作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

9重奏はミニ・オーケストラ♪シャンブル・ディス(その1)

2011.04.12

僕が よく編曲作品を書かせて頂く〝シャンブル・ディス〟という演奏団体があります。

楽器編成は、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、が各1人ずつの9重奏。全員、仙台フィルハーモニー管弦楽団の音楽家たちです。

彼らが10日の日曜日に、仙台駅前にそびえる31階建て複合施設・アエルで、ミニ・コンサートを行いました♪

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このコンサートは、「鎮魂 そして 希望」というテーマの、仙台フィルによる 復興マラソン・コンサートの一環。ここ、アエルのロビーでは なんと毎日、さまざまな楽器編成でのコンサートが 開催されているそうです。

この日は、バッハやモーツアルトから、東北地方の民謡などのメドレー、等々・・・といったバラエティに富んだプログラムで、最後の『ふるさと』では涙を流されたお客さまもいたそうです。

私もこの日のために、復興への期待と お見舞いの気持ち を込めて、『上を向いて歩こう』を急遽 編曲しました。本番では、仙台オペラ協会のテノール歌手・佐藤淳一さんが、なんとハンド・マイクで歌ってくださり、会場を盛り上げたそうです。

東北のみなさんに、一日でもはやく、元気になっていただきたいと思います。

((この〝シャンブル・ディス〟というグループ、オーケストラのような(オーケストラ以上の?!)とってもイイ音がします♪ その秘密は・・・また次回にお話しますね))

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ところで同じ日、僕は 東京の北区にある 飛鳥山公園に行きました。満開の桜を見て、晴れやかな気持ちになりました。

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元気を発信!金沢21世紀美術館&いしかわ動物園

2011.04.06

東京では桜の花がずいぶん開いており、いよいよ春らしくなってきましたね。こういった時期だからこそ、自然の美しさや生命力について、あらためて気付かされる事も 多いのかもしれません。

私は先月末、金沢へ行く用事がありました。震災で東京でのコンサートの仕事がキャンセルになった事もあり、滞在は少し長め。そこで〝面白い!〟との評判を以前からきいていた、金沢21世紀美術館 と いしかわ動物園 に行くことにしました。

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金沢21世紀美術館 は開館7年目、年間なんと約150万人もの方が入場されるそうです。金沢市街の中心に位置し、有名な兼六園のすぐ近くにあるとは言え、それにしてもスゴイ集客力です。私が行った日は『第50回記念 日本現代工芸美術展』を開催していたのですが、どの展示室でも 多くの方が熱心に鑑賞していたのが、とても印象的でした。

この美術館の収蔵作品は、1980年以降の作品、金沢ゆかりの作家による新作、などを中心としているそうです。また、金沢周辺の児童などを無料招待したり、さまざまなワークショップを開催したりと、新しいファン層の開拓にも力を入れています。

このような徹底したコンセプト設計が、人気の秘密なのかもしれません。

断面が円形の建物は 外周がガラス張り、とっても開放的デス!

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金沢市街から車で30分ほど、辰口温泉にある いしかわ動物園 にも行きました。こちらはオープンから12年、毎年35万人ほどの方が来園されるそうです。最近では、トキの人工孵化でも話題になりました。

広い敷地内に様々な動物が飼育されいますが、彼らのさまざまな生態を 身近に触れられる工夫が たくさんしてあります。

大迫力のトラさん!子どもたちはワクワク・ドキドキ

大きな鳥カゴの中を、人間たちが歩いてゆく?!

辰口丘陵の自然に囲まれた、広大なスペースを生かした展示(?)もあり、動物たちは のびのびとしています・・・たぶん。

▼「わたしたちキリン親子が、この写真(▲)のどこにいるか、わかりますかぁ〜?」

▲カピバラくんも、温泉でのーんびり・・・イイ湯だな、ハハハン(笑)

元気な文化発信、楽しいエンターテイメント、は東京に限った話ではないのですね。各地から、日本を どんどん元気に!

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仙台フィルの復興コンサートが開催されました

2011.03.26

本日(3月26日、土曜日)、仙台市の見瑞寺 内・籾江道子モダンバレエスタジオにて、仙台フィルハーモニー管弦楽団による 復興コンサート「鎮魂、そして希望」が開催され、100人以上のお客さまが来場されました。

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指揮は初代常任指揮者の佐藤寿一氏さん。バーバーの『弦楽のためのアダージョ』、チャイコフスキーの『弦楽セレナーデ』などを演奏したそうです。

仙台市出身のソプラノ歌手・管 英三子 さんは、グノー/カッチーニ/マスカーニ(編曲・福嶋)の『アヴェ・マリア』を歌い、「会場の人の中には涙を流された方も多かった」との事です。

コンサートの最後は、お客さまの歌とともに『ふるさと』が演奏されたそうです。

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スタッフの方から「生演奏が、会場にいらした多くのみなさまの心を いやしたようです」とのお話をききました。

仙台フィルはこれから、復興コンサートを数多く開催してゆくそうです。音楽家のみなさん、一緒に応援しましょう。

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こんな時こそ元気を!つのだりょうこさん&東京交響楽団♪

2011.03.17

この度の東北関東大震災で被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧と復興を、心より期待しております。また微力ではあっても、できる限りのお役に立ちたいと思っております。

11日、私は仙台フィルハーモニー管弦楽団の仕事で、午後から仙台に移動の予定でした。東京駅で、出発前の新幹線の車内で地震にあいましたが、夜には家に戻ることができました。

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13日には、つのだ りょうこ さんの歌と司会、東京交響楽団(弦楽セクション)の演奏で『3歳からのクラシックコンサート』が開催されました。私は『翼をください』『おもちゃのチャチャチャ』や手遊び歌など、7曲を編曲しました。

出演者やスタッフ一同「こういった時こそ、子どもたちに元気を出してもらおう!」という気持ちが強く、楽しいコンサートになったのでは、と思います。

つのだ さんは歌はもちろん、客席とのやり取りも絶妙でした。また指揮者のヘルベルト・フォン・ホリヤンこと 堀 俊輔 さんは、アドリブ満載のトークなのですが、実は音楽とのつながりをとても大事にしていて、流石ベテランの味を出していました。

コンサートの前半には、ミラクル・パーカッション・グループのステージもありましたが、こちらも素晴らしいステージ。

〝こういった時期だからこそ、私たち音楽家がやるべき事がある!〟と実感したコンサートでした。

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群馬交響楽団はいい音がするなぁ!(松元宏康さん指揮)

2011.03.10

今週の月曜日(7日)、群馬交響楽団の学校公演(文化庁主催)のリハーサルがありました。福嶋は小学校の校歌を2曲編曲し、この日は録音も行われました。

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実は僕は群馬県出身で、中学生・高校生の頃、群馬交響楽団の定期演奏会の学生会員でした。 毎月の公演がとても待ち遠しく、熱い演奏に何度も感動し、オーケストラが大好きになりました・・・・・・そう、僕にとって「オーケストラの音と言えば、群馬交響楽団のサウンド」なのです!

小さい頃から聴いているメンバーのみなさんに、自分のスコアを音にしてもらえる事は 本当に幸せです。リハーサルで様々な曲を聴きながら、〝群馬交響楽団はいい音がするなぁ!〟とあらためて感じました。

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指揮者は 松元 宏康 さん・・・30代で、最近は各地のプロ・オケや吹奏楽を指揮し、ずいぶんと活躍されているようです。

このさわやかな笑顔は、指揮者の 松元 宏康 さん

僕も昨年、洗足学園大学のファンファーレ・バンドの定期演奏会で、『パシフィック・ページェント』という大編成の作品を振ってもらい、若いメンバーから とても生き生きとした音楽を 引き出してもらいました♪

ところで僕は校歌を編曲する時、曲ごとに(凝りすぎない程度に)ひと工夫するようにしています。例えば、〝風景を織り込んだ歌詞にあわせて、描写的に〟〝アップ・テンポな曲調なので、ドラム・マーチを目立たせて〟と言った具合。・・・で、松元 さんは そういう意図をスコアから的確に読み取り、アッという間にねらい通りの音に仕上げてくれました。 今後も頼りにしてマスよ〜!

すっかり春らしく・・・、群馬に向かう途中で

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