題に入りましょう!
 

【ヒント①ピアノ音源+コンプレッサー】
私は、Kawaiのステージピアノという種類のキーボードを使っています。
鍵盤のタッチがとても自然で、ピアノの音色などもとてもリアルで、気に入っています。

ピアノについてはパソコンだけで使えるソフト音源も、定番のもの(IvoryやPianoteq、等)をいくつか持っています。
こういったソフト音源はとても便利で、DAWソフトでmidiデータを作ることで、見事にリアルな演奏を再現してくれます。

ですが私は、音源制作でピアノ等の音を使う時、そういったソフト音源ではなく、キーボードの音を使う事も良くあります。
その場合、エフェクターのコンプレッサーを使うと、響きが豊かな印象になります・・・「目の前で弾いている」といった感じでしょうか。
もちろん、生のピアノをレコーディングした音にも、効果があります。

私は、FMRというメーカーのRNC1773Eを使っていますが、わずかに軽くかけるだけで◎です。
(ピアノのソフト音源に、プラグイン・ソフトのコンプレッサーを組み合わせても、同様の効果が期待できます)

Super Niceモードというボタンがあるのですが・・・、
ピアノ系の音ではOn/打楽器系の音などではOffにすると、効果的です!

【ヒント②オーケストラ系のミキシングの基本】

オーケストラのミキシングの基本は、「ホールの客席で聴く様な、豊かな残響を伴った自然なサウンド」・・・オーケストラのサウンドと言えばコレです!

具体的には例えば、キャパシティー2000人ほどの響きの良いコンサートホールのS席(=客席1階のセンターですね)では、まさにこういった音でオーケストラが聞こえます。

今はEpic系を始め、オーケストラ系の音楽を制作する人も増えてきましたね。そういう人にとっても、このサウンドは基本のキです。

では、そのミキシング方法は?
・・・実はそんなに工夫をしなくても、ホールで豊かに響くオーケストラのサウンドを再現できます。

生のオーケストラをレコーディングした場合であれば、マイクの位置が適切なら、何もしなくても十分なのです。
もし録音した音に残響が少なかったら、オーケストラ全体の音に、なるべく自然な響きのリバーブを足せばOKです。

ソフト音源のオーケストラの場合は、さらに簡単です。
と言うのも、今のオーケストラ系楽器のソフト音源は、楽器一つ一つの音が、ホールの的確な位置のマイク・ポジションで、残響音も含めて録音されているのです。

ですので、同じメーカーの同じシリーズのソフト音源をそろえてさえおけば、響きの整ったバランスの良いサウンドになるのです。
私が幾つか所有している中では・・・例えばEastWest社のQLSOのシリーズは、1つ1つの楽器の音のリアリティーと、残響とのバランスが心地良いと思います。

 

【ミキシングとオーケストレーション】

ただ特に、新しい曲目の場合、ミキシングなどが良ければでオーケストラらしく聞こえるかというと、そうでもありません。

オーケストラらしく聞こえるかどうかのカギは・・・
やはりオーケストレーション(=各楽器のフレーズの書き方、その組み合わせ方)に掛かってきます。
これは、もちろん理論書などで学ぶ必要があり、また実践を経験してブラッシュアップさせてゆくのですが、併せてとても大事なことがあります。

何より参考になるのは・・・生のフル・オーケストラをコンサート会場で聴くこと。
そしてオススメは、プロのオーケストラの定期演奏会に1年間通う、ことです。

こういったことをやっている人とそうでない人とでは、その人が作ったオーケストラのサウンドが、明らかに違います。
作曲・編曲をする方もミキシングをする方も、やった方が絶対にイイです。

国内には、例えば東京だけでも10ほどの常設のオーケストラがあり、どちらのオーケストラも年に6回から10回ほどのシリーズで、定期演奏会を開催しています。
1回の演奏会で3曲聴けるとすると、10回のシリーズに通うと30曲聴けるわけですが、これに通うメリットは次の3点です!

. ①様々な編成の、オーケストラ・サウンドを聴ける。(2管編成/3管編成/弦楽合奏/協奏曲・・・)
  ②様々な時代の、楽曲スタイルを聴ける。(バロック/古典/ロマン派/近現代・・・)
  ③同じオケでも、指揮者や奏者の組み合わせの違いでサウンドが変わる事がわかる。

私も地元の群馬交響楽団や、都内のさまざまなオーケストラの定期会員になって、オーケストラを生で聴きまくりました。オペラもたくさん観ました。
今までに、プロのオーケストラの楽譜を、アレンジを中心に1000曲以上書かせていただいていますが、その基本になっているのは、その時に聴いた音楽です。

←【ヒント③】のサウンドのイメージと、基本となる【ヒント②】→

【ヒント③オーケストラ系のミキシングの応用】
迫力のフル・オーケストラのサウンドは、ヒント②のやり方で、再現できます。
ただ、TVのテーマ曲やBGM、アレンジものなどで、音楽の特徴をストレートに聴かせたい場合は、その限りではありません。

豊かな残響を伴ったサウンドは、楽器の混ざり具合も良くて心地よいのですが、反面、メリハリが乏しくなる傾向もあるのです。
となると別の考え方は・・・?

オーケストラは、様々な楽器が同時に音を出す訳ですが、「それぞれの楽器の音が、手前や奥から、また左右から、言わば立体的に聞こえてくるイメージ」のサウンドもまた魅力的、なのです。

私はリハーサルなどの時に、指揮者のすぐ後ろでオーケストラを聴く機会が多いのですが、そこでは、まさにそういったイメージのサウンドが聞こえてきます。
また時々、フル・オーケストラの指揮をさせて頂く事もあるのですが、指揮台の上もそれに近いサウンドで、それぞれの楽器の音が各所から立体的に聞こえてきます。

(ホールでのリハーサルの場合、実際には楽器の残響は一つに混ざり合って聞こえます。
ですが〝イメージ〟として、楽器の音に加えてその残響も、手前や奥、左右の各所から、立体的に聞こえてくる印象となるのです)

これがオーケストラのサウンドを作る、もう一つの考え方です。
そういったミキシングを目指す時、私は複数のリバーブを組み合わせています・・・
  ・高音楽器の残響は長め、低音楽器は短く、中音域はその中間。
  ・ソロ楽器のリバーブは明るめに、等々。

楽器によっては、残響の聞こえてくる方向も楽器の方向に合わせます。
特に、ヴァイオリン/トランペット/ホルンの3種類の楽器は、リバーブを工夫すると曲の印象が効果的に変えられます。

(と言ってもやり過ぎは禁物。「パッと聴くと自然な響きだけれど、よく聴くとそれぞれの楽器の音が立体的に聞こえる」という程度)
 

【ヒント④ノイズ対策など】
多数の機材を組み合わせるときは、ノイズが多くならない様に注意することも、大事なポイントです。
ミキシングをする音楽のジャンルにもよりますが、ここで印象が変わってしまうことも、時々あります。

ケーブルの選択次第でノイズが減りますし、それでも気になる場合はイコライザーでノイズをとります。
またデジタル・ケーブルで接続する機器がある場合、「同期を取る」ことでノイズが激減し、音がクリアーになったりします。
(興味のある方は「ワードクロック」などの言葉で、検索してみてくださいね。)
 

・・・と今回も、少し専門的な話になってしまいました。
今回の内容は、録音やミキシングを何度かやる様になってくると、きっと参考になると思います。
また、ヒント③のオーケストラの話は、また別の機会に、音の例なども交えて説明したいと思っています。

長文をお読み頂き、ありがとうございました!ではまた次回。

動画は … こちら 、 楽譜は … こちら↓

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