【DVD情報も】聴き応え十二分♪ 秋川 雅史さん&OE金沢
2012.01.25
15日(日曜)に金沢市で開催された、秋川 雅史 さんとオーケストラ アンサンブル金沢 のコンサートを聴いてきました。
秋川さん、紅白歌合戦でもお馴染みの『千の風になって』『あすという日が』が素晴らしいのはもちろん、『チャンピオン(=アリス)』『まつり(=北島三郎さん)』なども大変ドラマティックで、とても聴き応えがありました。
それにトークも完璧! 笑いや涙をさそうエピソードから ミニ音楽講座まで、お客さまを十二分に楽しませていたのでした。
鈴木 織衛 さん指揮のオーケストラ&合唱団も素晴らしく、おかげさまで福嶋編曲もイイ音に♪
なお、このコンサートの模様はDVD収録され、3月にテイチクレコードから発売になるそうです!→こちら
▲大宮駅にて、カッコイイ新幹線の鼻! ほくほく線の沿線は、雪で真っ白▼
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19日(木曜)には ティアラこうとうで、東京シティフィルさんのリハーサルがありました。私の編曲4曲もあり、録音もしましたが、海老原 光 さんの的確な指揮のもと、華やかな音に仕上げて頂きました♪
▲金沢で食べた美味しいお刺身 ティアラこうとうへ行く途中で見つけました▲
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ところで和楽器の新曲3曲の初演が、以下の通り行われます。ご興味がある方は、ぜひいらしてください!
◆2月12日(日)12時30分、メルパルクホール(大阪) ◆2月25日(土)14時、国立劇場・小劇場
【♪1】一面の箏と二管の尺八の協奏曲〝かなえ〟・・・Solo 深海さとみ、坂田梁山、田辺頌山の各氏、深海邦楽会ほか
◆3月4日(日)15時、津田ホール
【♪2】三味線と声のための協奏曲 〜江戸小咄へのオマージュ〜 ・・・Solo 杵家七三、青山恵子の各氏、日本音楽集団
◆4月8日(日)14時、調布市民会館たづくり・くすの木ホール
【♪3】三曲合奏のための〝恋物語〟・・・・・・調布三曲協会のみなさん(調布三曲協会の創立50周年記念委嘱作品)
(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)
2012年、今年も頑張ります!
2012.01.04
明けましておめでとうございます。お正月休みも終わって、いよいよ本格的に新しい年がスタートしましたね。
この一年が、みなさまにとって、充実した年になる事を心より願っております!
私自身も気力を充実させ、張り切って、様々な仕事に取り組みたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
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さて昨年の12月は、各地のオーケストラさんとのお仕事を、色々とやらせていただきました。
6日にはサントリーホールのクリスマス・コンサートで、竹本泰蔵さん指揮・東京交響楽団にクリスマス・ソングの編曲を演奏していただきました。(その後、名古屋フィル、九州響、日本センチュリー響、札幌響でも演奏していただきました)
13日からの1週間は、海老原光さん指揮・東京シティフィルの文化庁公演で、学校の校歌5曲の編曲を演奏していただきました。
23日には、歌のおにいさん・杉田あきひろさんのバックの編曲を、工藤俊幸さん指揮・山形響に数曲演奏していただきました。
そして31日には、ポップオペラの藤澤ノリマサさんのバックの編曲2曲を、鈴木織衛さん指揮・オーケストラアンサンブル金沢に演奏していただきました。
どちらのオーケストラも、それぞれしっかりとした個性・特色があり、魅力溢れる指揮者やソリストの方々とともに、素晴らしい演奏をしていただきました。感謝、感謝です!
▲「はくたか」に乗って、金沢へ行きました。 金沢駅のエントランスはとっても近代的で、カッコイイ!▲
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ピアノの岡崎ゆみさんと金管5重奏のバズファイブのみなさんによる、23日のキッズ向けコンサートでも編曲を書かせていただきました。こちらもとても盛り上がりました♪
また、東京都響の全面協力で開催されている、JR東日本の大人の休日倶楽部の『オーケストラ講座』の最終回の講義&第九鑑賞が、24日にありました。白熱の演奏をみなさん楽しんでいらっしゃいました。
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この春は、オーケストラ関係の編曲のほか、喜歌劇『こうもり』の室内楽伴奏版編曲の演奏会、和楽器の合奏曲3曲の初演なども控えています。近くになりましたらご案内できると思いますので、ご興味のある方はぜひお越し下さい♪
▲金沢からの帰りの飛行機から。眼下の雲海がとっても広々としてました〜
(AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ほか)
素敵な歌&オーケストラで『おかあさんといっしょ』の名曲等を満喫♪
2011.08.29
8月28日(日曜)、ティアラこうとう 大ホールにて『夏休み ファミリーコンサート—0才歳児から入場できる 東京シティ・フィルの クラシックコンサート—』が開催されました。大勢の家族連れのお客さまで 会場は満席!みなさん、歌&オーケストラの楽しい世界を満喫していました。素敵なイベントとなりましたので、ブログでもご紹介。(ティアラこうとう・主催)
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素敵(その1)♪・・・・・・楽しい演出も盛りだくさん!誰でも楽しめるクラシックの素敵な名曲
まずは前半のプログラムで、『スラブ舞曲』や『ハンガリー舞曲』、アンダーソンやJ.シュトラウスの名曲が演奏されました。
海老原 光 さん指揮・東京シティフィルのみなさん、楽しく かつ メリハリの効いた好演奏で、会場では 小さいお子さんも(意外にも!?)集中して聴いていました。
『シンコペーティド・クロック』『鍛冶屋のポルカ』『観光列車』では、楽員さんのお芝居仕立てのパフォーマンスも登場!・・・音楽の面白さ・仕組みが、笑いをまじえながら 伝わっていた模様です。
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素敵(その2)♪・・・・・・楽しい曲に、聴かせる曲!バラエティに富む『おかあさんといっしょ』の素敵なナンバー
後半は、つのだ りょうこ さんと 杉田 あきひろ さんの歌で、『山の音楽家』や『おもちゃのチャチャチャ』など以前から親しまれている童謡と、NHK「おかあさんといっしょ」で生まれた歌も披露されました。(福嶋が6曲、野田 学 氏が2曲、を編曲)
「おかあさんといっしょ」には、様々な名曲があるのですね!楽しくかつやさしい気持ちになれる『ありがとうの花』、とってもカワイらしい『あめふりりんちゃん』、お芝居の様に展開する『シアワセ』などなど・・・・・・お二人の歌の上手さもあって、子供はもちろん、大人が聴いても心が豊かになる、そんなステージでした。
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素敵(その3)♪・・・・・・ステージと会場の心が一つに!素敵な出演者たち
つのだ りょうこ さん、今回も歌と司会で、大活躍デス♪ 感心したのが、つのだ さんのパフォーマンス・・・・・・「会場の子供たちの気持ち」「歌詞の世界」「オーケストラの音楽」の間を、自由自在に行き来する・・・・・・そんな感じなのです!
歌に込められたメッセージがとてもよく伝わるのは、ご自身が日々、お子さまに愛情を持って、子育てと格闘(でいいのカナ?)されているからでしょうか。
それからまた、杉田 あきひろ さんもとても上手かったです。例えば『シアワセ』の曲中で「セリフ→歌→セリフ→ハモリ」といった流れが続くのですが、こういう表現を ごくごく自然にできる・・・・・・いよっ、上手いねぇ!ミュージカル出演も多い方ですが、よほど現場で鍛えられたのでは?
(ちなみに杉田さんと福嶋は、誕生日がわずか一日違いで、大学も一緒。〝ご同輩〟ということで、今後も頼りにしてますヨー)
お二人とも声がきれいで、マイクを使っているのですが、生音のオーケストラととてもよくマッチします。ということで、各地のオーケストラの企画担当のみなさん、このお二人はオススメです!!
左から 福嶋、つのだ りょうこ さん、杉田 あきひろ さん、海老原 光 さん、野田 学 さん。楽屋も楽しかった!
(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)
『コンサート・フォー・キッズ』の素晴らしい出演者たち♪
2011.08.20
8月7日(日曜)の午前中、東京文化会館小ホールで『Concert for KIDS〜0才からのクラシック〜』が 開催されました。私が、構成台本・訳詞・編曲を担当したのですが、たいへん素晴らしい出演者に恵まれ、そのお陰で おもしろい公演になった模様です。
ということで、このブログでも簡単にご紹介!
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このコンサートは〝森の音楽会〟というテーマで、「森に住むヘンゼルとグレーテルの兄妹が、動物たちと一緒になって、楽しい音楽会を開く」といった構成。プログラムは ・・・・ヴィヴァルディの「四季」もあれば、「山の音楽家」や「子犬のワルツ」、組曲『動物の謝肉祭』やオペラ『ヘンゼルとグレーテル』のセレクションもある・・・・といった中身で、20曲ほど。
ということで、主役となるのはこのお二人! ソプラノ と バリトンの・・・、
とってもカワイらしいグレーテル(鷲尾 麻衣 さん)と、たいへん頼りになるヘンゼル(吉川 健一 さん)
お二人とも、子供の目線にたったお芝居が たいへん上手! しかも、お客さまの反応を感じながら、演技をふくらましてくれるので 本当の助かりました。
鷲尾さんのオペラ『キャンディード』のアリアは、たいへん表情豊かで (大人も子供も!)堪能できました。
吉川さんは、このところコンヴィチュニー演出『サロメ』や新国立劇場『コジ・ファン・トゥッテ』等で評判が高いだけあって、オペラ的な表現から コミカルなお芝居まで、しっかりとお客さまの心をつかんでいました。
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さてさて、器楽の音楽家で忘れてはイケナイのがこの人。 すばらしいピアニストの・・・、
自分のパート譜を見れば(他のパートも含めた)音楽の全体構造が理解できる、音楽の達人(白石 光隆 さん)
白石さんは、音楽性の幅広さ、音楽作りの的確さ、リハーサル中の雰囲気の作り方、と全てにおいて素晴らしかったです。ご一緒させていただき、たいへん助けられましたし、すごく勉強になりました。
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そしてそして、熱演でコンサートをすごく盛り立ててくれたのが この人達・・・、
若いエネルギーにあふれ、アンサンブルもソロもバッチリ♪ アミティエ弦楽四重奏団
彼らは、リハーサルのたびに どんどん上手くなってゆくのです! 音楽的なリクエストを一つ言うと、五つくらいふくらませてくれるのです!! そして本番、とっても生き生きとした演奏で、子どもたちを引きつけてくれたのです!!!
まだ桐朋学園に在学中と言うから、すえ恐ろしい(?!)逸材たちです。
この公演は東京文化会館の主催、ソニー音楽芸術振興財団の制作協力で開催されました。素晴らしい機会を与えて頂き、深謝!
(AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II)
素敵なアリス・ワールド出現!鵜木絵里さん&仙台フィル
2011.06.14
梅雨入りのニュースを耳にするようになり、ちょっとジメジメした毎日が続きますね。そんな中、私は6月10日(金曜)に気仙沼市の面瀬小学校で、とっても楽しいステージ『アリスのコンサート』を観てきました。
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この公演はルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしていて、ソプラノの 鵜木 絵里 さん扮するアリスが、仙台フィルハーモニー管弦楽団の奏者9人による 森の動物たちと一緒に、森を探険したり 音楽会を開いたりする、という内容。
なんと言っても素晴らしかったのは 鵜木さん。歌はもちろんなのですが、お芝居もサスガです。この日はアニメのキャラクターのような声と演技で、子供達を引きつけていました。
私はこの公演のために2曲 編曲したのですが、鵜木さん はコロラトゥーラの魅力満載に『キラキラ星 変奏曲』を歌ったかと思うと、『翼をください』では豊かな感情表現を披露。歌の表現力の幅広さに 驚いていた子供たちも多かったようです。
9重奏も『舞踏会の美女』や『花のワルツ』、『動物の謝肉祭』等々たくさんのオーケストラ曲を奏で、演奏が終わる度に大きな拍手が巻き起こっていました。メンバーは時に演技にも加わり、意外なエンターテイナー振りも発揮?!
リハーサルでは、音楽とお芝居のタイミングも念入りにチェック!
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この公演は日生劇場が企画・制作し、被災地の大船渡・気仙沼・七ヶ浜の3箇所で開催されました。演出・音響・照明のスタッフも多数現地入りし、質の高いステージとなっていましたが、この分野で多数の実績を誇る 日生劇場さんならではの内容でした!
前日の夜、池袋を高速バスで出発し、早朝 一ノ関駅に到着。そこで出演者と合流し、貸切バスで気仙沼へ。帰りは仙台までバスで出て、新幹線でその日のうちに戻る・・・という強行日程でした。
〝錦織さん+織衛さん+東響=ギネス級コンサート〟・・・か?!
2011.06.01
5月31日(火曜)の夜、市川市文化会館にて テノール歌手・錦織 健 さんと、鈴木 織衛 さん指揮・東京交響楽団によるコンサートが開催されました。
錦織さんが12曲ものソロを歌う、オーケストラ付きリサイタルのようなコンサートだったのですが、〝ひょっとしたら、これってギネス級?!〟なんて思われる事が幾つか・・・ということで、さっそくレポートです♪
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たぶん、きっと、ギネス級?!・・・レパートリーの広さ、声の豊かさ
この日、錦織さんが歌ったソロ曲は、アンコールも入れるとナンと12曲!
まずオペラから『魔笛』や『愛の妙薬』のアリア、『誰も寝てはならぬ』と『星は光りぬ』、『セビリアの理髪師』のアリアでは生ギターの弾き歌い!
それから『オー・ソレ・ミオ』や『グラナダ』『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』といった、カンツォーネなど。
アンコールでは『スタンド・バイ・ミー』などのロックを、シャウトで披露。
「こんなにレパートリーが広い歌手って、世界中で他に誰がいる?」と考えたけれど、すぐに思いつかないなぁ・・・。それにしてもまぁ、これだけの曲数のソロを楽々と歌えるなんて、どれだけ豊かな声なんでしょうねぇ。
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間違いなく、ギネス級?!・・・・・・大谷康子さん『ツィゴイネルワイゼン』を1800回演奏
この日のプログラムでは、コンサート・マスターの 大谷 康子 さんが『ツィゴイネルワイゼン』を演奏。大谷さん、この曲を、ナ・ナ・ナ・ナ・ナンと1800回くらい 演奏しているそうです。さすがにそれだけ弾いていると、テンポも音色も感情も・・・何もかもが、自由自在。大喝采でした!
で、テンポがめまぐるしく変わるのですが、東響さんがピッタリ合わせていて、大変気持ちよかったです(もちろん錦織さんのバックの時も)。
これはどうやら、鈴木さんの指揮にも秘密アリ・・・・・・詳細は また別の機会に書きますが・・・・・・まあ、とにかく「はい、このフェルマータ(=たっぷり伸ばす音、装飾音を加えることも)、自由自在に歌って下さいねー。ピッタリ合わせるので、どうぞお好きなように〜〜」といった感じなのです。
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ギネス級かもしれないが、登録できない?!・・・オペラの話に楽屋ウラ話、盛り上がったトーク
錦織さんの曲間のトークが また面白いのです。オペラの話にはじまって、((ここでは 決して書けない?!))アーティストの楽屋ウラ話まで、、、、鈴木さんや大谷さんとのやり取りでも爆笑!(東北の方への熱いメッセージも話されていましたが、各地を公演されている方ならではの お話でした)
で、錦織さんのコンサートを聴いていつも思うのは、〝クラッシック初心者から オペラ好きまで、誰でも、それぞれの楽しみを 見つけられる〟という事。幅が広いというか、奥が深いというか・・・う〜む、勉強になります!
福嶋編曲は『ネッラ・ファンタジア』と『グレート・プリテンダー』、素晴らしい歌と演奏でした!
アエルでの復興コンサートwith遊佐未森さん
2011.05.06
ゴールデンウィークも終盤になってしまいましたね。みなさんは何をして過ごしましたか?
私は5月5日(木曜・祝日)に、仙台駅前・アエルで行われている 仙台フィルハーモニー管弦楽団 による復興コンサートを聴きに行きました。この日は、仙台出身のシンガーソングライター・遊佐未森さんがゲスト出演し、私は共演曲を編曲したのです。
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仙台駅・西口駅前のアエル (AER) は31階建て、近代的なデザインの複合施設
このアエルでの仙台フィルによる復興コンサートは、4月5日からなんと37日間連続で開催され、市民のみなさんに癒しと希望を 届けている様子です。毎回、楽器編成はさまざまで、この日はヴァイオリンとピアノのデュエットでした。
感情豊かな渋谷由美子さんのヴァイオリン、ピアノの絶妙なサポートは松坂優希さん
クライスラーの『愛の喜び』やドヴォルザークの『我が母の教えたまいし歌』などの名曲が、心を込めて演奏されました。
目の前での素晴らしい演奏に、お客さまから大きな拍手が!
ゲスト出演の遊佐未森さんは、まずはギターの西海さんと一緒に『いつでも夢を』・・・明るい気持ちになれます♪
遊佐未森さんの癒しの歌は絶品♪、軽快なギターは西海さん(実は超絶テクニック)
そして 共演曲は、遊佐さんの持ち歌から2曲。『いつも同じ瞳』は、仙台市街に位置するクリスロードのテーマ曲でもある 元気なナンバー。『I’m Here With You』は、曲名そのものの 温かいメッセージが込められたナンバー。
熱唱の遊佐未森さんと 一緒に盛り上がる演奏メンバー、こんな機会ならではの組み合わせ
出演者のみなさんの演奏・歌唱はもちろん、人柄からもあたたかいメッセージが伝わり、会場は終始なごやかな雰囲気でした。
今回は市街地でのコンサートでしたが、仙台フィルの方たちは沿岸の被災地にも赴いて 演奏をしているそうです。 〝これからもずっと、多くのみなさんの心の癒しになってもらいたい〟・・・そう思いました。
ピクニック気分でコンサート♪『第32回 森とオーケストラ』
2011.05.04
4月29日(金・祝日)に群馬県高崎市にある〝群馬の森〟で、群馬交響楽団(=群響)による野外コンサートが開催されました。 私はこの日のために新編曲を書き、当日も会場でこのイベントを満喫して来ましたので、そのご報告デス!
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〝群馬の森〟と言えば、群馬県民の憩いの場として、多くの方に親しまれています。 見てくださーい、とっても広いでしょう? ここに美術館やサイクリングコース、こども向けの遊具などがたくさんあるワケです。
この日はコンサートのために仮設ステージを設営して、そこでオーケストラが演奏します。
コンサートが始まると、会場はこんなーーーにも大勢の人々で 埋め尽くされるのです!!!
『結婚行進曲』『愛の挨拶』といった親しみやすい曲が演奏されました♪ 中でも『田園・第1楽章』はまさにこの場にピッタリ! 指揮は 鈴木 織衛 さんで、いつもながら オーケストラから豊かな音楽を引き出します。
高崎市少年少女合唱団のみなさんも、ステキな歌声で5曲を共演。ちなみに『翼をください』『世界に一つだけの花』は新編曲♪
野外コンサートなので、寝転んで聴いても、お弁当を食べながら聴いても、踊りながら聴いても、もちろん自由。
こういうオーケストラのコンサートって、意外と少ないですよね。家族全員で、思う存分楽しめるイベントでした!
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ところでこのイベント、毎年4月29日に開催されていて、今回でナ、ナ、ナンと、32回目! 最初の回の頃、当時中学生だった私も、〝群馬の森〟まで聴きに来たことがあります。。。。ああ懐かしい!!
今から30年以上 前、群響は経営状況が あまり良くありませんでした。 そこで、高崎市民の文化の誇りである群響を守り、市民・県民にもっと親しんでもらおうと、高崎青年会議所などが中心となってスタートさせたのが この『森とオーケストラ』。
今回も 約15名ほどの実行委員が 1年間にわたって会議を重ね、当日も 高崎青年会議所のボランティアの方々約50名が、会場の設営や案内 等々で忙しく働いていました。 なんと素晴らしい、文化への貢献なのでしょう!
市民に支えられ、市民のために文化発信する、というスタンスを忘れない群響。各地のプロの演奏団体が学ぶ点は 大きいのでは?
庄野真代さんの『翼をください』レコーディング♪
2011.04.30
4月27日(水曜)に、庄野 真代 さんの歌で、70年代の名曲『翼をください』のレコーディングがありました。
庄野さんの歌に加えて、「ピアノ+木管五重奏(=フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)+トロンボーン+ヴァイオリン」という、ポップスの楽曲にしては ちょっとめずらしい楽器編成で、福嶋は編曲を担当。
これは 東日本大震災の復興支援CDの中の1曲として企画されたもので、その詳細は 後日またご案内しますね。
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さて、今回の編曲は、こういった企画ならではの 独特な編成を生かして・・・・コーラスと木管楽器を組み合わせたり、バロック音楽風なアンサンブルを取り入れたり・・・・と、幾つか工夫をしました。(あっ、もちろん、楽曲の歌詞やメッセージをふまえて、必然性のある音楽的展開にした上で、、、ですよ)
今回のアンサンブル・メンバーは、一緒にライブなどもやっている方々なので、息もぴったり! Free As A Bird スタジオ の広々とした空間のお陰もあって、とてもよい雰囲気で録音できました。
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ヴァイオリンを弾いてくれたのは、仙台フィルハーモニー管弦楽団 ゲストコンサートマスターの 伝田 正秀 さん。艶のあるとても魅力的な音で、ステキなソロを聴かせてくれました♪
そして何と言っても、庄野さんの歌は素晴らしかったです!!! 「〝歌で・何を・どう伝えるか〟に こだわり続けている人 の歌は、なんて伝わるのだろう!」と強く感じました。
実は 急に実現することになった企画なのですが、お手伝いすることができて とても光栄でした・・・深謝!
心に伝わる歌を歌い続ける 庄野 真代 さん、情感豊かなヴァイオリンを奏でる 伝田 正秀 さん
仙台フィルの復興コンサートが開催されました
2011.03.26
本日(3月26日、土曜日)、仙台市の見瑞寺 内・籾江道子モダンバレエスタジオにて、仙台フィルハーモニー管弦楽団による 復興コンサート「鎮魂、そして希望」が開催され、100人以上のお客さまが来場されました。
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指揮は初代常任指揮者の佐藤寿一氏さん。バーバーの『弦楽のためのアダージョ』、チャイコフスキーの『弦楽セレナーデ』などを演奏したそうです。
仙台市出身のソプラノ歌手・管 英三子 さんは、グノー/カッチーニ/マスカーニ(編曲・福嶋)の『アヴェ・マリア』を歌い、「会場の人の中には涙を流された方も多かった」との事です。
コンサートの最後は、お客さまの歌とともに『ふるさと』が演奏されたそうです。
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スタッフの方から「生演奏が、会場にいらした多くのみなさまの心を いやしたようです」とのお話をききました。
仙台フィルはこれから、復興コンサートを数多く開催してゆくそうです。音楽家のみなさん、一緒に応援しましょう。