作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

太田マエストロ&九響さん、充実の福岡9時間滞在!

2021.07.13

12日(月)は九州交響楽団さんのリハーサルで、福岡へ日帰り出張に行って来ました!

仙フィルさんでもずいぶん評判の良かった太田弦マエストロが、様々な曲目で、素晴らしい九響サウンドを引きだしてました。
私の編曲7曲も、首尾良く「巻き」で録音完了・・・みなさんサスガです!

そして素敵な出会いもたくさん。
オケ事務局の方々はもちろん、作曲山下さん、打楽器山口くん、コンマスにホールの・・・と、充実の福岡9時間滞在でした!

↑楽譜はコチラをクリック

オーケストラスコアが、そのまま96k24bit音源に♪

2021.06.24

梅雨の気候になってきましたが、私はこのところ、フルオケ編曲を多数仕上げるべく、Logic Proというソフトに向かう日々。

…で、Logicが便利なのは、楽譜作成のファイルでクオリティの高い音源がそのまま作れる点。私は様々なソフト音源を組み合わせ、音符にショートカットで「arco/pizz./tremolo/cresc.…」等のサンプル音の指定をしています。

楽譜ソフトのデモ音源とは質が違うので、クライアントやアーティストさんにも好評で、もちろんそのままミュージカル等で大ホールのスピーカーで鳴らしても大丈夫です。

作業の効率化のため、楽器毎のリバーブ等々のエフェクトは、外付けの機材とプラグインソフトを組み合わせています。
で、音質は今まで「48k24bit」というクオリティだったのですが、プラグインソフトの効果を上げるため「96k24bit」にシステム変更・・・非常に気持ち良い音質になりました!

(その際、サンプルレートコンバーターを2台ゲットしたのですが、1台に誤作動が!…電解コンデンサーを交換すれば治りそうなのですが、コツをご存じの方は教えて下さいませ)

↑楽譜はコチラをクリック

日本音楽集団・定期「名曲特集」の熱演を録音♪

2021.06.11

このところ家に籠もり、フルオケのスコアを十数曲書いてます!
そんな中、10日(木)は日本音楽集団の定期演奏会をハイレゾ録音するべく、久しぶりにホールへ(=豊洲シビックセンター)。

万全のコロナ対応のもと、ほぼ完売のお客さまに、現代邦楽の名曲選を熱い演奏でお楽しみ頂きました!
ご来場の方、またご来場できなかった方、みなさまに深謝いたします。

このホールの特長の一つが、とても気持ちのイイ残響…録音でもそれが十分伝わるのですが、ホールの音響さんのセッティングは流石ですね!!

音楽集団の現場は、多数の奏者や関係者にも会える、絶好の機会でも…今後のコンサート等々の打合せも、様々出来ました。
乞うご期待!

晴海通りの木漏れ日が、とてもさわやかでした!
↑楽譜はコチラをクリック

日本音楽集団ならではの現代音楽プログラム!

2021.02.16

15日(月)は、和楽器オーケストラ・日本音楽集団の定期演奏会で豊洲シビックホールへ。

久しぶりの本格的な現代音楽プログラムで、会場にはいつもよりお若い層のお客さまも!
三密に十二分に配慮し、様々な音楽/響きをお届けしました。

和楽器ならではの楽音とノイズとのコントラストを生かした作品/微分音/パフォーマンス系、また箏や尺八が活躍したかと思えば、篳篥や笙といった雅楽の楽器に太鼓まで、この楽団でなければ出せない音楽が展開されました。

・・・でこの楽団、前回の定期では「絵本と和楽器のコラボによるキッズコンサート」を開催。
この振り幅の大きさも日本音楽集団ならでは!

そして夕方、「雨があがあったよ、お日さまがででてきたよ、青い空のむこうには♪」・・・この曲はオケや室内楽で、何バージョンか編曲したのを思い出しました!
ちなみに今日は録音担当。Logic+RMEは抜群の安定感でした◎

楽譜はこちらをクリック↑

〝七三社中の新作動画〟編曲・録音・Mixとも快調!

2020.10.15

みなさん、ご無沙汰しております。
このところ音楽業界も、コロナの関係の対応が少しずつ動きだし、だんだんと元気を取り戻しつつあります。

そんな中、長唄三味線奏者で日本音楽集団の団員でもある、杵家七三さん率いる七三社中の新作動画の準備が、着々と進んでいます。

今回の私の担当は、いつも編曲に加えて、なんと録音・ミックスも!

編曲はもちろん、原曲の楽曲の素晴らしさを最大限に生かして・・・、それぞれの楽器のフレーズはできうるかぎり、原曲を耳コピーしたものに近づけました。

もちろんそれを前提をしつつも、和楽器ならではのテイストも十分感じられる様なスコアを心掛けました。

そして録音・ミックスでは、各楽器に複数の種類のマイクをたてて録音。
良質なテイクをセレクトし、臨場感溢れるサウンドに仕上がっている・・・と思っています。

もうすぐ公開の予定です、ぜひご期待下さい!!

まずは自宅スタジオでの録音
続いて、杵家七三さんのお稽古場でも録音
(杵家七三さんのSNSより)
楽譜ショップ

宅録♪オススメの機材⑥…エフェクター、ヒント&オーケストラ

2020.08.11

昨日は、【宅録♪オススメの機材⑤…エフェクターは、コントローラーで作業効率アップ!】の記事を公開しました。
今回の話はその内容に関連しての応用編ですので、2日続きで公開させていただきます!
エフェクターなどについてお詳しくない方は、ぜひ前回の記事も読んでみて下さいね。

ちなみに、今までの記事は、次でお読みいただけますので、こちらもぜひ。

 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材① 〜ヘッドフォン&アンプ編」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材②(特別編) 〜USBコンデンサーマイクでお手軽に高音質を♪」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材③ 〜コンデンサーマイク編(XLR端子)」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材④ 〜オーディオインターフェイス&プロは!編」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材⑤ 〜エフェクターは、コントローラーで作業効率アップ!」

ということで今回は、前回のお話の延長として、エフェクターの使い方の具体的なヒントを書きたいと思います。
また、オーケストレーションとも関連する話も出てきます。テーマは 題して・・・

「宅録♪オススメの機材⑥…エフェクター、ヒント&オーケストラ♪」

です。それではさっそく、本題に入りましょう!
 

【ヒント①ピアノ音源+コンプレッサー】
私は、Kawaiのステージピアノという種類のキーボードを使っています。
鍵盤のタッチがとても自然で、ピアノの音色などもとてもリアルで、気に入っています。

ピアノについてはパソコンだけで使えるソフト音源も、定番のもの(IvoryやPianoteq、等)をいくつか持っています。
こういったソフト音源はとても便利で、DAWソフトでmidiデータを作ることで、見事にリアルな演奏を再現してくれます。

ですが私は、音源制作でピアノ等の音を使う時、そういったソフト音源ではなく、キーボードの音を使う事も良くあります。
その場合、エフェクターのコンプレッサーを使うと、響きが豊かな印象になります・・・「目の前で弾いている」といった感じでしょうか。
もちろん、生のピアノをレコーディングした音にも、効果があります。

私は、FMRというメーカーのRNC1773Eを使っていますが、わずかに軽くかけるだけで◎です。
(ピアノのソフト音源に、プラグイン・ソフトのコンプレッサーを組み合わせても、同様の効果が期待できます)

Super Niceモードというボタンがあるのですが・・・、
ピアノ系の音ではOn/打楽器系の音などではOffにすると、効果的です!

【ヒント②オーケストラ系のミキシングの基本】

オーケストラのミキシングの基本は、「ホールの客席で聴く様な、豊かな残響を伴った自然なサウンド」・・・オーケストラのサウンドと言えばコレです!

具体的には例えば、キャパシティー2000人ほどの響きの良いコンサートホールのS席(=客席1階のセンターですね)では、まさにこういった音でオーケストラが聞こえます。

今はEpic系を始め、オーケストラ系の音楽を制作する人も増えてきましたね。そういう人にとっても、このサウンドは基本のキです。

では、そのミキシング方法は?
・・・実はそんなに工夫をしなくても、ホールで豊かに響くオーケストラのサウンドを再現できます。

生のオーケストラをレコーディングした場合であれば、マイクの位置が適切なら、何もしなくても十分なのです。
もし録音した音に残響が少なかったら、オーケストラ全体の音に、なるべく自然な響きのリバーブを足せばOKです。

ソフト音源のオーケストラの場合は、さらに簡単です。
と言うのも、今のオーケストラ系楽器のソフト音源は、楽器一つ一つの音が、ホールの的確な位置のマイク・ポジションで、残響音も含めて録音されているのです。

ですので、同じメーカーの同じシリーズのソフト音源をそろえてさえおけば、響きの整ったバランスの良いサウンドになるのです。
私が幾つか所有している中では・・・例えばEastWest社のQLSOのシリーズは、1つ1つの楽器の音のリアリティーと、残響とのバランスが心地良いと思います。

 

【ミキシングとオーケストレーション】

ただ特に、新しい曲目の場合、ミキシングなどが良ければでオーケストラらしく聞こえるかというと、そうでもありません。

オーケストラらしく聞こえるかどうかのカギは・・・
やはりオーケストレーション(=各楽器のフレーズの書き方、その組み合わせ方)に掛かってきます。
これは、もちろん理論書などで学ぶ必要があり、また実践を経験してブラッシュアップさせてゆくのですが、併せてとても大事なことがあります。

何より参考になるのは・・・生のフル・オーケストラをコンサート会場で聴くこと。
そしてオススメは、プロのオーケストラの定期演奏会に1年間通う、ことです。

こういったことをやっている人とそうでない人とでは、その人が作ったオーケストラのサウンドが、明らかに違います。
作曲・編曲をする方もミキシングをする方も、やった方が絶対にイイです。

国内には、例えば東京だけでも10ほどの常設のオーケストラがあり、どちらのオーケストラも年に6回から10回ほどのシリーズで、定期演奏会を開催しています。
1回の演奏会で3曲聴けるとすると、10回のシリーズに通うと30曲聴けるわけですが、これに通うメリットは次の3点です!

. ①様々な編成の、オーケストラ・サウンドを聴ける。(2管編成/3管編成/弦楽合奏/協奏曲・・・)
  ②様々な時代の、楽曲スタイルを聴ける。(バロック/古典/ロマン派/近現代・・・)
  ③同じオケでも、指揮者や奏者の組み合わせの違いでサウンドが変わる事がわかる。

私も地元の群馬交響楽団や、都内のさまざまなオーケストラの定期会員になって、オーケストラを生で聴きまくりました。オペラもたくさん観ました。
今までに、プロのオーケストラの楽譜を、アレンジを中心に1000曲以上書かせていただいていますが、その基本になっているのは、その時に聴いた音楽です。

←【ヒント③】のサウンドのイメージと、基本となる【ヒント②】→

【ヒント③オーケストラ系のミキシングの応用】
迫力のフル・オーケストラのサウンドは、ヒント②のやり方で、再現できます。
ただ、TVのテーマ曲やBGM、アレンジものなどで、音楽の特徴をストレートに聴かせたい場合は、その限りではありません。

豊かな残響を伴ったサウンドは、楽器の混ざり具合も良くて心地よいのですが、反面、メリハリが乏しくなる傾向もあるのです。
となると別の考え方は・・・?

オーケストラは、様々な楽器が同時に音を出す訳ですが、「それぞれの楽器の音が、手前や奥から、また左右から、言わば立体的に聞こえてくるイメージ」のサウンドもまた魅力的、なのです。

私はリハーサルなどの時に、指揮者のすぐ後ろでオーケストラを聴く機会が多いのですが、そこでは、まさにそういったイメージのサウンドが聞こえてきます。
また時々、フル・オーケストラの指揮をさせて頂く事もあるのですが、指揮台の上もそれに近いサウンドで、それぞれの楽器の音が各所から立体的に聞こえてきます。

(ホールでのリハーサルの場合、実際には楽器の残響は一つに混ざり合って聞こえます。
ですが〝イメージ〟として、楽器の音に加えてその残響も、手前や奥、左右の各所から、立体的に聞こえてくる印象となるのです)

これがオーケストラのサウンドを作る、もう一つの考え方です。
そういったミキシングを目指す時、私は複数のリバーブを組み合わせています・・・
  ・高音楽器の残響は長め、低音楽器は短く、中音域はその中間。
  ・ソロ楽器のリバーブは明るめに、等々。

楽器によっては、残響の聞こえてくる方向も楽器の方向に合わせます。
特に、ヴァイオリン/トランペット/ホルンの3種類の楽器は、リバーブを工夫すると曲の印象が効果的に変えられます。

(と言ってもやり過ぎは禁物。「パッと聴くと自然な響きだけれど、よく聴くとそれぞれの楽器の音が立体的に聞こえる」という程度)
 

【ヒント④ノイズ対策など】
多数の機材を組み合わせるときは、ノイズが多くならない様に注意することも、大事なポイントです。
ミキシングをする音楽のジャンルにもよりますが、ここで印象が変わってしまうことも、時々あります。

ケーブルの選択次第でノイズが減りますし、それでも気になる場合はイコライザーでノイズをとります。
またデジタル・ケーブルで接続する機器がある場合、「同期を取る」ことでノイズが激減し、音がクリアーになったりします。
(興味のある方は「ワードクロック」などの言葉で、検索してみてくださいね。)
 

・・・と今回も、少し専門的な話になってしまいました。
今回の内容は、録音やミキシングを何度かやる様になってくると、きっと参考になると思います。
また、ヒント③のオーケストラの話は、また別の機会に、音の例なども交えて説明したいと思っています。

長文をお読み頂き、ありがとうございました!ではまた次回。

動画は … こちら 、 楽譜は … こちら↓

宅録♪オススメの機材⑤…エフェクターは、コントローラーで作業効率アップ!

2020.08.10

みなさん、お元気に過ごしてますか?
コロナの様子が相変わらず芳しくなく、ステージでの公演はなかなか一筋縄ではいかない状況です。

そんな中、みなさんが映像制作・配信にも力を入れつつあり、興味深い動画がたくさん観られるようになってきた様相には・・・、
まさに〝新しい音楽スタイル〟を感じます!

私自身はこの半年ほど、ラジオ番組や雑誌企画の作曲、オーケストラや和楽器のほか各種アレンジ等々、創作機会をいただき、大いに感謝!・・・ただやはり、リハーサル現場の立ち会いなどはままならない状況で、歯がゆい限りです。

その分この期間は、放送用・ストリーミング用からデモ音源まで、様々な音源制作も行いました。
こういった作業ではクオリティーに加えて、「作業の効率化」も重要なポイントですよね。

ということで、久しぶりに「宅録♪オススメの機材」を書きたいと思います。
今日のテーマは題して・・・

「宅録♪オススメの機材⑤…エフェクターは、コントローラーで作業効率アップ!」

です。 それでは、本題に入りましょう!
 

【DAWソフトとは】
みなさんの中にも、ここ最近・・・マイクで宅録した音やソフト音源の音などを、DAWと呼ばれる音楽ソフトを使って、ミキシングする機会が増えた・・・という方も多いのではないでしょうか?

よく知らない方にも、今後の動画制作や録音などをする時のヒントにして頂きたいので、なるべく難しくならない様に説明してみますね。ですが難しくなってしまったら、ゴメンナサイ…m(_ _)m

DAWソフトとは、「録音やミキシング/midiデータの作成/楽譜の作成、などができる総合的な音楽ソフト」のことです。
(DAW…デジタル・オーディオ・ワークステーション。「ダウ」と呼ぶことも)

有名なものはCubase、Digital Performer、スタジオ御用達のPro Tools、MacユーザーならLogic ProやGarage Band、最近ではStudio Oneも人気です。

私は、Logic Proを主に使っています。
専門的なミキシングから、フルオーケストラの楽譜作成まで、一つのファイルで済んでしまうので非常に便利です。
ただ、なかなか初心者の方が一人で使いこなすには、ハードルが高いソフトです。
 

【プラグインのエフェクター】
ミキシングでは、そのDAWソフトのミキサー機能を駆使する訳です。
音量のバランスを取ったり、楽器の位置を左右に振り分ける(=パンニング)は、わかりやすいですよね。
ですが、なかなか難しいのが、リバーブ(=残響を付ける)をはじめとする、エフェクターの設定ではないでしょうか。

エフェクターと言ってもいろいろな種類があるのですが・・・、
アコースティック系の楽器などを中心にミキシングするのであれば、次の3つ〜4つを適切に使えれば、他は使わなくてもどうにかなります。

 ①リバーブ    … 残響を付ける。ホールの自然な響き/派手な余韻、等々さまざまに。
 ②イコライザー  … 音色の調整。高音/低音の強調といった使用法のほか、ノイズ除去も。
 ③コンプレッサー … 音量の大小のバラツキを押さえて、聞きやすくする。
 ④コーラス    … 楽器の人数感を増やして、音に厚みを出す。

Logic Proで4つのエフェクターを使用している画面。
左上・リバーブ、右上・コンプレッサー
左下・イコライザー、右下・アンサンブル(=コーラス系)

そしてDAWソフトでは、こういったエフェクターをプラグイン・ソフトとして簡単に使うことができます。
とても便利なのですが、その反面、設定項目がたくさんあり過ぎて、適切な設定にするのが難しいのです。

例えば、リバーブであれば「残響の長さ・量/残響自体の音色/反射音のタイミング」など何項目も設定する必要があるのです。パソコン画面上のたくさんの項目を、マウスでクリックしたりして数値を決めていくのですが、コレが慣れないと大変なのです。
 

【フィジカルコントローラー】
そんな時にとても便利なのが、フィジカルコントローラー

このようにツマミ、ボタン、フェーダー等がたくさんついている機器で、USBでパソコンにつなぎます。
そして、あらかじめ「1番のツマミはリバーブの長さ/2番のツマミはリバーブの量・・・」等の設定しておくと、その項目の数値をサッサッと変更できるのです。

また、エフェクターの各項目の数値の変更だけでなく・・・、
「スタート/ストップ/録音・・・」ほか作業で良く使う項目を、ボタン等に割り振ることも出来ます。
(DAWソフトとフィジカルコントローラーの組み合わせによって、出来ることが異なりますが)

この写真のX touch miniの場合、ツマミの周りにLEDライトがたくさん付いていて、数値の大小がLEDライトで、すぐに把握できるのでなかなか便利です。
さまざまな製品がありますので、自分が使いやすそうなものを調べて購入すると、作業効率が上がると思います。
 

【外付けのエフェクター】
上記の様に、最近は多数の方がミキシングの時に、DAWソフトのプラグインのエフェクターを使っています。
ですが私は、まだまだ外付けのエフェクターも使っています。
外付けのエフェクターとは、「リバーブ専用の機器」「コンプレッサー専用の機器」とった専用の機材のことです。

これらを使うには、オーディオ・インターフェイスやミキサーを使って、パソコンとそれらをつなぐ必要があるので、機材の数が増えてしまうのが難点です。
しかし、例えば「リバーブの設定項目の数値を変更して、好みの響きにする」といった作業が、幾つかのツマミをササッとひねって、とても早くできます。

またマルチ・エフェクターといって、「リバーブとしても、コンプレッサーとしても、コーラスとしても・・・様々に使える機器」もあります。
エフェクターの使い方に慣れるまでは、可能であれば、こういったマルチ・エフェクターを1台手に入れて、様々に試してみるといろいろと覚えられるのですが・・・なかなか最近は商品が少なくなってしまいましたね。
(オークションで、状態の良さそうな物を手に入れるのも手ですよ)

私は、写真の様にいくつか所有しています。
具体的には、Lexiconというメーカーのリバーブ、dbxのコンプレッサー、t.c.electronicのマルチ・エフェクター、等々なのですが特に高い機材ではありません。

これらを、DAWソフトのプラグインのエフェクターと組み合わせて、ミキシングしています。
それぞれの長所を生かし短所を補うと、効率よく好みのサウンドに仕上がるので、ミキシングが楽しくなります!
 

・・・と、今回はお話が少々長くなってしまいましたが、慣れていない方には、わかりにくかったかもしれませんね。
そんな方でも、変化しつつある今後の音楽活動の中で、役に立つ機会もあるかもしれません。

次回は、この話の延長として、具体的なエフェクターの活用事例をもうちょっとご紹介させていただく予定です。
ご興味のある方は、ぜひ読んでくださいね!

なお、今までの記事はこちらからどうぞ。
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材① 〜ヘッドフォン&アンプ編」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材②(特別編) 〜USBコンデンサーマイクでお手軽に高音質を♪」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材③ 〜コンデンサーマイク編(XLR端子)」
 ・こちら … 「宅録♪オススメの機材④ 〜オーディオインターフェイス&プロは!編」

動画は … こちら 、 楽譜は … こちら↓

會田瑞樹さんのVibraphoneレコーディング♪

2020.08.08

今週は、今とても注目されている打楽器奏者・會田瑞樹さんのVibraphoneの録音がありました。そのために、5日(水)リハーサルと7日(金)レコーディングと2日間、かなっくホールに行きました。

書き下ろしの楽譜だったのですが、お世辞抜きに
「予想以上の・・・と言うより、想像の範疇を超えた〝最高にステキな音〟で」
歌を紡いでいただきました。

録音も様々な条件が非常によくて、プレイバックを聴くだけで◎・・・作曲・編曲家冥利につきる瞬間です!
スタッフのみなさん、そして声を掛けて頂いた西さんに深謝m(_ _)m

詳細は追ってご案内いたします、是非お楽しみに。


宅録♪オススメの機材④…オーディオインターフェイス&プロは!編

2020.05.17

今の時期、ご自宅で過ごす音楽家のみなさんが多く、Webレッスン・多重録音・テレアンサンブルの機会、等々にお役に立てればと書き始めた「宅録♪オススメの機材」の連載、予想以上にご好評をいただいております!

いままでの記事は次のとおりですので、こちらもぜひご覧ください。

  ・ こちら … 「宅録♪オススメの機材① 〜ヘッドフォン&アンプ編〜」

  ・ こちら … 「宅録♪オススメの機材②(特別編) 〜USBコンデンサーマイクでお手軽に高音質を♪」

  ・ こちら … 「宅録♪オススメの機材③ 〜コンデンサーマイク編(XLR端子)」

 

そして今回のテーマは題して・・・

「宅録♪オススメの機材④〜オーディオインターフェイス&プロは!編」

です。それではさっそく、本題に入りましょう! 

 

【オーディオインターフェイス】
まず、上記の「宅録♪オススメの機材③〜コンデンサーマイク編(XLR端子)」でも書いたのですが・・・、
コンデンサーマイクを使うには、ファンタム電源を供給できる機材が必要です。

ミキサー、マイクプリアンプ、など何種類かの機材にその機能があるのですが・・・、
パソコンと一緒に使うのであれば、オーディオインターフェイスを使うのが一番お手軽だと思います。
(ファンタム電源を供給できないものもあるので、ご注意ください)

オーディオインターフェイスは、USBケーブル等でパソコンとつなぎ、マイクなどから入力された音をデジタルに変換して、録音用のPCソフトに取り込みます。

もちろんパソコンへの音の取り込みだけでなく、パソコンからスピーカーやヘッドフォンなどへ音を出す事もでき・・・、
 ・ 入力/出力はそれぞれ、同時に何チャンネルずつ使えるか?
 ・ マイクプリアンプは、何チャンネルぶんあるか?
 ・ デジタルで変換する時の音質は(例、192kHz・24bit、など)?
等、機能はそれぞれ様々です。

オーディオインターフェイスについて、私が今まで使って来たメーカーは、録音/ミキシング用だけでも・・・、
 ・ M-Audio、MOTU、E-magic、ALVA、RME、Behringerなどなど
それぞれに長所・短所がありますが、今は出先でのちょっとした録音などでは、RMEのBabyFace Proを使っています。

この機種は音が非常にナチュラル。その上、ドライバーソフトの安定性も抜群で、とても信頼しています。
192k/24bitでも使えるので、演奏会のライブ録音のハイレゾ収録などにも大活躍。(こういった用途では、安定性も重要!!)
ハイレゾ音源をヘッドフォンでチェックする時も、これにヘッドフォンを挿しています。 

手前がオーディオインターフェイスの<RME・Babyface Pro>
左が真空管付きのマイクプリアンプ、上<Studio Projects・VTB1>、下<Presonus・BLUETUBE>
奥に写っているのは、XLRケーブル(キャノンケーブルとも言う)

【真空管付きのマイクプリアンプ】
さて、マイクプリアンプという言葉を聞いたことがありますか?
マイクプリアンプは、初めのうちはあまり使う必要がないかもしれません。
ですが私は、真空管付きのマイクプリアンプというの使う事が時々あります。

マイクプリアンプは、ファンタム電源をマイクに供給したり、録音レベルを調節したりする機材なのですが、使用する機材によって少しずつ録音の印象が変わります。(その機能自体は、上記の様な仕様のオーディオインターフェイスでもまかなえます)

私が、真空管付きのマイクプリアンプを使う理由は・・・、マイクで録音した音が真空管を通すと、音質が太くあたたかくなる、という印象になるからです。

機種は<Presonus・BLUETUBE>や<Studio Projects・VTB1>といった、小型でそんなに高価なものではありませんが、どちらも比較的ノイズが少なくて、良い音がしますよ。

 

【プロのエンジニアのすごさ】
・・・と、いろいろ紹介してきましたが、良い音/好みの音で録音できるかどうかは、前回紹介した各種のマイクや、今回のさまざまな機材のセレクト/セッティングの組み合わせで決まります。

例えば、奏者が複数人いる録音などでは、マイクをたくさん立てて録音しますよね。
そういう時は、どんな機材が必要でしょうか?・・・考えただけでも頭がいたくなります(笑)
そんな時は、迷わず・・・プロにお願いしましょう!経験豊富なエンジニアさんの引き出しは、宝の山です。

私も自分のCDを作る時に、BEATの山田正弘さんにお願いしたのですが、洋楽器から和楽器、歌に語りまで、素晴らしい音で録音していただきました!
(もちろん、多数の機材のセッティングから後片付けまで、素早い流れで!)

録音だけでなく、ミックスもお願いしたのですが、こちらのこだわりのリクエストにも的確に応えて頂きました。

 ・ こちら …レコーディングの様子(1日目)

 ・ こちら …レコーディングの様子(2日目)

ネット配信もされていますが、特に・・・

 ・琵琶の弾き語り+和楽器アンサンブル、による『たかこ』
 ・ソプラノ+三味線弾き歌い+和楽器オーケストラ、による『酒呑童子』

など、複雑なスコアを的確に把握した、素晴らしい録音/ミックスとなっています。

 ・さまざまな歌と洋楽器など、による「こどもオペラ」シリーズの楽曲

も、もちろん素敵な仕上がりです。

次のページにその配信情報が記載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
 ・ こちら …ストリーミングでもお聴き頂けます

CD「こどもオペラと日本の楽器」、配信情報(ダウンロード/ストリーミング)は画像をクリック!

動画は ・・・ こちら 、楽譜 は・・・ こちら↓

宅録♪オススメの機材③…コンデンサーマイク編(XLR端子)

2020.05.15

みなさん、こんにちは!
緊急事態宣言が一部の県で解除される等、コロナの状況もだんだんと良くなってきている様子です。

大勢の方が来場してくださるコンサートについては、まだ開催が難しいのですが、みなさんあともう少し頑張りましょう!

そんなご自宅で過ごす音楽家のみなさんのための参考にもなれば・・・、とはじめた「宅録♪オススメの機材」のご紹介。
前回はなんと動画…テーマは「USBコンデンサーマイクで お手軽の高音質を♪ 〜Yeti と H2n の聴き比べも!〜」

宅録♪オススメの機材②(特別編)「USBコンデンサーマイクでお手軽に高音質を♪」

「宅録♪オススメの機材②(特別編)」としてお送りしたこの動画は、お陰さまで評判も良く、YouTubeで毎日たくさんの方にご覧いただいており、とても嬉しく思っています。

また、4月28日にブログに記載した記事「宅録♪オススメの機材①・・・ヘッドフォン&アンプ編」も好評です。
たくさんの方に読んでいただいており、こちらから読めますので、ぜひご覧下さい! ・・・ こちら

 

さて、そして、第3弾としてお送りするのが・・・、

「宅録③オススメの機材…コンデンサーマイク編(XLR端子)」

では前置きはさておきまして!・・・記事に入りたいと思います。

 

【ねらいは?】
宅録などで主にパソコンを使用した環境を想定したお話とは言え、もう少し本格的に録音したいな・・・となると、やはり必要になってくるのが「XLRケーブルでつなぐ、コンデンサーマイク」です。
XLRケーブルとはキャノンケーブルとも言って、ノイズが入りにくく、レコーディングなどではよく使われます。

最後までお読みいただくとわかるのですが、このタイプのコンデンサーマイクを使用すると、音質は向上するのですが、さらにオーディオインターフェイス等の機材も必要となります。

そういう意味では、やはり気軽にUSBケーブル一本でパソコンにつないで使えるのは「USBタイプのコンデンサーマイク」です。
これについは、是非、上記のYouTubeの動画で説明していますので、そちらをご覧下さい。

この「XLRケーブルでつなぐ、コンデンサーマイク」を使うメリットは、マイクの選択肢が広がったり、何種類かのマイクを組み合わせて、音質などに幅を持たせたりと、さまざまな応用が効きくことだと思います。
すぐに使わなくても、知っていると何かと役に立つ情報ですので、そんなつもりでお読みいただくのもイイかもしれません。

切り口としては、けっして音響の専門家の視点ではなく、あくまで作曲家や演奏家の視点から書きました。
ですので費用対効果も考えつつ機材をセレクトし、自宅だけでなく、リハーサルスタジオや小さなホール、といった様々な場面での小規模な録音でも使いやすい機材、を紹介しています。

 

【ダイナミックマイクとコンデンサーマイク】
マイクには代表的な2つの種類があり、一つはダイナミックマイクで、もう一つはコンデンサーマイクです。

ダイナミックマイクは、電源不要で丈夫に出来ていて、価格が比較的安いです。
コンデンサーマイクに比べると感度が低いのですが、それは遠くの音を拾いにくいということでもあり、例えば、ライブ・ステージでたくさん楽器が音を出している中でボーカルの音を録音する時には、むしろ音の〝かぶり〟が少なくなり有利になります。

カラオケで使うハンドマイクも、ほとんどがこの種類です・・・何と言っても丈夫ですから、少しぐらい乱暴に扱っても?!!
代表的なShureというメーカーのSM57(主に楽器用)、SM58(主にヴォーカル用)などは、みなさん必ずどこかで見ているでしょう。

コンデンサーマイクは感度が良く、低音域から高音域までむらなく録音できるものが多いので、レコーディング・スタジオでキレイに録音したい時、などにも向いています。
繊細な音まで拾えるので素晴らしいのですが、逆に言えば、ちょっとしたノイズまで録音してしまいます。
また丈夫でもないので、セッティングやマイクガードなどにも気を使います。

それから、ファンタム電源という電源が必要です。これは、マイクにXLRケーブルをつないで供給します。
ですので、ファンタム電源の付いている機材(=オーディオインターフェイス、マイクプリアンプ、ミキサーなど)と一緒に使う必要があります。

左がラージダイヤフラムダイヤフラムのコンデンサーマイク<M-Audio・Solaris>
右がスモールダイアフラムのコンデンサーマイク<AKG・C451Bステレオペア>
奥に写っているのがダイナミックマイクの<Shure・SM57>
(XLRケーブルはつないでいません)

【ラージダイアフラムのコンデンサーマイク】
そのコンデンサーマイクは、大きく2つのタイプがあります。一つはダイアフラムが大きいラージ型と、小さいスモール型です。

ダイアフラムとはマイクの振動板のこと。その振動を電気信号に変換して録音するので、マイクで一番大事な部分です。
上の写真を見ると、左のマイクの上部のメッシュ状の金属の中に、円形の影が写っているのがわかりますでしょうか。これがダイアフラムで、その大きさがマイクによって違うのです。
右のマイクは右端(よくみるとメッシュ状の部分がある)のカプセルの中に、ダイアフラムが入っています。

もちろん写真左がラージダイアフラム型で、右がスモール型。その大きさが、けっこう違うことにお気づきになるでしょう。
ラージダイヤフラム型の方が、より幅広い表現力で、余裕を持って音を収録できる訳です・・・見ての通りですね!

ですので、コンデンサーマイクの最初の1本は、ラージダイアフラム型のコンデンサーマイクが良いのではと思います。
値段は、1万円くらいから50万円以上するものまでピンキリです!!
音響のプロでない方なら、費用対効果を考えて、数万くらいまでの中で選んで、気軽に使う方が良いのでは?

私はM-AudioのSolaris(廃番)を持っていますが、宅録だけでなく、出先でも良く使いました・・・
「真空管付きのマイクプリアンプ + オーディオインターフェイス + パソコン」も持参して!最近はやらなくなったなぁ。

 

【スモールダイアフラムのコンデンサーマイク】
スモール型の方は、2本をペアに組み合わせて使う事も多いです。
スタジオなどでは、ピアノ・ドラムス・箏(=お琴)といった横幅のある楽器をステレオで録ったり、また、演奏会のライブ録音で会場の中央にステレオでセッティングすることもあります。もちろん1本でも使えます。

ソロ楽器の収録でも、「楽器の近くでリアルな音をラージ型のコンデンサーマイク」で、さらに「少し離れた場所の響きをスモール型のコンデンサーマイクのステレオ」で、といった組み合わせで、録音に幅を拡げることもできます。
私は定番のAKGのC451Bを使っていますが、様々な使い方ができるだけでなく音もハッキリしていて、とても便利です。

ちなみに測定用コンデンサーマイクというのもありまして・・・、例えば、スタジオの響きの音響特性を調べる時に使います。
まったくクセのない音質で、無指向性。つまり、あらゆる方向からの音をむらなく録音できます。
このクセのないマイクを、楽器の録音に使う事ももちろんOKです。

測定用のコンデンサーマイク、左<Audix・TM1>と右<測定ソフトARC 2に附属>
マイクの下の黒い部分がXLRケーブルのソケット、けっこう太いです!

このように少し本格的な録音になると、やはり登場してくるのがXLRケーブルでつなぐコンデンサーマイク。実はさまざまな種類がありますので、ご自分で使うももちろん良し、レコーディング現場で収音のねらいを探るも良し、でぜひ知っておいて下さい。

次回「宅録♪オススメの機材④」のテーマは、「オーディオインターフェイス&プロは!」の予定です。
ぜひ、お楽しみにしていてください!

楽譜はこちらをクリック↑

1 2 3 4