作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

なかなかの充実度!弦カル・ワークショップ♪

2011.07.09

7月4日(月曜)から8日(金曜)の5日間、埼玉県・福島県の小学校8校で、弦楽四重奏(=通称〝弦カル〟)と共に、 ワークショップの司会をやって来ました。なかなか充実していた内容でしたので、ブログにてご報告!

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ココが充実してた(その1)・・・・・・息ぴったりの素晴らしい弦カル♪

メンバーは仙台フィルハーモニー管弦楽団の方たち。『アイネクライネ・ナハトムジーク』などの名曲から、オペラアリアや日本民謡、映画音楽まで、息ぴったりで絶妙なアンサンブルでした!

圧巻はドヴォルザークの『アメリカ・ 第4楽章』で、毎日、情熱あふれる音楽を届けていました。・・・・・・面白かったのが、様々なフレーズの存在感が、毎回変化する点・・・・・・〝やっぱり弦楽四重奏には、オーケストラの面白さが凝縮されている〟と再認識!

さまざまな音色で積極的に音楽をリードするRさん▲  ▼あらゆるフレーズを効果的に描きわけるYさん

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ココが充実してた(その2)・・・・・・プログラムの最終曲『アメリカ』まで、集中して聴いていた子供たち♪

プログラムは45分間で、いろいろな内容が盛り込まれています。タイプの違う曲をならべるだけでなく、楽器の説明や質問コーナー等、構成も工夫しているのですが、、、、そうは言っても「45分間、1年生まで我慢できるのか?」と実は心配でした。

、、、、ですがどの学校も、最後の曲『アメリカ』でも 子供たちは騒ぎもせず、それどころか身を乗り出して聴いてくれました。自然に手拍子が起こった学校もあったりと、とても反応がよかったです。

『セギディーリャ』をまるでオペラ歌手の様に奏でるHさん▲ ▼〝黒田節〟〝テキーラのラテンad lib.〟も最高!重鎮Iさん

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ココが充実してた(その3)・・・・・・毎回プログラムを微調整する程のチームワーク♪

〝小学校〟とひとことで言っても、全校生徒の人数や演奏会場(=体育館)の状況はそれぞれ違います。

そこで今回は そういった諸条件にあわせて、毎回プログラム等を微調整して対応。時間配分や曲順の変更、子供たちが座る場所の工夫、7月7日には急遽『七夕さま』を編曲し 楽器紹介で使ったり。こういうアイデアがメンバーから積極的に出てきて、とても充実したワークショップとなりました!

▲小道具(?)を持ち込んで、福嶋も 木管楽器と金管楽器の仕組みを説明したりしました

▼忘れてはいけません、いつもきめ細やかな気配りの事務局Sさん

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うちの仕事部屋のはなし♪(その2)電子ピアノ

2011.06.29

昨日のブログでは、カワイ表参道のピアノ調律師Sさんのお話を書きました。

ところで〝カワイ〟〝ピアノ〟と言えば、我が家には〝カワイのピアノ〟もあるのです。と言っても、アコースティック・ピアノではなく、いわゆる電子ピアノなのだけれど、これがなかなか使い勝手がよい!! ということで、こちらもご紹介。

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機種名はMP5・・・・・・ 特に気に入っている点は、生のピアノに近い自然なタッチと、リアルな響きのグランド・ピアノの音。

音色はカワイのグランド・ピアノEXをサンプリングしているのですが、音域ごとの音色の違いや、強弱による出音の差が、とても自然に表現できる!! (丁寧なプログラミング、、、なのです)

オン・マイク的な音に偏り過ぎず〝響き〟も収音されていますし、例えばサスティン・ペダルを踏んだ時の響きの拡がり具合などもリアリティ有り。エレピやオルガンの音、打楽器系の音なども、専用音源に近いレベル。

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僕は作曲・編曲の新作デモ用に、midiの演奏データを録音して聴いてもらうことがあります。そんな時にも使いやすい音質

・・・・・・ミキサー側でパンニングを設定し、外付けリバーブ(Lexiconなど)のカラーと量を調整するだけで、様々な音楽に対応OK!ピアノ音色用に以前活躍していた、サンプラーやソフト音源を全く使わなくなりました(笑)・・・・・・

ペダルも3つ使えるのですが、私は音楽ソフトLogicと組み合わせて使用することで、様々なデータの入力用ペダルとしても活用しています・・・これも便利!

MP5は製造終了していますが、後継機としてMP6が出ている様ですから、ぜひみなさんチェックしてみてくださいね♪

防音室の仕事部屋で大活躍!マスターキーボードMP5(防音室もMP5も Hさんのオススメです)

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うちの仕事部屋のはなし♪(その1)調律

2011.06.28

少し前に、我が家にアンティーク風なピアノがやってきました。知人の作曲家から譲ってもらったもので、ホンキー・トンク(=20世紀初頭に アメリカで流行したアップライト・ピアノ)のような 味のある音色が気に入っています。

ですが、だいぶ古いもののようで どういったメーカーの製品かもハッキリせず・・・・・・。

コンディションを整えてもらうべく、調律師さんをいろいろと探したのですが、結局、カワイ表参道の調律師Sさんにお願いすることにしました。それは、機材の購入などでときどきお世話になっている、カワイ表参道のHさんから「うちで一番経験豊富で、さまざまなピアノを見ているSさんを紹介します」とのオススメがあったから・・・その言葉は正しかった!!

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「古いピアノは、弦の張力が安定するまでは、丁寧なケアーが必要です」とのことで、Sさんはやさしく(?!)丁寧に調律をしてくださいました。

古いピアノの取り扱い方について いろいろと質問したところ、「しばらくは無理させないで」「音程が安定してきたら、好みの音色にしてゆきましょう」「ボディーの形によっては、向き不向きもありますよ」等々の回答

・・・・・・なんだか、まるで〝疲れがたまった人間が、マッサージの先生にリハビリ方法を相談している〟みたい・・・・・・

そのおかげで、さらにまた、ピアノに愛着がわきました!

〝S先生、これからも、うちの子をどうぞヨロシクお願いいたします〜♪〟

ピアノに愛情を持って接するSさん、その仕事振り=やさしそうな人柄そのもの!

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格好イイです♪大野雄二さんwithルパンティックファイブ

2011.06.18

6月18日(土曜)の夜、芸術アドバイザーをやらせていただいている、船橋市民文化ホールに行きました。主催公演「大野 雄二 &ルパンティック ファイブ」というフュージョン・グループのコンサートを聴くためです♪

いやーっ、格好良くて! そして 老若男女のお客さまが、それぞれ楽しんでいて!・・・なかなかスゴかったので、簡単にご報告。

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スゴイ(その1)・・・大野さんがスゴイ♪

大野 雄二 さんというジャズ・ピアニストは、アニメ『ルパン三世』の音楽の作曲家としても有名。で、御年なんと70歳(・・・古稀ですよ、コキ・・・)だというのに、バリバリの現役です!!!それだけでもスゴイのですが、大野さんの弾くフェンダー・ローズ(=エレキ・ピアノの名前)でのバッキングがとにかく格好イイ!

スゴイ(その2)・・・グループがスゴイ♪

ルパンティック ファイブなる5重奏は、Bass 井上 陽介、Drums 江藤 良人、Trumpet 松島 啓之、Saxophone 鈴木 央紹、それにGuitar 和泉 聡志 の各氏という凄腕メンバー。みなさんアドリブも もちろーん上手いのですが、何よりグルーブ(≒ノリ)が生き生きしてます! また構成感もしっかりしているので・・・・・・ひょっとすると、分析好きのクラシック音楽ファンでも楽しめる?!

スゴイ(その3)・・・プログラミングとトークがスゴイ♪

耳馴染みのある『ルパン3世』の楽曲を織り交ぜながら、メンバーをフューチャーしたスタンダード・ナンバーや、オリジナル曲なども披露。またGuitar和泉さんを中心としたトークやステージングも とても練れている、なので・・・・・・(フュージョンのライブは〝通好み〟の内容の事が多い気がしますが、この日はそうでなく)老若男女がそれぞれ楽しんでいて、ビックリ!

ベテランの大野さんを核に、音楽的にも構成的にも素敵な内容で、フュージョン・ライブを堪能しました♪

▼ルパン〜!『メイン・テーマ』だけでなく『銭形ロック』や『斬鉄剣(=石川五ェ門のテーマ)』といった曲も・・・

▼『ハーレム・ノクターン』『恋はサンパウロ』など、まるでスイーツの様に甘いナンバーも・・・

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素敵なアリス・ワールド出現!鵜木絵里さん&仙台フィル

2011.06.14

梅雨入りのニュースを耳にするようになり、ちょっとジメジメした毎日が続きますね。そんな中、私は6月10日(金曜)に気仙沼市の面瀬小学校で、とっても楽しいステージ『アリスのコンサート』を観てきました。

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この公演はルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしていて、ソプラノの 鵜木 絵里 さん扮するアリスが、仙台フィルハーモニー管弦楽団の奏者9人による 森の動物たちと一緒に、森を探険したり 音楽会を開いたりする、という内容。

なんと言っても素晴らしかったのは 鵜木さん。歌はもちろんなのですが、お芝居もサスガです。この日はアニメのキャラクターのような声と演技で、子供達を引きつけていました。

私はこの公演のために2曲 編曲したのですが、鵜木さん はコロラトゥーラの魅力満載に『キラキラ星 変奏曲』を歌ったかと思うと、『翼をください』では豊かな感情表現を披露。歌の表現力の幅広さに 驚いていた子供たちも多かったようです。

9重奏も『舞踏会の美女』や『花のワルツ』、『動物の謝肉祭』等々たくさんのオーケストラ曲を奏で、演奏が終わる度に大きな拍手が巻き起こっていました。メンバーは時に演技にも加わり、意外なエンターテイナー振りも発揮?!

リハーサルでは、音楽とお芝居のタイミングも念入りにチェック!

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この公演は日生劇場が企画・制作し、被災地の大船渡・気仙沼・七ヶ浜の3箇所で開催されました。演出・音響・照明のスタッフも多数現地入りし、質の高いステージとなっていましたが、この分野で多数の実績を誇る 日生劇場さんならではの内容でした!

前日の夜、池袋を高速バスで出発し、早朝 一ノ関駅に到着。そこで出演者と合流し、貸切バスで気仙沼へ。帰りは仙台までバスで出て、新幹線でその日のうちに戻る・・・という強行日程でした。

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