作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

ピクニック気分でコンサート♪『第32回 森とオーケストラ』

2011.05.04

4月29日(金・祝日)に群馬県高崎市にある〝群馬の森〟で、群馬交響楽団(=群響)による野外コンサートが開催されました。 私はこの日のために新編曲を書き、当日も会場でこのイベントを満喫して来ましたので、そのご報告デス!

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〝群馬の森〟と言えば、群馬県民の憩いの場として、多くの方に親しまれています。 見てくださーい、とっても広いでしょう? ここに美術館やサイクリングコース、こども向けの遊具などがたくさんあるワケです。

この日はコンサートのために仮設ステージを設営して、そこでオーケストラが演奏します。

みなさんが、だんだんと集まってきて・・・・

コンサートが始まると、会場はこんなーーーにも大勢の人々で 埋め尽くされるのです!!!

『結婚行進曲』『愛の挨拶』といった親しみやすい曲が演奏されました♪ 中でも『田園・第1楽章』はまさにこの場にピッタリ! 指揮は 鈴木 織衛 さんで、いつもながら オーケストラから豊かな音楽を引き出します。

高崎市少年少女合唱団のみなさんも、ステキな歌声で5曲を共演。ちなみに『翼をください』『世界に一つだけの花』は新編曲♪

野外コンサートなので、寝転んで聴いても、お弁当を食べながら聴いても、踊りながら聴いても、もちろん自由。

こういうオーケストラのコンサートって、意外と少ないですよね。家族全員で、思う存分楽しめるイベントでした!

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ところでこのイベント、毎年4月29日に開催されていて、今回でナ、ナ、ナンと、32回目! 最初の回の頃、当時中学生だった私も、〝群馬の森〟まで聴きに来たことがあります。。。。ああ懐かしい!!

今から30年以上 前、群響は経営状況が あまり良くありませんでした。 そこで、高崎市民の文化の誇りである群響を守り、市民・県民にもっと親しんでもらおうと、高崎青年会議所などが中心となってスタートさせたのが この『森とオーケストラ』。

今回も 約15名ほどの実行委員が 1年間にわたって会議を重ね、当日も 高崎青年会議所のボランティアの方々約50名が、会場の設営や案内 等々で忙しく働いていました。 なんと素晴らしい、文化への貢献なのでしょう!

市民に支えられ、市民のために文化発信する、というスタンスを忘れない群響。各地のプロの演奏団体が学ぶ点は 大きいのでは?

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庄野真代さんの『翼をください』レコーディング♪

2011.04.30

4月27日(水曜)に、庄野 真代 さんの歌で、70年代の名曲『翼をください』のレコーディングがありました。

庄野さんの歌に加えて、「ピアノ+木管五重奏(=フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)+トロンボーン+ヴァイオリン」という、ポップスの楽曲にしては ちょっとめずらしい楽器編成で、福嶋は編曲を担当。

これは 東日本大震災の復興支援CDの中の1曲として企画されたもので、その詳細は 後日またご案内しますね。

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さて、今回の編曲は、こういった企画ならではの 独特な編成を生かして・・・・コーラスと木管楽器を組み合わせたり、バロック音楽風なアンサンブルを取り入れたり・・・・と、幾つか工夫をしました。(あっ、もちろん、楽曲の歌詞やメッセージをふまえて、必然性のある音楽的展開にした上で、、、ですよ)

今回のアンサンブル・メンバーは、一緒にライブなどもやっている方々なので、息もぴったり! Free As A Bird スタジオ の広々とした空間のお陰もあって、とてもよい雰囲気で録音できました。

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ヴァイオリンを弾いてくれたのは、仙台フィルハーモニー管弦楽団 ゲストコンサートマスターの 伝田 正秀 さん。艶のあるとても魅力的な音で、ステキなソロを聴かせてくれました♪

そして何と言っても、庄野さんの歌は素晴らしかったです!!! 「〝歌で・何を・どう伝えるか〟に こだわり続けている人 の歌は、なんて伝わるのだろう!」と強く感じました。

実は 急に実現することになった企画なのですが、お手伝いすることができて とても光栄でした・・・深謝!

心に伝わる歌を歌い続ける 庄野 真代 さん、情感豊かなヴァイオリンを奏でる 伝田 正秀 さん

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【iTune・CD情報】邦楽3作品/編曲13作品、ほか配信開始!

2011.04.24

みなさんこんにちは、お元気に過ごしていらっしゃいますか?

私の『邦楽(=和楽器)合奏と語りのための〝夢もよい・・・〟』という作品の音楽配信が、iTunesストアにて開始されました! iTunesストアでは、私の他の作品(=和楽器のための作曲作品・編曲作品)の音楽配信も、既に行われいています。

今日は そのご案内をさせていただきますので、ご興味がありましたら ぜひ試聴・購入してみてください。

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『邦楽合奏と語りのための〝夢もよい・・・〟』(語り:宮越圭子、指揮:田村拓男、演奏:日本音楽集団)

・・・現代詩人・唯遊湯人(たゆたふと)氏の4つの詩に音楽をつけました。第1章「春もよい・・・」、第2章「ヒグラシとヒナゲシ」、第3章「病んだ地球」、第4章「変わらぬ樫の木」の4楽章構成。

語り手は 朗読風・長唄風・劇画風・お芝居風と、さまざまに声色を使い分け、それに呼応しながら、音楽も劇的に展開します。

声と和楽器合奏のコラボレーションにご興味のある方に、ぜひ聴いていただきたい作品です。

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『ペーパームーン』『さとうきび畑』『少年時代』ほか、尺八と琴のための編曲集(尺八:米澤浩、箏:熊沢栄利子、他)

・・・上記のほか、『アメイジング・グレイス』や『秋桜』など、メロディーが美しく、耳馴染みのよい曲ばかり13曲を、尺八と琴(=1面から3面)のために編曲しました。

尺八と琴の音色を、とにかく理屈抜きで楽しみたい方にオススメ。ムラ息がうなる『サマー・タイム』、民謡風に生まれ変わった『昴』など、ちょっと面白い編曲も?!

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邦楽七重奏のための〝坊っちゃん・考〟(指揮:福嶋、演奏:日本音楽集団メンバー)

・・・あの夏目漱石の小説『坊っちゃん』の世界を、和楽器アンサンブルで表現してみました。(まるで小説の中のキャラクターのような)腕達者な奏者による、生き生きとした演奏を楽しみたい方はぜひ。

第1曲(瀬戸)は、尺八のソロがいつのまにか海の描写となり、大太鼓の16ビートにのせた汽車が走り出す・・・。

第2曲(無鉄砲〜マドンナ)は、坊っちゃんのように生きのよい笛 によるお囃子と、琵琶と十七絃箏によるマドンナの描写。

第3曲(事件〜清へ)は、三味線が先導する〝事件発生〟劇伴風音楽と、やさしい清の性格のような二十絃箏を中心とした音楽。

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箏と十七絃のための『モダン・インベンション』(箏:山田明美、十七絃:宮越圭子)

箏(=琴)と十七絃箏(=低音用琴)の作品で、第1章「アラベスク」、第2章「カンパネラ」、第3章「わらべ唄のロンド」の3章からなる組曲。

ソリストとしても活躍されている 山田 明美 さんと 宮越 圭子 さんのデュエット のために書いた作品で、お二人による 箏二重奏のすばらしい表現が聴きどころです。

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ところでiTunesストア以外でも、私の和楽器のための作曲・編曲作品が 多数収録されているCDがあります。

長唄三味線奏者 杵家 七三 さんの初リーダーアルバム『Rhapsody』がそれ♪・・・古典、ロック、クラシック、現代音楽・・・と、現在の三味線音楽の魅力を アラカルトで楽しみたい方は、どうぞ試聴・購入してみてください!()

♪その後、CD収録の三味線協奏曲(編曲)の動画もアップされました!ぜひご参考にしてください♪

 

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9重奏はミニ・オーケストラ♪シャンブル・ディス(その2)

2011.04.20

4月12日のブログでは、〝シャンブル・ディス〟という演奏団体の コンサートのお話を書きました。

彼らは、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、が各1人ずつの9重奏団。全メンバーが 仙台フィルハーモニー管弦楽団 に所属する音楽家たちです。

さて、その〝シャンブル・ディス〟ですが、とってもイイ音がするのです♪・・・その秘密は?

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彼らは年間で10回くらい コンサートで演奏しています。メンバーの一人ひとりは オーケストラでの演奏では、管楽器の方はしばしば1番パートを吹きますし、弦楽器の方は最前列で弾いている方ばかり。

実は・・・・同じオーケストラの腕達者な奏者たちによるグループが、これだけコンスタントに演奏活動をしている例って、意外と少ないのです・・・・。

彼らの音楽の魅力は、そういうメリットを最大限に生かしている点ではないでしょうか・・・・まさにオーケストラのような音も出せば、時にはソリスティックな魅力をみせ、また緻密なアンサンブルで聴かせることも♪

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僕は 彼らのために様々なタイプの曲(=オーケストラやオペラの曲から、民謡、ポップス、などなど)を編曲しているのですが、彼らは楽譜の意図をすぐに理解し、どんどんイイ音に仕上げてくれます。

例えば、津軽三味線の 木乃下 真市 さんや 浅野 祥 くんとコラボレーションした時も、彼らの素晴らしいアドリブに呼応するかのように、パワフル かつ スリリングなアンサンブルを、見事に聴かせてくれました!

とってもオススメの団体ですので、みなさん機会があれば ぜひ聴いてみてください♪

いつも素晴らしい演奏を披露している シャンブル・ディス

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イマジネーションの源泉か!武蔵野の花鳥風月を堪能

2011.04.17

4月14日(木曜)に調布を訪れ、調布三曲協会のみなさんと市内を探訪しました。というのも・・・・

調布三曲協会は 創立50年という大変 長い歴史を誇る 和楽器合奏団体で、来年4月の定期演奏会では 記念委嘱作品を初演します。そして、大変光栄にも その合奏曲の作曲を私が依頼され、その取材をかねて 市内の名所などを訪れたのです。

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▲野川の川沿いには いたるところに桜並木が。この日は、桜吹雪も舞っていました

▲▼深大寺は大変歴史のある神社で、縁結びや厄除けのご利益が特に有名です

▼▼境内にはたくさんのお土産屋さんやお食事処があり、美味しい深大寺そばを食べました

▼漫画家・水木しげるさんは調布市在住で『ゲゲゲの女房』の舞台もここ。この写真は〝鬼太郎茶屋〟の屋根・・・

多摩川の河川敷には散歩をする人や楽器を練習する人も。市民のみなさんの愛着を感じます▲

▲見よ、多摩川のこの雄大な流れ!

▲魚をねらう白サギ、そして、桜にかかる月▲、と花鳥風月を堪能

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そこは、武蔵野の面影を色濃く残す台地 や 雄大な多摩川といった自然、1300年近い歴史を持つ 深大寺、都心にごく近く 開発が進む中心部、というさまざまな魅力を持つ 土地がら。

その不思議な魅力が、音楽的なイマジネーションの大きな源泉となることは、間違いない・・・か? 乞う、ご期待!

【2012年4月に、『三曲合奏のための〝恋物語〟』として、調布三曲協会 50周年記念演奏会で 初演されました!】

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