作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

宅録♪オススメ機材①…ヘッドフォン&アンプ編

2020.04.28

こんにちは。
コロナの先行きはどうなってしまうのでしょうね・・・?みなさん、くれぐれもご自愛をどうぞよろしくお願い致します。
そんな中、在宅で多重録音やテレアンサンブルに励んでいらっしゃる方も多数いらっしゃる様ですね!

・・・と言うことで今回は、私が普段使っている機材から、そんな方にもオススメのものをご紹介したいと思います。
まずは、モニター環境の基本、ヘッドフォンまわりです。

録音のヘッドフォンは、音楽鑑賞の時とは目的が少し違って、なるべく自然な音で聴けるのが基本ですよね。
また、長時間使っても疲れにくいというのも大事なポイントです。ということで私は、次の様な機材を使っています。
(もとの文章は、機材ショップ・サウンドハウスさんのホームページに、レビューとして書いたもの等を、編集しています)

プロの音響の方の意見ではありませんので、そこはご愛敬ということで、ご容赦くださいませm(_ _)m

 

【SONY・MDR-CD900ST/モニター用ヘッドフォン】
私がヘッドフォンを使う作業は、作曲編曲のデモ音源作成や、CDやハイレゾ配信の音源チェックなどが中心です。
そんな時は、取りも合えずも、まずはコレでチェックします。

イヤーパッドが薄く、少々耳が疲れやすいので・・・、
作業が長引く時は、オーディオテクニカの「ATH-SX1」等々で作業を進めています。
さらに何種類かのモニター用スピーカーでも、並行してチェックします。
・・・ですが、最終的なチェックは、やっぱりコレ。

ソースの音を何の色づけもなくシビアに確認できますし、他の音楽家やエンジニアの方もコレを基準にしている方がとても多いので、共通の環境で音質チェックできるのでとても便利です(どこのスタジオにも置いてある・・・)。

▲SONY・左)MDR-1AM2 BQ / 右)MDR-CD900ST
ヘッドフォン掛けは<K&M・49302>で、これが意外と便利
後ろのスピーカーの<ADAM・A3X+Sub8>はとてもクリアー、<B&W・PM1>は鑑賞用に

【SONY・MDR-1AM2 BQ/モニター用ヘッドフォン】
ハイレゾ音源の鑑賞用途に加え、ハイレゾ音源をマスタリングする際のチェック用に購入しました。
癖の無いフラットな音質で音楽がクリアーに聞こえる上に、イヤーパッドが厚くて着け心地もとても良好です!

バランス接続にも対応できるので、それを利用して低ノイズでの鑑賞も出来て便利ですね。
(もっとも、バランス接続でなくても、ノイズはとても少ないです)

同じくSONYのMDR-CD900STも持っているのですが・・・、
比較するとこちらの方が、少し「空気感」が伝わってくる様に感じます。
これは、30KHz以上の高音域がきちんと出ているということなのか・・・、
それとも少し高音域を強調してチューニングしてあるということなのか・・・、
その両方かもしれません。

 

【audio technica・ATH-SX1a/モニター用ヘッドフォン】
これも長年使っています(正確には、古い型番のATH-SX1の方)が、とてもナチュラルです。
SonyのMDR-CD900STと音質の傾向は似ているのですが、こちらはイヤーパッドが厚いので、ずっとつけていても疲れません。

非常に大ざっぱに言ってしまえば、ソニーやオーディオ・テクニカのヘッドフォンやマイクは、ナチュラルな音質のものが多く、録音には使いやすいです。

また、こういったヘッドフォンは、数年使うとイヤーパッドがダメになってくるのですが・・・替えのイヤーパッドも売っています!
ATH-SX1a用は<HP-SX1a>。これも何度、購入したことか(笑)

▲audio technica・左)AT-HA21 / 右)ATH-SX1
後ろにボンヤリ見えるのは調音パネル<YAMAHA・ACP-2 WH>、非常に効果的で3枚使用!

【audio techinica・AT-HA21/ヘッドフォンアンプ】
写真・左の機材は、ヘッドフォンアンプというものですが・・・、なくても困らないのですが、あるとヘッドフォンの音質が良くなります。
ヘッドフォンの性能/ポテンシャルを余すところ無く引き出してくれる・・・と言いましょうか。

私は、音源作成に使用しているミキサー(=O1V)の、ヘッドフォン出力端子の調子が悪くなった時に、コレを購入。
ミキサーのステレオ出力を、「2TR OUT端子」からRCAケーブルでコレにつないで使っていますが、非常に良好です。
(このつなぎ方の場合、「2TR OUT」が-10dbの仕様なので、その結果、音量が小さくなるので、ヴォリュームを上げています)

まずヴォリュームを最大にしても、ノイズがまったく聞こえないほど、S/N比が良い事に驚きました。
音質はオーディオテクニカなので、フラットで非常にクリアー。ミキシングにも向いています。

そして、同時に2つのヘッドフォンを挿せるのが、意外にも便利!
(どちらも同じ出力です。例えば、<6.3mmの出力端子の音>と、<3.5mmの出力端子に、変換プラグを挿して、6.3mmの標準フォーンジャックをつないだ音>は、全く同じです)

私は、SONYのMDR-CD900STと、MDR-1AM2を両方挿しっぱなしにしていて・・・、
着け心地の良い1AM2で主に作業をし、シビアにチェックしたい時はCD900STをサッと着けて、と気軽に使い分けられます!
(このヘッドフォンアンプは、電源を入れて5分から10分ほどで音量・音質が安定する様です)

 

次回はまた別の機材をオススメしますので、お楽しみに!

↑楽譜はコチラ、動画は→コチラ



『源氏三綴』一段とレベルアップした音楽に!by音楽集団

2020.02.20

19日(水)は日本音楽集団の定期演奏会でした。
コロナウイルスの心配もある中、多数のお客さまにご来場いただき、本当にありがとうございました!!

拙作『源氏三綴』は稲田マエストロとの信頼関係のもと、一段とレベルアップした音楽に。
リハから本番までの〝過程〟って、やっぱり本当に重要です。

特に日本音楽集団の定期演奏会では、前日にホールリハーサルが組まれているので、それも非常に有効的でした。

他にも、女性3人の溌剌とした『颯踏』、大編成のビッグバンド風な『パルパ』、そして三宅一徳さん新作『わとわ』!!・・・、
それぞれ素晴らしかったです。

物販ではCDに加え、楽譜も初めて扱ってもらったのですが、予想以上にご購入していただき、心から御礼申し上げます。

また舞台袖ではハイレゾ録音も敢行。
RME&Macでのオペレーションの安定感は、本当に素晴らしいです!!


(SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM)

55周年記念定期演奏会、共作「己−ki−」が初演に!

2019.09.08

7日(土)、日本音楽集団の「創立55周年記念・第228回定期演奏会」が第一生命ホールで開催されました!

三木稔・長澤勝俊作曲の名作に加え、団内作曲家4人による共作「己ーkiー」も初演に。
はからずも各作曲家のカラーの違いが鮮明になり、共作ならでは醍醐味が伝わったのではないでしょうか。

私は、第3楽章「奇」を担当したのですが、ミニマルミュージックの手法を全面的に使った、けっこうな難曲。
しかしそこは素晴らしいメンバーたち・・・第一生命ホールの音響を生かし、本番では最高に楽しい演奏を、繰り広げてくれました!

そして、長時間お聴きいたただいた会場のお客さまには、感謝するばかりです。

また、3日間にわたるホールの全面的なバックアップのもと、入念な音楽作りだけでなく、レクチャー&公開リハ、ライブ・ハイレゾ録音と、最高の環境を用意して頂きました(それなしで「己」は、初演できなかった??!)

55周年記念事業として、ハイレゾアルバム/6枚組みCD-Box/共作「己」、と走り続けてきましたが、これで一段落。
この経験・ご支援・様々なご意見ご感想を糧に、現在進行中のオケやキッズ企画等々にも邁進いたします。

そして、演奏はもちろん、企画制作にいたるまで、全力で取り組んでくれる同志・・・60周年にも、乞うご期待!

(AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II、ほか)

「こどもオペラ・たかこ・酒呑童子」ハイレゾで世界配信に!

2019.07.20

福嶋のファーストCD「こどもオペラと日本の楽器」の、ダウンロード&ストリーミングの世界配信が決定しました!

このCDは「こどもオペラ」シリーズのたくさんのキッズソングや、語り・歌と和楽器合奏による「たかこ」「酒呑童子」などが収録された、とっても楽しいアルバムです。

その人気のCDが、ただ今、ナクソスジャパンさんを通してインターネット配信の準備を進めています。
8/23から国内の主なサイトから配信開始、10月上旬よりAmazon Musicほかの海外サイトからも配信の開始となる予定です。

2015年夏にとっても素敵なメンバーにレコーディングしていただきました

今回は通常音質版だけでなく、96kHz/24bitのハイレゾ版もご用意しました。
和楽器は余韻も美しいので、ハイレゾにもとても向いています。

このアルバムはもともと、ビート・山田さんがマルチレコーディングし、とても丁寧にミックスしていただきました。
その立体的に広がる音空間・リアリティのある音楽が、ハイレゾでさらに堪能していただけることでしょう!

そして、日本音楽集団のハイレゾコンピレーションアルバム「和楽器vsゴジラ」も8/2から世界配信開始となります。
こちらも情報の詳細を、後日、ブログにアップしますので、チェックしてみてください!

日本音楽集団の定期演奏会をハイレゾ録音!

2019.05.30

29日(木)の夜は、豊洲でこんな事を・・・日本音楽集団の定期演奏会を録音しました♪♪

3点吊りのステレオソースを192k/24bitで録ったのですが、エンジニアさんにマイクアレンジ等々を工夫していただき、とても良い録音になりました!

やっぱり和楽器の余韻は魅力的!内容は・・・ぜひご期待下さいませ。


日本音楽集団のレコーディング2日間!

2019.05.12

先週はこちら・・・で2日間、日本音楽集団のレコーディングでした!

みなさんのすごい集中力と、優秀なエンジニア&制作チームによって、たくさんの曲が仕上がってゆきました!

さて、どんな内容なのか?!・・・詳細は、是非ともご期待くださいませ(^_^)

(AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G、ほか)

音源制作、その前に・・・スピーカーを調整して快適(^_^)

2017.11.09

今週は、ミュージカルのオーケストレーション&音源制作、さらにDVDの音楽制作・・・ということで、ミキシングも重要!
ですので昨日は、モニタースピーカーの調整をしました。

ご覧の様に、測定用マイク2本でのダブルチェック。
部屋の鳴り/SPのクセなどがわかって面白いですよ。

調整は、スピーカーやウーハー本体でのバランス/EQ調整に加えて、ミキサーのトータルミックスでEQ補正して仕上げます。

そしてまずは11/12(日)、佐久市のこころのミュージカル「時空をまたぐ汽笛」の本番!感動作です(^_^)

(AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II)

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キッズソングのコーラス、赤ちゃんが録音?!

2017.09.07

ただ今、進行中のちょっと変わった企画があります。

・・・以前に作曲した【キッズソングを、なんと〝赤ちゃん〟とその家族たちで録音】して音源化する、というもの(10から15家族くらいが参加予定か??)。

ということで今回は、福嶋がオーケストレーション/カラオケ作成/レコーディングなどを担当、みなさんに参考にしていただくデモ音源を、先日録音しましした。

そんな時は、自宅の仕事部屋をブース仕様にチェインジ!ご覧の様に、本物の赤ちゃんにもご出演?! いただきました。

ちなみに、こういう一連の作業では、私は音楽ソフトLogic Proを使用します。
このソフトだと、楽譜/オケ作成(=PC打ち込み)/レコーディング/ミックスが全て、一つのファイルで完結します。
例えば、レコーディング後のオケ修正なども、簡単に対応できます!

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM、ほか)

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【DVD情報】『ムジカ・ピッコリーノ』&デザイン原田さん♪

2015.11.05

毎回とても面白い切り口で音楽の魅力を紹介するEテレ『ムジカ・ピッコリーノ』がDVDになるそうです!

福嶋もウインター・スペシャルの編曲をお手伝いしてます。(12/9発売)

どうぞチェックしてみてください。→こちら!

♪ # ♭

ところでただ今、福嶋が作編曲・構成などを担当した音楽物語のCDを作っています。

今日はエンジニアの山田さんにCDのマスターをとても素敵に仕上げて頂いた後、デザイナーの原田和香さんの個展へ。

原田さんはCD・チラシのデザインほか、子ども向けの施設の内装なども手掛け、幅広くご活躍中!

会場には、音楽家や楽器の絵もたくさん!ご興味のある方、ぜひ府中のArt Space Croissantへ(11/11まで)

▲原田さんはご自身がチェロを弾くこともあって、会場には音楽家や楽器のステキな絵がたくさん

▲▼CD録音の時のスナップ写真。演奏者はもちろん、スタッフのみなさんも素晴らしい方ばかり!(撮影・出牛 天彦 氏)

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庄野真代さん『小さなくつ』吹奏楽版レコーディング!

2015.10.14

昨日(=10月13日)に、庄野真代さん作詞・作曲『小さなくつ』の吹奏楽版のレコーディングがありました。

『バンドジャーナル(10月号)』の 別冊付録楽譜として編曲した フレックス編成版の 録音なのですが、このシリーズは YouTubeの「ブレーン公式チャンネル」で、参考音源がアップされます。

尚美ミュージックカレッジ と 出版社のブレーンさん の協力によるもので、吹奏楽愛好家の方など、参考になりますので、ぜひご覧になってみてください。→こちら

♪ # ♭

さてその演奏は、SHOBIウインドシンフォニー。指揮の 佐藤 正人 先生の指導で、どんどん良い音になりました!

ヴォーカルも入るのですが、ボーカル学科2年生の 一圓 優子 さん と 海沼 みなみ さんが、庄野 真代 さんから直々のアドバイスを受け、メキメキと上達!

・・・若いってステキです(^_^)

録音も無事終了し、YouTubeに近日アップされますので、詳細はまた後日お知らせします! ぜひお楽しみに。

左から、ボーカル学科のお二人、福嶋、庄野真代さん、ボーカル学科の越川先生

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)

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