作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

素敵な歌&オーケストラで『おかあさんといっしょ』の名曲等を満喫♪

2011.08.29

8月28日(日曜)、ティアラこうとう 大ホールにて『夏休み ファミリーコンサート—0才歳児から入場できる 東京シティ・フィルの クラシックコンサート—』が開催されました。大勢の家族連れのお客さまで 会場は満席!みなさん、歌&オーケストラの楽しい世界を満喫していました。素敵なイベントとなりましたので、ブログでもご紹介。(ティアラこうとう・主催)

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素敵(その1)♪・・・・・・楽しい演出も盛りだくさん!誰でも楽しめるクラシックの素敵な名曲

まずは前半のプログラムで、『スラブ舞曲』や『ハンガリー舞曲』、アンダーソンやJ.シュトラウスの名曲が演奏されました。

海老原 光 さん指揮・東京シティフィルのみなさん、楽しく かつ メリハリの効いた好演奏で、会場では 小さいお子さんも(意外にも!?)集中して聴いていました。

『シンコペーティド・クロック』『鍛冶屋のポルカ』『観光列車』では、楽員さんのお芝居仕立てのパフォーマンスも登場!・・・音楽の面白さ・仕組みが、笑いをまじえながら 伝わっていた模様です。

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素敵(その2)♪・・・・・・楽しい曲に、聴かせる曲!バラエティに富む『おかあさんといっしょ』の素敵なナンバー

後半は、つのだ りょうこ さんと 杉田 あきひろ さんの歌で、『山の音楽家』や『おもちゃのチャチャチャ』など以前から親しまれている童謡と、NHK「おかあさんといっしょ」で生まれた歌も披露されました。(福嶋が6曲、野田 学 氏が2曲、を編曲)

「おかあさんといっしょ」には、様々な名曲があるのですね!楽しくかつやさしい気持ちになれる『ありがとうの花』、とってもカワイらしい『あめふりりんちゃん』、お芝居の様に展開する『シアワセ』などなど・・・・・・お二人の歌の上手さもあって、子供はもちろん、大人が聴いても心が豊かになる、そんなステージでした。

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素敵(その3)♪・・・・・・ステージと会場の心が一つに!素敵な出演者たち

つのだ りょうこ さん、今回も歌と司会で、大活躍デス♪ 感心したのが、つのだ さんのパフォーマンス・・・・・・「会場の子供たちの気持ち」「歌詞の世界」「オーケストラの音楽」の間を、自由自在に行き来する・・・・・・そんな感じなのです!

歌に込められたメッセージがとてもよく伝わるのは、ご自身が日々、お子さまに愛情を持って、子育てと格闘(でいいのカナ?)されているからでしょうか。

それからまた、杉田 あきひろ さんもとても上手かったです。例えば『シアワセ』の曲中で「セリフ→歌→セリフ→ハモリ」といった流れが続くのですが、こういう表現を ごくごく自然にできる・・・・・・いよっ、上手いねぇ!ミュージカル出演も多い方ですが、よほど現場で鍛えられたのでは?

(ちなみに杉田さんと福嶋は、誕生日がわずか一日違いで、大学も一緒。〝ご同輩〟ということで、今後も頼りにしてますヨー)

お二人とも声がきれいで、マイクを使っているのですが、生音のオーケストラととてもよくマッチします。ということで、各地のオーケストラの企画担当のみなさん、このお二人はオススメです!!

左から 福嶋、つのだ りょうこ さん、杉田 あきひろ さん、海老原 光 さん、野田 学 さん。楽屋も楽しかった!

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)

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『コンサート・フォー・キッズ』の素晴らしい出演者たち♪

2011.08.20

8月7日(日曜)の午前中、東京文化会館小ホールで『Concert for KIDS〜0才からのクラシック〜』が 開催されました。私が、構成台本・訳詞・編曲を担当したのですが、たいへん素晴らしい出演者に恵まれ、そのお陰で おもしろい公演になった模様です。

ということで、このブログでも簡単にご紹介!

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このコンサートは〝森の音楽会〟というテーマで、「森に住むヘンゼルとグレーテルの兄妹が、動物たちと一緒になって、楽しい音楽会を開く」といった構成。プログラムは ・・・・ヴィヴァルディの「四季」もあれば、「山の音楽家」や「子犬のワルツ」、組曲『動物の謝肉祭』やオペラ『ヘンゼルとグレーテル』のセレクションもある・・・・といった中身で、20曲ほど。

ということで、主役となるのはこのお二人! ソプラノ と バリトンの・・・、

とってもカワイらしいグレーテル(鷲尾 麻衣 さん)と、たいへん頼りになるヘンゼル(吉川 健一 さん)

お二人とも、子供の目線にたったお芝居が たいへん上手! しかも、お客さまの反応を感じながら、演技をふくらましてくれるので 本当の助かりました。

鷲尾さんのオペラ『キャンディード』のアリアは、たいへん表情豊かで (大人も子供も!)堪能できました。

吉川さんは、このところコンヴィチュニー演出『サロメ』や新国立劇場『コジ・ファン・トゥッテ』等で評判が高いだけあって、オペラ的な表現から コミカルなお芝居まで、しっかりとお客さまの心をつかんでいました。

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さてさて、器楽の音楽家で忘れてはイケナイのがこの人。 すばらしいピアニストの・・・、

自分のパート譜を見れば(他のパートも含めた)音楽の全体構造が理解できる、音楽の達人(白石 光隆 さん)

白石さんは、音楽性の幅広さ、音楽作りの的確さ、リハーサル中の雰囲気の作り方、と全てにおいて素晴らしかったです。ご一緒させていただき、たいへん助けられましたし、すごく勉強になりました。

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そしてそして、熱演でコンサートをすごく盛り立ててくれたのが この人達・・・、

若いエネルギーにあふれ、アンサンブルもソロもバッチリ♪ アミティエ弦楽四重奏団

彼らは、リハーサルのたびに どんどん上手くなってゆくのです! 音楽的なリクエストを一つ言うと、五つくらいふくらませてくれるのです!! そして本番、とっても生き生きとした演奏で、子どもたちを引きつけてくれたのです!!!

まだ桐朋学園に在学中と言うから、すえ恐ろしい(?!)逸材たちです。

この公演は東京文化会館の主催、ソニー音楽芸術振興財団の制作協力で開催されました。素晴らしい機会を与えて頂き、深謝!

(AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II)

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なかなかの充実度!弦カル・ワークショップ♪

2011.07.09

7月4日(月曜)から8日(金曜)の5日間、埼玉県・福島県の小学校8校で、弦楽四重奏(=通称〝弦カル〟)と共に、 ワークショップの司会をやって来ました。なかなか充実していた内容でしたので、ブログにてご報告!

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ココが充実してた(その1)・・・・・・息ぴったりの素晴らしい弦カル♪

メンバーは仙台フィルハーモニー管弦楽団の方たち。『アイネクライネ・ナハトムジーク』などの名曲から、オペラアリアや日本民謡、映画音楽まで、息ぴったりで絶妙なアンサンブルでした!

圧巻はドヴォルザークの『アメリカ・ 第4楽章』で、毎日、情熱あふれる音楽を届けていました。・・・・・・面白かったのが、様々なフレーズの存在感が、毎回変化する点・・・・・・〝やっぱり弦楽四重奏には、オーケストラの面白さが凝縮されている〟と再認識!

さまざまな音色で積極的に音楽をリードするRさん▲  ▼あらゆるフレーズを効果的に描きわけるYさん

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ココが充実してた(その2)・・・・・・プログラムの最終曲『アメリカ』まで、集中して聴いていた子供たち♪

プログラムは45分間で、いろいろな内容が盛り込まれています。タイプの違う曲をならべるだけでなく、楽器の説明や質問コーナー等、構成も工夫しているのですが、、、、そうは言っても「45分間、1年生まで我慢できるのか?」と実は心配でした。

、、、、ですがどの学校も、最後の曲『アメリカ』でも 子供たちは騒ぎもせず、それどころか身を乗り出して聴いてくれました。自然に手拍子が起こった学校もあったりと、とても反応がよかったです。

『セギディーリャ』をまるでオペラ歌手の様に奏でるHさん▲ ▼〝黒田節〟〝テキーラのラテンad lib.〟も最高!重鎮Iさん

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ココが充実してた(その3)・・・・・・毎回プログラムを微調整する程のチームワーク♪

〝小学校〟とひとことで言っても、全校生徒の人数や演奏会場(=体育館)の状況はそれぞれ違います。

そこで今回は そういった諸条件にあわせて、毎回プログラム等を微調整して対応。時間配分や曲順の変更、子供たちが座る場所の工夫、7月7日には急遽『七夕さま』を編曲し 楽器紹介で使ったり。こういうアイデアがメンバーから積極的に出てきて、とても充実したワークショップとなりました!

▲小道具(?)を持ち込んで、福嶋も 木管楽器と金管楽器の仕組みを説明したりしました

▼忘れてはいけません、いつもきめ細やかな気配りの事務局Sさん

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素敵なアリス・ワールド出現!鵜木絵里さん&仙台フィル

2011.06.14

梅雨入りのニュースを耳にするようになり、ちょっとジメジメした毎日が続きますね。そんな中、私は6月10日(金曜)に気仙沼市の面瀬小学校で、とっても楽しいステージ『アリスのコンサート』を観てきました。

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この公演はルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしていて、ソプラノの 鵜木 絵里 さん扮するアリスが、仙台フィルハーモニー管弦楽団の奏者9人による 森の動物たちと一緒に、森を探険したり 音楽会を開いたりする、という内容。

なんと言っても素晴らしかったのは 鵜木さん。歌はもちろんなのですが、お芝居もサスガです。この日はアニメのキャラクターのような声と演技で、子供達を引きつけていました。

私はこの公演のために2曲 編曲したのですが、鵜木さん はコロラトゥーラの魅力満載に『キラキラ星 変奏曲』を歌ったかと思うと、『翼をください』では豊かな感情表現を披露。歌の表現力の幅広さに 驚いていた子供たちも多かったようです。

9重奏も『舞踏会の美女』や『花のワルツ』、『動物の謝肉祭』等々たくさんのオーケストラ曲を奏で、演奏が終わる度に大きな拍手が巻き起こっていました。メンバーは時に演技にも加わり、意外なエンターテイナー振りも発揮?!

リハーサルでは、音楽とお芝居のタイミングも念入りにチェック!

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この公演は日生劇場が企画・制作し、被災地の大船渡・気仙沼・七ヶ浜の3箇所で開催されました。演出・音響・照明のスタッフも多数現地入りし、質の高いステージとなっていましたが、この分野で多数の実績を誇る 日生劇場さんならではの内容でした!

前日の夜、池袋を高速バスで出発し、早朝 一ノ関駅に到着。そこで出演者と合流し、貸切バスで気仙沼へ。帰りは仙台までバスで出て、新幹線でその日のうちに戻る・・・という強行日程でした。

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〝東京シティ・フィルのアウトリーチ公演〟にご注目♪

2011.05.31

5月30日(月) 江東区豊洲小学校にて、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団によるアウトリーチ(=プロの演奏家が少人数で行う、学校などでの出前公演)が行われました。福嶋も編曲を担当し、会場で公演を楽しみました。

私は 幾つものオーケストラのアウトリーチを、編曲・構成・司会などでお手伝いしましたが、今回の公演も工夫されていました。そこで今日のブログでは、その注目点をご紹介します!

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ここに注目♪その1・・・奏者の素敵なパフォーマンス

なんといってもまずは音楽の魅力。みなさん、とても積極的にアンサンブルを作っていました!

また、演奏だけでなくトークも絶妙で、楽器の特徴やオーケストラ音楽の面白さを、笑いも交えて伝えていました。

▼「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などを熱演した弦楽4重奏

▼「動物の謝肉祭」や「展覧会の絵」などを弾き分け、子供たちとやり取りしながら、音楽の魅力を伝えたピアノの志田さん

ブリリアントな響きの金管5重奏、リーダー的存在・上田さんの楽しいトーク!(トランペットも超絶品デス♪)▲

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ここに注目♪その2・・・いろいろな音楽を楽しめる、楽器編成の妙

この日の編成は「金管5重奏+弦楽合奏+ピアノ」。この編成なら 金管5重奏や弦楽4重奏から、ピアノや各楽器のソロ曲まで、さまざまな編成の曲を演奏できますよねー♪ もちろんプログラムのメインはフル編成となり、福嶋が『くるみ割り人形』を編曲。バレエ音楽を知り尽くしているオケだけあって、アンサンブル版での演奏も、色彩豊かで華やかな演奏でした!

面白いのが、翌日は「木管5重奏+弦楽合奏+ピアノ」で同様のプログラムを実施している点。これは「さまざまなアンサンブルを子供たちに楽しんでほしい」という理由で企画された、楽器編成のアイデアだそうです。(今回の編曲はどちらの編成でも演奏できる様、工夫を凝らしました♪)

▲オーケストラの様な色彩と迫力♪ この編成、なかなか効果的かもしれないです!

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ここに注目♪その3・・・ホールとの連携、地元企業の協賛

この公演の主催は、ティアラこうとう。「区民のみなさんに、身近で芸術を楽しんでもらいたい」という環境づくりをめざす公共ホールと、オーケストラがタッグを組んでの活動は、まさに地に足が付いている活動といった感アリ。

協賛の日立公共システムエンジニアリング株式会社は、地元企業として日頃から積極的に活動を支援。プログラム作成、プロジェクター使用、会場設営、等々を多くの社員の方が応援しているそうです、スバラシイ!

区民・ホール・オケの関係をわかりやすく、さわやかに紹介したオーケストラ事務局Sさん▲

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楽しいキッズ・コンサート&ベテランの室内楽コンサート

2011.05.27

5月21日(土曜)はお天気も良く、お出かけ日和。私は自分自身が作曲・編曲でかかわった、2つのコンサートに出かけました。

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午前中はサントリーホール・小ホールで開催された、二期会21とソニー音楽芸術振興会の共催の『Concert for KIDS〜3才からのクラシック 〜シンドバッド  愛と勇気の冒険〜』へ。

約1時間のコンサートだったのですが、最初から最後まで(コミカルに流れすぎずに)子どもたちを引きつけ続けた好演!・・・〝王子様がお姫様を助けに行く〟という物語で、テンポの良い展開と、魅力あふれる歌・演奏の成果・・・と言えるでしょう。『花のワルツ』『剣の舞』など、15曲ほどが演奏されました。

何と言っても素晴らしかったのは、お姫様役の 嘉目 真木子 (よしめ まきこ)さん。二期会の本公演『フィガロの結婚』でスザンナを歌ったばかりで、美女から三枚目的なキャラまで、とてもキュートな歌と演技でした。そして、客席と演奏家を見事に結びつけたのは、王子様役のテノール 猪村 浩之 さん。

器楽奏者のピカ一は、N響の打楽器・竹島 悟史 さん。彼は マリンバ 等のテクニックも ものすごく上手いのですが、さすがオーケストラの響きをよくわかっています! 打楽器パートは、編曲によって音楽的な役割が かなり異なるのですが、そういうことを120%わかって演奏してくれるので、編曲者としては大変心強いです。

チェロの 海野 幹雄 さんらによる弦楽四重奏、ピアノの 石野 真穂 さんも、みなさんソリストとしての力量も十分で、熱い演奏で子どもたちを引きつけていました♪

▲▼お休みの午前中、サントリーホールのあるカラヤン広場では市場が開かれていました

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午後は新宿・ドルチェ楽器のホールで開催された、室内楽のコンサートへ。

東京フィルハーモニー交響楽団のクラリネット・荒井 伸一 氏、同じくフルート・名雪 裕伸 氏、ピアノ・荒井 淳子 氏らが出演。こちらはご招待者のみのコンサートでしたが、たいへん温かい雰囲気の演奏会でした。

福嶋作曲の『七三ラプソディー』も演奏されました。この曲はもともと、フルート、長唄三味線、二十絃箏(=20本弦が張ってある琴)のために作曲した作品なのですが、今回のコンサートのために、フルート、クラリネット、ピアノのための改変版を作曲。

彼らは百戦錬磨の奏者のみなさんで、リハーサルでは・・・・

「祭り囃子風ですが、大太鼓ではなく、締太鼓の〝天ツク、スッ天天〟の感じ」 「銚子の荒波でなく、沖縄の波のイメージ」 「32分音符の動きは能管のテンションで」

・・・といった感じでリクエストをすると、見事に音楽的にふくらませて下さいました!

一言で〝日本風な作品〟といっても、さまざま音楽的要素が含まれます。 〝そういう事を楽しみながら 描き分けてくれる奏者〟との出会いは、邦人作曲家の大きな大きな財産なのです♪

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ピクニック気分でコンサート♪『第32回 森とオーケストラ』

2011.05.04

4月29日(金・祝日)に群馬県高崎市にある〝群馬の森〟で、群馬交響楽団(=群響)による野外コンサートが開催されました。 私はこの日のために新編曲を書き、当日も会場でこのイベントを満喫して来ましたので、そのご報告デス!

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〝群馬の森〟と言えば、群馬県民の憩いの場として、多くの方に親しまれています。 見てくださーい、とっても広いでしょう? ここに美術館やサイクリングコース、こども向けの遊具などがたくさんあるワケです。

この日はコンサートのために仮設ステージを設営して、そこでオーケストラが演奏します。

みなさんが、だんだんと集まってきて・・・・

コンサートが始まると、会場はこんなーーーにも大勢の人々で 埋め尽くされるのです!!!

『結婚行進曲』『愛の挨拶』といった親しみやすい曲が演奏されました♪ 中でも『田園・第1楽章』はまさにこの場にピッタリ! 指揮は 鈴木 織衛 さんで、いつもながら オーケストラから豊かな音楽を引き出します。

高崎市少年少女合唱団のみなさんも、ステキな歌声で5曲を共演。ちなみに『翼をください』『世界に一つだけの花』は新編曲♪

野外コンサートなので、寝転んで聴いても、お弁当を食べながら聴いても、踊りながら聴いても、もちろん自由。

こういうオーケストラのコンサートって、意外と少ないですよね。家族全員で、思う存分楽しめるイベントでした!

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ところでこのイベント、毎年4月29日に開催されていて、今回でナ、ナ、ナンと、32回目! 最初の回の頃、当時中学生だった私も、〝群馬の森〟まで聴きに来たことがあります。。。。ああ懐かしい!!

今から30年以上 前、群響は経営状況が あまり良くありませんでした。 そこで、高崎市民の文化の誇りである群響を守り、市民・県民にもっと親しんでもらおうと、高崎青年会議所などが中心となってスタートさせたのが この『森とオーケストラ』。

今回も 約15名ほどの実行委員が 1年間にわたって会議を重ね、当日も 高崎青年会議所のボランティアの方々約50名が、会場の設営や案内 等々で忙しく働いていました。 なんと素晴らしい、文化への貢献なのでしょう!

市民に支えられ、市民のために文化発信する、というスタンスを忘れない群響。各地のプロの演奏団体が学ぶ点は 大きいのでは?

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こんな時こそ元気を!つのだりょうこさん&東京交響楽団♪

2011.03.17

この度の東北関東大震災で被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧と復興を、心より期待しております。また微力ではあっても、できる限りのお役に立ちたいと思っております。

11日、私は仙台フィルハーモニー管弦楽団の仕事で、午後から仙台に移動の予定でした。東京駅で、出発前の新幹線の車内で地震にあいましたが、夜には家に戻ることができました。

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13日には、つのだ りょうこ さんの歌と司会、東京交響楽団(弦楽セクション)の演奏で『3歳からのクラシックコンサート』が開催されました。私は『翼をください』『おもちゃのチャチャチャ』や手遊び歌など、7曲を編曲しました。

出演者やスタッフ一同「こういった時こそ、子どもたちに元気を出してもらおう!」という気持ちが強く、楽しいコンサートになったのでは、と思います。

つのだ さんは歌はもちろん、客席とのやり取りも絶妙でした。また指揮者のヘルベルト・フォン・ホリヤンこと 堀 俊輔 さんは、アドリブ満載のトークなのですが、実は音楽とのつながりをとても大事にしていて、流石ベテランの味を出していました。

コンサートの前半には、ミラクル・パーカッション・グループのステージもありましたが、こちらも素晴らしいステージ。

〝こういった時期だからこそ、私たち音楽家がやるべき事がある!〟と実感したコンサートでした。

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三味線奏者・杵家七三さんの演奏に保育園児もノリノリ!

2011.03.05

三寒四温の日々ですが、東京では梅の花だけでなく 桜のつぼみも見つけたり・・・と、 春の気配を感じる事が多くなりましたね。

そんな中 3月3日の桃の節句に、保育園児が 本物の和楽器演奏を楽しむ機会 がありました。

私も係わりのある 東京家政大学 付属の保育園に、長唄三味線奏者の 杵家 七三 さんが来園してくださったのです!

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七三さん と言えば、長唄の古典はもちろん、現代曲から編曲ものまで、非常に幅広い音楽性を持つ 素晴らしい演奏家。私も さまざまなお仕事を ご一緒しています。

最近では 七三さん の演奏がニコニコ動画にアップされ 再生件数が20万件以上にもなったり、と常に新しい事にもアンテナを張っている方です。

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今回は保育ルームでのミニ・コンサート。園児や先生、保護者のみなさんが、間近でさまざまなレパートリーを楽しみました。

『元禄花見踊り』『幕間三重』といった古典、民謡やじょんがら、それに『うれしいひな祭り』『さんぽ』まで・・・・・・「うーむ、三味線って、いろんな音楽ができるのだなぁ!」とみなさん、感心、かんしん!

そして、園児たちの反応はとってもストレート。真剣に聴き入る子もいれば、リズミックな曲にノリノリになって踊り出す子も!それぞれの子どもなり感性で、和の音楽を楽しんでいるのですね。

それにしてもまぁ〜、七三さん はさすが百戦錬磨。 演奏はもちろん、選曲、トークのつなげ方、等々、私もとても参考になりました。子供たちにも、大人たちにも(私にも)贅沢な時間となったようです。

三味線協奏曲を弾く 長唄三味線奏者・杵家七三さん

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渡辺満里奈さんの3才からのクラシック♪

2011.02.16

2月13日(日曜)に 横浜 みなとみらいホールにて、『Concert for KIDS 〜渡辺満里奈の3才からのクラシック〜』という公演が 開催されました。福嶋がアレンジャーとして参加している公演で、今回もとても楽しいコンサートとなりました。

今回は、前半が 絵本『ありがとうターブゥ』の生演奏付き 読み聞かせ、後半が クラシックの生演奏の鑑賞や手遊びコーナー、という構成。 会場は3才以上のお子様とパパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔であふれていました♪

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絵本の作者であり、2児のママでもある 渡辺 満里奈 さんの読み聞かせは、とても心地よかったです。 満里奈さんは他にも、タンバリンを叩いて 演奏家と共演したり、と会場を大いに盛り上げていました。

私は 読み聞かせのBGM、『威風堂々』『シンコペーティド・クロック』といった名曲を、「ピアノ、ヴァイオリン、金管5重奏、マリンバなどの打楽器」のために編曲しました。

演奏者は今回も 腕達者な方ばかりで、中でも 中川 賢一 さんのピアノと 浜 まゆみ さんのマリンバによる『剣の舞』は、〝見事〟としか言いようのない素晴らしいアンサンブルでした!

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この公演は プログラムはもちろん、音響や映像・照明などもふくめて〝クラシックははじめて〟というお子様にも 楽しんでいただける内容になっています。 次回の『ありがとうターブゥ』の公演は、4月9日(土曜)に所沢市民文化センターにて。(←中止になりました)

お近くの方は お出かけになってみてはいかがでしょうか♪

前日のリハーサルが終わる頃。ホール近くのライトアップされた観覧車がきれいです

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