東方プロジェクトの音楽
2010.11.27
東方プロジェクトとは〝上海アリス幻樂団〟さん が制作する 弾幕系シューティングゲームのシリーズのこと。 このゲームは、キャラクターのデザインも美しいし、BGMもとてもカッコイイ!
私は今年、才能溢れる手妻師(=江戸古典奇術のプロ) F 氏のプロデュースで、この音楽を 和楽器のために編曲する機会に恵まれました。 その演奏はニコニコ動画にアップされ、3万回以上も見聞きして頂きました(よろしければこちらをご覧下さい)。
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このプロジェクトの素晴らしい点の一つは、〝上海アリス幻樂団〟さん が映像や音楽の二次使用に 規制を設けていない事です。
そのことにより、例えば音楽であれば、ファンが自由な発想で編曲・演奏して ニコニコ動画にアップできるのです。 そして、それを見た人が刺激を受け、また別の発想で音楽を編曲・演奏してアップする・・・ニコニコ動画ならではの、フレキシブルな音楽文化の交流・展開で、素晴らしいですよね!
作者に敬意を表しつつ、次回作はどんな形で・・・なんて考える日々です。
日本音楽集団の定期&新曲〝夢もよい・・・〟の初演、無事終了!
2010.11.19
11月17日に日本音楽集団の第201回定期演奏会が無事終了しました。
お忙しい中 そして 足下の悪い中、会場にいらしていただいたお客さま、本当に、ほんとうにありがとうございました!
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新作「邦楽合奏と語りのための〝夢もよい・・・〟」の演奏も とてもよい音楽的な流れとなり、初演成功と言えるのではないかと感じております。
奏者はもちろん、語りのテキストとしてご自身の詩を快く改変してくださった詩人・唯遊 湯人 氏、1ヶ月以上ものリハーサルの中で 演奏者の可能性を引き出して頂いた指揮・河地 良智 先生、さまざなスタイルの朗読や唄を見事に表現した語り・宮越 圭子 氏に、大いに感謝しております。
演奏会の様子につきましては、音楽ライターの 飯田 有抄 さんがご自身のブログの中で、丁寧な感想を書いてくださっていますので、ぜひこちらもご覧下さい。
音響のよい第一生命ホール
三十絃箏と笙の新作初演、上毛新聞にも記事が!
2010.11.16
11月3日に 宮下 秀冽 先生のリサイタルが開催され、その中で、福嶋が作曲した「三十絃箏と笙のための〝朔太郎の詩に寄せる4章〟」という作品が初演されました。
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三十絃箏とは、文字通り30本の弦が張ってある大型の琴で、音域が広く音も豊かで大変表現力のある楽器です。
この作品は三十絃箏の普及に熱心な 宮下 先生の委嘱作曲。萩原 朔太郎 の4編の詩(=「竹」「帰郷」「女よ」「榛名富士」)のイメージを、三十絃箏と笙の組み合わせを生かしつつ表現しました。
当日は、宮下 先生の作り出す大きな音楽と、気鋭の笙奏者 豊 明日美 氏のセンスあふれる音楽が一つになり、素晴らしい演奏をしていただきました。
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演奏会の様子は翌日の上毛新聞でも紹介されました。丁寧に記事にして頂いていますので、こちらもご覧下さい。(上毛新聞 2010年11月4日 の記事。リンクの許可を得ています)
なお偶然ですが、萩原朔太郎、この記事を書いた記者、福嶋の3者は同じ高校の卒業生です!
「帰郷」のシチュエーション・・・車窓から望む赤城山
三味線・尺八・箏で『剣の舞』♪
2010.11.15
YouTubeに、和楽器3重奏による『剣の舞』の映像がアップされました!
「三味線(杵家 七三 さん)+尺八(竹井 誠 さん)+箏(山田 明美 さん)」のスーパー・プレイを、お楽しみくださいませ!
・・・編曲しました(^_^)
11月17日に新曲〝夢もよい・・・〟初演!
2010.11.14
11月17日の日本音楽集団の定期演奏会で、新曲が初演されます(19時開演、第一生命ホール)。
曲名は、『邦楽合奏のための組曲〝夢もよい・・・〟』。
三味線、琴、尺八、琵琶、鼓や打楽器といった10人の和楽器奏者による器楽に語り手が加わります。
語りといっても朗読風からお芝居風、果ては長唄ばりの歌のスタイルまで取り入れ、バラエティーに富んだ、日本の声と器楽の表現を楽しんで頂こうと思っています。
約1ヶ月前から練習を重ねており、熱演が期待されます!
みなさまよろしければ、コンサートにぜひお越しください。