作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

アエルでの復興コンサートwith遊佐未森さん

2011.05.06

ゴールデンウィークも終盤になってしまいましたね。みなさんは何をして過ごしましたか?

私は5月5日(木曜・祝日)に、仙台駅前・アエルで行われている 仙台フィルハーモニー管弦楽団 による復興コンサートを聴きに行きました。この日は、仙台出身のシンガーソングライター・遊佐未森さんがゲスト出演し、私は共演曲を編曲したのです。

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仙台駅・西口駅前のアエル (AER) は31階建て、近代的なデザインの複合施設

このアエルでの仙台フィルによる復興コンサートは、4月5日からなんと37日間連続で開催され、市民のみなさんに癒しと希望を 届けている様子です。毎回、楽器編成はさまざまで、この日はヴァイオリンとピアノのデュエットでした。

感情豊かな渋谷由美子さんのヴァイオリン、ピアノの絶妙なサポートは松坂優希さん

クライスラーの『愛の喜び』やドヴォルザークの『我が母の教えたまいし歌』などの名曲が、心を込めて演奏されました。

目の前での素晴らしい演奏に、お客さまから大きな拍手が!

ゲスト出演の遊佐未森さんは、まずはギターの西海さんと一緒に『いつでも夢を』・・・明るい気持ちになれます♪

遊佐未森さんの癒しの歌は絶品♪、軽快なギターは西海さん(実は超絶テクニック)

そして 共演曲は、遊佐さんの持ち歌から2曲。『いつも同じ瞳』は、仙台市街に位置するクリスロードのテーマ曲でもある 元気なナンバー。『I’m Here With You』は、曲名そのものの 温かいメッセージが込められたナンバー。

熱唱の遊佐未森さんと 一緒に盛り上がる演奏メンバー、こんな機会ならではの組み合わせ

出演者のみなさんの演奏・歌唱はもちろん、人柄からもあたたかいメッセージが伝わり、会場は終始なごやかな雰囲気でした。

今回は市街地でのコンサートでしたが、仙台フィルの方たちは沿岸の被災地にも赴いて 演奏をしているそうです。 〝これからもずっと、多くのみなさんの心の癒しになってもらいたい〟・・・そう思いました。

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ピクニック気分でコンサート♪『第32回 森とオーケストラ』

2011.05.04

4月29日(金・祝日)に群馬県高崎市にある〝群馬の森〟で、群馬交響楽団(=群響)による野外コンサートが開催されました。 私はこの日のために新編曲を書き、当日も会場でこのイベントを満喫して来ましたので、そのご報告デス!

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〝群馬の森〟と言えば、群馬県民の憩いの場として、多くの方に親しまれています。 見てくださーい、とっても広いでしょう? ここに美術館やサイクリングコース、こども向けの遊具などがたくさんあるワケです。

この日はコンサートのために仮設ステージを設営して、そこでオーケストラが演奏します。

みなさんが、だんだんと集まってきて・・・・

コンサートが始まると、会場はこんなーーーにも大勢の人々で 埋め尽くされるのです!!!

『結婚行進曲』『愛の挨拶』といった親しみやすい曲が演奏されました♪ 中でも『田園・第1楽章』はまさにこの場にピッタリ! 指揮は 鈴木 織衛 さんで、いつもながら オーケストラから豊かな音楽を引き出します。

高崎市少年少女合唱団のみなさんも、ステキな歌声で5曲を共演。ちなみに『翼をください』『世界に一つだけの花』は新編曲♪

野外コンサートなので、寝転んで聴いても、お弁当を食べながら聴いても、踊りながら聴いても、もちろん自由。

こういうオーケストラのコンサートって、意外と少ないですよね。家族全員で、思う存分楽しめるイベントでした!

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ところでこのイベント、毎年4月29日に開催されていて、今回でナ、ナ、ナンと、32回目! 最初の回の頃、当時中学生だった私も、〝群馬の森〟まで聴きに来たことがあります。。。。ああ懐かしい!!

今から30年以上 前、群響は経営状況が あまり良くありませんでした。 そこで、高崎市民の文化の誇りである群響を守り、市民・県民にもっと親しんでもらおうと、高崎青年会議所などが中心となってスタートさせたのが この『森とオーケストラ』。

今回も 約15名ほどの実行委員が 1年間にわたって会議を重ね、当日も 高崎青年会議所のボランティアの方々約50名が、会場の設営や案内 等々で忙しく働いていました。 なんと素晴らしい、文化への貢献なのでしょう!

市民に支えられ、市民のために文化発信する、というスタンスを忘れない群響。各地のプロの演奏団体が学ぶ点は 大きいのでは?

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庄野真代さんの『翼をください』レコーディング♪

2011.04.30

4月27日(水曜)に、庄野 真代 さんの歌で、70年代の名曲『翼をください』のレコーディングがありました。

庄野さんの歌に加えて、「ピアノ+木管五重奏(=フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)+トロンボーン+ヴァイオリン」という、ポップスの楽曲にしては ちょっとめずらしい楽器編成で、福嶋は編曲を担当。

これは 東日本大震災の復興支援CDの中の1曲として企画されたもので、その詳細は 後日またご案内しますね。

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さて、今回の編曲は、こういった企画ならではの 独特な編成を生かして・・・・コーラスと木管楽器を組み合わせたり、バロック音楽風なアンサンブルを取り入れたり・・・・と、幾つか工夫をしました。(あっ、もちろん、楽曲の歌詞やメッセージをふまえて、必然性のある音楽的展開にした上で、、、ですよ)

今回のアンサンブル・メンバーは、一緒にライブなどもやっている方々なので、息もぴったり! Free As A Bird スタジオ の広々とした空間のお陰もあって、とてもよい雰囲気で録音できました。

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ヴァイオリンを弾いてくれたのは、仙台フィルハーモニー管弦楽団 ゲストコンサートマスターの 伝田 正秀 さん。艶のあるとても魅力的な音で、ステキなソロを聴かせてくれました♪

そして何と言っても、庄野さんの歌は素晴らしかったです!!! 「〝歌で・何を・どう伝えるか〟に こだわり続けている人 の歌は、なんて伝わるのだろう!」と強く感じました。

実は 急に実現することになった企画なのですが、お手伝いすることができて とても光栄でした・・・深謝!

心に伝わる歌を歌い続ける 庄野 真代 さん、情感豊かなヴァイオリンを奏でる 伝田 正秀 さん

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仙台フィルの復興コンサートが開催されました

2011.03.26

本日(3月26日、土曜日)、仙台市の見瑞寺 内・籾江道子モダンバレエスタジオにて、仙台フィルハーモニー管弦楽団による 復興コンサート「鎮魂、そして希望」が開催され、100人以上のお客さまが来場されました。

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指揮は初代常任指揮者の佐藤寿一氏さん。バーバーの『弦楽のためのアダージョ』、チャイコフスキーの『弦楽セレナーデ』などを演奏したそうです。

仙台市出身のソプラノ歌手・管 英三子 さんは、グノー/カッチーニ/マスカーニ(編曲・福嶋)の『アヴェ・マリア』を歌い、「会場の人の中には涙を流された方も多かった」との事です。

コンサートの最後は、お客さまの歌とともに『ふるさと』が演奏されたそうです。

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スタッフの方から「生演奏が、会場にいらした多くのみなさまの心を いやしたようです」とのお話をききました。

仙台フィルはこれから、復興コンサートを数多く開催してゆくそうです。音楽家のみなさん、一緒に応援しましょう。

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こんな時こそ元気を!つのだりょうこさん&東京交響楽団♪

2011.03.17

この度の東北関東大震災で被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧と復興を、心より期待しております。また微力ではあっても、できる限りのお役に立ちたいと思っております。

11日、私は仙台フィルハーモニー管弦楽団の仕事で、午後から仙台に移動の予定でした。東京駅で、出発前の新幹線の車内で地震にあいましたが、夜には家に戻ることができました。

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13日には、つのだ りょうこ さんの歌と司会、東京交響楽団(弦楽セクション)の演奏で『3歳からのクラシックコンサート』が開催されました。私は『翼をください』『おもちゃのチャチャチャ』や手遊び歌など、7曲を編曲しました。

出演者やスタッフ一同「こういった時こそ、子どもたちに元気を出してもらおう!」という気持ちが強く、楽しいコンサートになったのでは、と思います。

つのだ さんは歌はもちろん、客席とのやり取りも絶妙でした。また指揮者のヘルベルト・フォン・ホリヤンこと 堀 俊輔 さんは、アドリブ満載のトークなのですが、実は音楽とのつながりをとても大事にしていて、流石ベテランの味を出していました。

コンサートの前半には、ミラクル・パーカッション・グループのステージもありましたが、こちらも素晴らしいステージ。

〝こういった時期だからこそ、私たち音楽家がやるべき事がある!〟と実感したコンサートでした。

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渡辺満里奈さんの3才からのクラシック♪

2011.02.16

2月13日(日曜)に 横浜 みなとみらいホールにて、『Concert for KIDS 〜渡辺満里奈の3才からのクラシック〜』という公演が 開催されました。福嶋がアレンジャーとして参加している公演で、今回もとても楽しいコンサートとなりました。

今回は、前半が 絵本『ありがとうターブゥ』の生演奏付き 読み聞かせ、後半が クラシックの生演奏の鑑賞や手遊びコーナー、という構成。 会場は3才以上のお子様とパパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔であふれていました♪

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絵本の作者であり、2児のママでもある 渡辺 満里奈 さんの読み聞かせは、とても心地よかったです。 満里奈さんは他にも、タンバリンを叩いて 演奏家と共演したり、と会場を大いに盛り上げていました。

私は 読み聞かせのBGM、『威風堂々』『シンコペーティド・クロック』といった名曲を、「ピアノ、ヴァイオリン、金管5重奏、マリンバなどの打楽器」のために編曲しました。

演奏者は今回も 腕達者な方ばかりで、中でも 中川 賢一 さんのピアノと 浜 まゆみ さんのマリンバによる『剣の舞』は、〝見事〟としか言いようのない素晴らしいアンサンブルでした!

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この公演は プログラムはもちろん、音響や映像・照明などもふくめて〝クラシックははじめて〟というお子様にも 楽しんでいただける内容になっています。 次回の『ありがとうターブゥ』の公演は、4月9日(土曜)に所沢市民文化センターにて。(←中止になりました)

お近くの方は お出かけになってみてはいかがでしょうか♪

前日のリハーサルが終わる頃。ホール近くのライトアップされた観覧車がきれいです

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三木稔氏のシアターピース2作品を堪能!

2011.01.17

1月15日 横浜みなとみらいホールの小ホールで、『のはらのファンタジー』という公演を聴きました。プログラムは、 三木 稔 氏が作曲したシアターピース2作品。すばらしい歌唱・演奏・演出で、傑作を堪能しました。

合唱曲や器楽曲を上演するのにあたって、語りや簡単な芝居を入れたり、ステージだけでなく客席でも歌唱・演奏する、といったスタイルの作品をシアターピースと言います。生演奏だけの公演に比べ、作品・演奏・演出が効果的に結びつくと、とても面白いエンターテイメントになるわけです。

今回は 榊原 徹 氏が音楽監督・演出をされましたが、氏はオペラやバレエ公演の指揮もたくさん手掛けている方だけあって、たいへん効果的。私自身もシアターピース的な作品を時々書くのですが、とても参考になりました!

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『ベロ出しチョンマ』は千葉県に伝わる悲しい民話をもとにした作品です。バリトンはベテランの境 信博 氏。歌と語りと芝居とを、あれだけ自在に織り交ぜて表現できるのは本当にスゴイ事です。

伴奏は一面の琴のみで、渡辺 正子 さん。〝約30分もの緻密な楽譜をきちんと把握し、物語の感情の起伏をよく表現してるなぁ!〟と感心しました。客席では、聴きながら涙を流している方が何人かいました(・・・私もです)

『のはらうた』は詩人・工藤 直子 さんが野原の草木や虫、小動物などを主人公にして描いた詩に、4重唱・ヴァイオリン・ピアノによるとても楽しい音楽がついた作品。ソプラノの 赤星 啓子 さんのカワイらしくて華やかな歌やセリフ(台本・三木 那名子 氏)をはじめ、歌手やダンサーによるファンタジックな世界に何度もほほえんでしまいました。

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この公演は、みなとみらいホールが主催する“小ホールオペラシリーズ ”という企画で、毎年4公演も開催されているそうです。このホールの響きは、余韻が美しい上に言葉が聴き取りやすいので、シアターピースやミニ・オペラなどにも、とてもふさわしいと思いました。お客さまが楽しめるだけでなく、出演者やスタッフにとってもやりがいのある好企画ですね。

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中村雅俊さんのコンサート、大いに盛り上がりました!

2010.12.17

仙台の暮れの風物詩・光のページェントの期間中の12月12日に、『七十七スターライトシンフォニー チャリティーコンサート』が開催されました。

出演者は、宮城県女川町出身の歌手・俳優の 中村 雅俊 さんとバンド、それに仙台フィルハーモニー管弦楽団という大変豪華な催し。福嶋は『俺たちの旅』『ふれあい』『心の色』『恋人も濡れる街角』といった名曲6曲を編曲しました。

中村 雅俊 さんはすごくオーラがあるのにとても気さくな方。共演者やスタッフを自然と盛り立ててくれるので、リハーサルから本番まで、現場は終始よい雰囲気でした。 一例をあげれば、リハーサルで『ナカムラ・エレキ音頭』という曲を歌い終わるやいなや、ステージから客席へ降りてきて「このアレンジ、盛り上がってイイねぇ!」なんて言ってくれるのです。 みんないつの間にか、中村さんに乗せられてしまいます!

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今回の編曲は、中村さんのバンドのキーボード奏者 兼 編曲者であるO氏と入念な打合せをしながら進めました。 中村さんは毎年コンサート・ツアーを行っているのですが、その際のバンド版の編曲がたいへん効果的で、それを元にさらにオーケストラ的にふくらませる作業はとても楽しい仕事でした。

バンドのメンバーもとても協力的で、派手なサウンドだけでなく、バラードの『海を抱きしめて』では繊細で温かい響きを奏でてくれました。

そしてこういったプログラムでは、いつも本当に頼りになる 鈴木 織衛 さんの指揮と仙台フィル。 また音響や照明、企画制作などの大勢のスタッフの入念な準備には、頭が下がります。

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このコンサートの模様は、東北放送(テレビ)で12月23日の16時50分から放送されます。 東北地方の方はぜひご覧下さい!

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遊佐未森さんとオーケストラの素敵な世界!

2010.12.14

12月8日、宮城県出身のアーティスト・遊佐 未森 さんと 仙台フィルハーモニー管弦楽団が初共演するコンサートが、開催されました。福嶋が編曲を担当し、前日のリハーサルに立ち会ってきました。

今回の新編曲は、遊佐さんのオリジナル曲『僕の森』『いつも同じ瞳』『I’m here with you』の3曲。楽曲のカラーにあわせて、森の木々のイメージ、軽やかなマーチ、等々工夫して編曲しました。 また、以前編曲した『アヴェマリア・メドレー』も歌って頂きました。

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リハーサル会場では、遊佐さんのピュアな歌声とメッセージが オーケストラの響きとぴったりと溶け合い、たいへん美しい音楽となりました。

それににしても・・・あの「誰をもホッとさせる遊佐さんワールド」、ますます磨きがかかっていました!

そしてまた・・・海老原 光 さん指揮の仙台フィルが、温かく愛情ある音楽で、それを包み込んでいました!

・・・うーん、コラボレーションっていいですねぇ!(しょうしょう照れ笑)

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このコンサートは、松島の高級ホテル「一の坊」主催のクリスマス・コンサート。 地元を大事にした、素敵で贅沢な企画です。 コンサートの模様は、遊佐さんのホームページのブログ“FROM MIMORI”でも紹介されていますので、ぜひご覧下さい!

オーボエやヴィオラも活躍

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