作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

宅録♪オススメ機材①…ヘッドフォン&アンプ編

こんにちは。
コロナの先行きはどうなってしまうのでしょうね・・・?みなさん、くれぐれもご自愛をどうぞよろしくお願い致します。
そんな中、在宅で多重録音やテレアンサンブルに励んでいらっしゃる方も多数いらっしゃる様ですね!

・・・と言うことで今回は、私が普段使っている機材から、そんな方にもオススメのものをご紹介したいと思います。
まずは、モニター環境の基本、ヘッドフォンまわりです。

録音のヘッドフォンは、音楽鑑賞の時とは目的が少し違って、なるべく自然な音で聴けるのが基本ですよね。
また、長時間使っても疲れにくいというのも大事なポイントです。ということで私は、次の様な機材を使っています。
(もとの文章は、機材ショップ・サウンドハウスさんのホームページに、レビューとして書いたもの等を、編集しています)

プロの音響の方の意見ではありませんので、そこはご愛敬ということで、ご容赦くださいませm(_ _)m

 

【SONY・MDR-CD900ST/モニター用ヘッドフォン】
私がヘッドフォンを使う作業は、作曲編曲のデモ音源作成や、CDやハイレゾ配信の音源チェックなどが中心です。
そんな時は、取りも合えずも、まずはコレでチェックします。

イヤーパッドが薄く、少々耳が疲れやすいので・・・、
作業が長引く時は、オーディオテクニカの「ATH-SX1」等々で作業を進めています。
さらに何種類かのモニター用スピーカーでも、並行してチェックします。
・・・ですが、最終的なチェックは、やっぱりコレ。

ソースの音を何の色づけもなくシビアに確認できますし、他の音楽家やエンジニアの方もコレを基準にしている方がとても多いので、共通の環境で音質チェックできるのでとても便利です(どこのスタジオにも置いてある・・・)。

▲SONY・左)MDR-1AM2 BQ / 右)MDR-CD900ST
ヘッドフォン掛けは<K&M・49302>で、これが意外と便利
後ろのスピーカーの<ADAM・A3X+Sub8>はとてもクリアー、<B&W・PM1>は鑑賞用に

【SONY・MDR-1AM2 BQ/モニター用ヘッドフォン】
ハイレゾ音源の鑑賞用途に加え、ハイレゾ音源をマスタリングする際のチェック用に購入しました。
癖の無いフラットな音質で音楽がクリアーに聞こえる上に、イヤーパッドが厚くて着け心地もとても良好です!

バランス接続にも対応できるので、それを利用して低ノイズでの鑑賞も出来て便利ですね。
(もっとも、バランス接続でなくても、ノイズはとても少ないです)

同じくSONYのMDR-CD900STも持っているのですが・・・、
比較するとこちらの方が、少し「空気感」が伝わってくる様に感じます。
これは、30KHz以上の高音域がきちんと出ているということなのか・・・、
それとも少し高音域を強調してチューニングしてあるということなのか・・・、
その両方かもしれません。

 

【audio technica・ATH-SX1a/モニター用ヘッドフォン】
これも長年使っています(正確には、古い型番のATH-SX1の方)が、とてもナチュラルです。
SonyのMDR-CD900STと音質の傾向は似ているのですが、こちらはイヤーパッドが厚いので、ずっとつけていても疲れません。

非常に大ざっぱに言ってしまえば、ソニーやオーディオ・テクニカのヘッドフォンやマイクは、ナチュラルな音質のものが多く、録音には使いやすいです。

また、こういったヘッドフォンは、数年使うとイヤーパッドがダメになってくるのですが・・・替えのイヤーパッドも売っています!
ATH-SX1a用は<HP-SX1a>。これも何度、購入したことか(笑)

▲audio technica・左)AT-HA21 / 右)ATH-SX1
後ろにボンヤリ見えるのは調音パネル<YAMAHA・ACP-2 WH>、非常に効果的で3枚使用!

【audio techinica・AT-HA21/ヘッドフォンアンプ】
写真・左の機材は、ヘッドフォンアンプというものですが・・・、なくても困らないのですが、あるとヘッドフォンの音質が良くなります。
ヘッドフォンの性能/ポテンシャルを余すところ無く引き出してくれる・・・と言いましょうか。

私は、音源作成に使用しているミキサー(=O1V)の、ヘッドフォン出力端子の調子が悪くなった時に、コレを購入。
ミキサーのステレオ出力を、「2TR OUT端子」からRCAケーブルでコレにつないで使っていますが、非常に良好です。
(このつなぎ方の場合、「2TR OUT」が-10dbの仕様なので、その結果、音量が小さくなるので、ヴォリュームを上げています)

まずヴォリュームを最大にしても、ノイズがまったく聞こえないほど、S/N比が良い事に驚きました。
音質はオーディオテクニカなので、フラットで非常にクリアー。ミキシングにも向いています。

そして、同時に2つのヘッドフォンを挿せるのが、意外にも便利!
(どちらも同じ出力です。例えば、<6.3mmの出力端子の音>と、<3.5mmの出力端子に、変換プラグを挿して、6.3mmの標準フォーンジャックをつないだ音>は、全く同じです)

私は、SONYのMDR-CD900STと、MDR-1AM2を両方挿しっぱなしにしていて・・・、
着け心地の良い1AM2で主に作業をし、シビアにチェックしたい時はCD900STをサッと着けて、と気軽に使い分けられます!
(このヘッドフォンアンプは、電源を入れて5分から10分ほどで音量・音質が安定する様です)

 

次回はまた別の機材をオススメしますので、お楽しみに!

↑楽譜はコチラ、動画は→コチラ



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