宅録♪オススメの機材④…オーディオインターフェイス&プロは!編
今の時期、ご自宅で過ごす音楽家のみなさんが多く、Webレッスン・多重録音・テレアンサンブルの機会、等々にお役に立てればと書き始めた「宅録♪オススメの機材」の連載、予想以上にご好評をいただいております!
いままでの記事は次のとおりですので、こちらもぜひご覧ください。
・ こちら … 「宅録♪オススメの機材① 〜ヘッドフォン&アンプ編〜」
・ こちら … 「宅録♪オススメの機材②(特別編) 〜USBコンデンサーマイクでお手軽に高音質を♪」
・ こちら … 「宅録♪オススメの機材③ 〜コンデンサーマイク編(XLR端子)」
そして今回のテーマは題して・・・
「宅録♪オススメの機材④〜オーディオインターフェイス&プロは!編」
です。それではさっそく、本題に入りましょう!
【オーディオインターフェイス】
まず、上記の「宅録♪オススメの機材③〜コンデンサーマイク編(XLR端子)」でも書いたのですが・・・、
コンデンサーマイクを使うには、ファンタム電源を供給できる機材が必要です。
ミキサー、マイクプリアンプ、など何種類かの機材にその機能があるのですが・・・、
パソコンと一緒に使うのであれば、オーディオインターフェイスを使うのが一番お手軽だと思います。
(ファンタム電源を供給できないものもあるので、ご注意ください)
オーディオインターフェイスは、USBケーブル等でパソコンとつなぎ、マイクなどから入力された音をデジタルに変換して、録音用のPCソフトに取り込みます。
もちろんパソコンへの音の取り込みだけでなく、パソコンからスピーカーやヘッドフォンなどへ音を出す事もでき・・・、
・ 入力/出力はそれぞれ、同時に何チャンネルずつ使えるか?
・ マイクプリアンプは、何チャンネルぶんあるか?
・ デジタルで変換する時の音質は(例、192kHz・24bit、など)?
等、機能はそれぞれ様々です。
オーディオインターフェイスについて、私が今まで使って来たメーカーは、録音/ミキシング用だけでも・・・、
・ M-Audio、MOTU、E-magic、ALVA、RME、Behringerなどなど
それぞれに長所・短所がありますが、今は出先でのちょっとした録音などでは、RMEのBabyFace Proを使っています。
この機種は音が非常にナチュラル。その上、ドライバーソフトの安定性も抜群で、とても信頼しています。
192k/24bitでも使えるので、演奏会のライブ録音のハイレゾ収録などにも大活躍。(こういった用途では、安定性も重要!!)
ハイレゾ音源をヘッドフォンでチェックする時も、これにヘッドフォンを挿しています。
【真空管付きのマイクプリアンプ】
さて、マイクプリアンプという言葉を聞いたことがありますか?
マイクプリアンプは、初めのうちはあまり使う必要がないかもしれません。
ですが私は、真空管付きのマイクプリアンプというの使う事が時々あります。
マイクプリアンプは、ファンタム電源をマイクに供給したり、録音レベルを調節したりする機材なのですが、使用する機材によって少しずつ録音の印象が変わります。(その機能自体は、上記の様な仕様のオーディオインターフェイスでもまかなえます)
私が、真空管付きのマイクプリアンプを使う理由は・・・、マイクで録音した音が真空管を通すと、音質が太くあたたかくなる、という印象になるからです。
機種は<Presonus・BLUETUBE>や<Studio Projects・VTB1>といった、小型でそんなに高価なものではありませんが、どちらも比較的ノイズが少なくて、良い音がしますよ。
【プロのエンジニアのすごさ】
・・・と、いろいろ紹介してきましたが、良い音/好みの音で録音できるかどうかは、前回紹介した各種のマイクや、今回のさまざまな機材のセレクト/セッティングの組み合わせで決まります。
例えば、奏者が複数人いる録音などでは、マイクをたくさん立てて録音しますよね。
そういう時は、どんな機材が必要でしょうか?・・・考えただけでも頭がいたくなります(笑)
そんな時は、迷わず・・・プロにお願いしましょう!経験豊富なエンジニアさんの引き出しは、宝の山です。
私も自分のCDを作る時に、BEATの山田正弘さんにお願いしたのですが、洋楽器から和楽器、歌に語りまで、素晴らしい音で録音していただきました!
(もちろん、多数の機材のセッティングから後片付けまで、素早い流れで!)
録音だけでなく、ミックスもお願いしたのですが、こちらのこだわりのリクエストにも的確に応えて頂きました。
・ こちら …レコーディングの様子(1日目)
・ こちら …レコーディングの様子(2日目)
ネット配信もされていますが、特に・・・
・琵琶の弾き語り+和楽器アンサンブル、による『たかこ』
・ソプラノ+三味線弾き歌い+和楽器オーケストラ、による『酒呑童子』
など、複雑なスコアを的確に把握した、素晴らしい録音/ミックスとなっています。
・さまざまな歌と洋楽器など、による「こどもオペラ」シリーズの楽曲
も、もちろん素敵な仕上がりです。
次のページにその配信情報が記載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
・ こちら …ストリーミングでもお聴き頂けます
動画は ・・・ こちら 、楽譜 は・・・ こちら↓
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