作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

ゆめはっとジュニア・ウインド・オーケストラで司会!

2010.12.28

12月26日、福島県の南相馬市民文化会館(=ゆめはっと)にて、ゆめはっとジュニア・ウインド・オーケストラ 第7回定期演奏会が開催されました。私は司会を担当し、前日のリハーサルからみなさんと一緒に過ごしました。

今回の指揮者は 山下 一史 さん。私は仙台フィルの公演で、山下さんにはたくさんの編曲作品を指揮して頂いていますが、毎回スコアからたいへん豊かな音楽を引き出してくださいます。

今回はジェイガー『シンフォニア・ノビリッシマ』やホルスト『第一組曲』と大曲中心のプログラムでしたが、小学生から高校生までの若いメンバーから、色彩豊かで構成感のある音楽を引き出していました。丁寧な指導に熱心に応えていた子供たち・・・・とてもよい経験となったことでしょう!

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ゲストに登場したのは、東京佼成ウインドオーケストラのトランペット奏者・安藤 真美子 さん。

リードの『トランペット協奏曲』から第2・5楽章を、フリューゲル・ホルンとB♭管トランペットを持ち替えての演奏でした。楽器の個性、楽曲の個性、そしてご自分の個性を見事に融合させた 銘演奏でした。

アンコールにはアンダーソン『トランペット吹きの子守歌』を演奏。C管の少し明るい響きで、後半のメロディーに装飾を加えての演奏は絶品でした!

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今回のプログラムは 名曲や大曲を中心によく練られていましたので、私はそういう面がなるべくわかりやすく伝わるように心掛けて 司会をしました。山下さん、安藤さんへインタビューもしましたが、お二人とも興味深いお話で盛り上げて頂きました。

子どもたちの演奏、指揮者やゲストの魅力、考えられた企画制作、と充実した演奏会を 私自身も大変楽しませて頂きました!

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オーケストラ・アンサンブル金沢の素敵な「くるみ割り人形」

2010.12.25

金沢市の親戚宅を訪問する用事にあわせて、12月21日に県立音楽堂でオーケストラ・アンサンブル金沢の「くるみ割り人形」(バレエ付、全曲)を観覧しました。エンターテイメントとしても、地方からの文化発信の成果としても、大変素晴らしい公演でした!

指揮はこのオーケストラの専任指揮者の 鈴木 織衛 さん。鈴木さんには 福嶋は日頃から大変お世話になっています。

バラエティーに富んだナンバーからなるこの音楽を、色彩豊かに、また時にシンフォニックに、オーケストラから素晴らしい音楽を引き出していました。またバレエを観ながら生演奏を聴くことで、チャイコフスキーのバレエ音楽の素晴らしさをあらためて実感できました。

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華やかな音楽にのって、バレエもとても表情豊かでした。エッセン市立歌劇場からのゲストのダンサーはもちろん、子供から大人まで大多数で構成された地元のバレエ団のみなさんまで、生き生きと踊っている姿は感動的でした。

この公演は、海外と地元の多数の出演者のコーディネイト、約半年の練習、十分な音楽稽古、といった丁寧な準備のもとで実施された企画だそうです。こういった公演こそが地域の文化を育てる、、、と実感した夜でした。

クリスマスの飾り付け

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中村雅俊さんのコンサート、大いに盛り上がりました!

2010.12.17

仙台の暮れの風物詩・光のページェントの期間中の12月12日に、『七十七スターライトシンフォニー チャリティーコンサート』が開催されました。

出演者は、宮城県女川町出身の歌手・俳優の 中村 雅俊 さんとバンド、それに仙台フィルハーモニー管弦楽団という大変豪華な催し。福嶋は『俺たちの旅』『ふれあい』『心の色』『恋人も濡れる街角』といった名曲6曲を編曲しました。

中村 雅俊 さんはすごくオーラがあるのにとても気さくな方。共演者やスタッフを自然と盛り立ててくれるので、リハーサルから本番まで、現場は終始よい雰囲気でした。 一例をあげれば、リハーサルで『ナカムラ・エレキ音頭』という曲を歌い終わるやいなや、ステージから客席へ降りてきて「このアレンジ、盛り上がってイイねぇ!」なんて言ってくれるのです。 みんないつの間にか、中村さんに乗せられてしまいます!

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今回の編曲は、中村さんのバンドのキーボード奏者 兼 編曲者であるO氏と入念な打合せをしながら進めました。 中村さんは毎年コンサート・ツアーを行っているのですが、その際のバンド版の編曲がたいへん効果的で、それを元にさらにオーケストラ的にふくらませる作業はとても楽しい仕事でした。

バンドのメンバーもとても協力的で、派手なサウンドだけでなく、バラードの『海を抱きしめて』では繊細で温かい響きを奏でてくれました。

そしてこういったプログラムでは、いつも本当に頼りになる 鈴木 織衛 さんの指揮と仙台フィル。 また音響や照明、企画制作などの大勢のスタッフの入念な準備には、頭が下がります。

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このコンサートの模様は、東北放送(テレビ)で12月23日の16時50分から放送されます。 東北地方の方はぜひご覧下さい!

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遊佐未森さんとオーケストラの素敵な世界!

2010.12.14

12月8日、宮城県出身のアーティスト・遊佐 未森 さんと 仙台フィルハーモニー管弦楽団が初共演するコンサートが、開催されました。福嶋が編曲を担当し、前日のリハーサルに立ち会ってきました。

今回の新編曲は、遊佐さんのオリジナル曲『僕の森』『いつも同じ瞳』『I’m here with you』の3曲。楽曲のカラーにあわせて、森の木々のイメージ、軽やかなマーチ、等々工夫して編曲しました。 また、以前編曲した『アヴェマリア・メドレー』も歌って頂きました。

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リハーサル会場では、遊佐さんのピュアな歌声とメッセージが オーケストラの響きとぴったりと溶け合い、たいへん美しい音楽となりました。

それににしても・・・あの「誰をもホッとさせる遊佐さんワールド」、ますます磨きがかかっていました!

そしてまた・・・海老原 光 さん指揮の仙台フィルが、温かく愛情ある音楽で、それを包み込んでいました!

・・・うーん、コラボレーションっていいですねぇ!(しょうしょう照れ笑)

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このコンサートは、松島の高級ホテル「一の坊」主催のクリスマス・コンサート。 地元を大事にした、素敵で贅沢な企画です。 コンサートの模様は、遊佐さんのホームページのブログ“FROM MIMORI”でも紹介されていますので、ぜひご覧下さい!

オーボエやヴィオラも活躍

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和楽器でアウトリーチ、多数の編曲を演奏して頂きました!

2010.12.04

11月25日に藤沢市内の社会福祉法人で、和楽器によるアウトリーチが行われました。

アウトリーチとは、音楽家が学校や病院、福祉施設などへ出向いていって 演奏を行う活動のこと。 今回は 日本音楽集団のメンバー5名(笛・尺八、三味線、二十絃箏、十七絃箏、打楽器)でうかがいました。

通常のコンサートホールでの公演と違い、お客さまはプロの音楽家の演奏を 身近に見聞きすることが出来ます。 また、音楽家にとってもお客さまの反応がダイレクトに伝わる、とても刺激のある公演です。 プログラムも、親しみやすい曲の割合を いつもより少し多めにして行いました。

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福嶋の編曲作品も、童謡・唱歌に懐メロ、民謡まで、14曲も取り上げて頂きました。

その模様が施設のブログで紹介されていますので、こちらもご覧下さい。

とても喜んでいただいた様で安心しましたが、こういった意義深い活動が行えるのも、支援してくださる方があってこそ。 本公演は 第一生命さんの社会貢献活動の一環として行いましたが、企業の姿勢・経営理念に敬意を表したいと思います。

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東方プロジェクトの音楽

2010.11.27

東方プロジェクトとは〝上海アリス幻樂団〟さん が制作する 弾幕系シューティングゲームのシリーズのこと。 このゲームは、キャラクターのデザインも美しいし、BGMもとてもカッコイイ!

私は今年、才能溢れる手妻師(=江戸古典奇術のプロ) F 氏のプロデュースで、この音楽を 和楽器のために編曲する機会に恵まれました。 その演奏はニコニコ動画にアップされ、3万回以上も見聞きして頂きました(よろしければこちらをご覧下さい)。

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このプロジェクトの素晴らしい点の一つは、〝上海アリス幻樂団〟さん が映像や音楽の二次使用に 規制を設けていない事です。

そのことにより、例えば音楽であれば、ファンが自由な発想で編曲・演奏して ニコニコ動画にアップできるのです。 そして、それを見た人が刺激を受け、また別の発想で音楽を編曲・演奏してアップする・・・ニコニコ動画ならではの、フレキシブルな音楽文化の交流・展開で、素晴らしいですよね!

作者に敬意を表しつつ、次回作はどんな形で・・・なんて考える日々です。

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日本音楽集団の定期&新曲〝夢もよい・・・〟の初演、無事終了!

2010.11.19

11月17日に日本音楽集団の第201回定期演奏会が無事終了しました。

お忙しい中 そして 足下の悪い中、会場にいらしていただいたお客さま、本当に、ほんとうにありがとうございました!

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新作「邦楽合奏と語りのための〝夢もよい・・・〟」の演奏も とてもよい音楽的な流れとなり、初演成功と言えるのではないかと感じております。

奏者はもちろん、語りのテキストとしてご自身の詩を快く改変してくださった詩人・唯遊 湯人 氏、1ヶ月以上ものリハーサルの中で 演奏者の可能性を引き出して頂いた指揮・河地 良智 先生、さまざなスタイルの朗読や唄を見事に表現した語り・宮越 圭子 氏に、大いに感謝しております。

演奏会の様子につきましては、音楽ライターの 飯田 有抄 さんがご自身のブログの中で、丁寧な感想を書いてくださっていますので、ぜひこちらもご覧下さい。

音響のよい第一生命ホール

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三十絃箏と笙の新作初演、上毛新聞にも記事が!

2010.11.16

11月3日に 宮下 秀冽 先生のリサイタルが開催され、その中で、福嶋が作曲した「十絃箏と笙のための〝朔太郎の詩に寄せる4章〟」という作品が初演されました。

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三十絃箏とは、文字通り30本の弦が張ってある大型の琴で、音域が広く音も豊かで大変表現力のある楽器です。

この作品は三十絃箏の普及に熱心な 宮下 先生の委嘱作曲。萩原 朔太郎 の4編の詩(=「竹」「帰郷」「女よ」「榛名富士」)のイメージを、三十絃箏と笙の組み合わせを生かしつつ表現しました。

当日は、宮下 先生の作り出す大きな音楽と、気鋭の笙奏者 豊 明日美 氏のセンスあふれる音楽が一つになり、素晴らしい演奏をしていただきました。

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演奏会の様子は翌日の上毛新聞でも紹介されました。丁寧に記事にして頂いていますので、こちらもご覧下さい。(上毛新聞 2010年11月4日 の記事。リンクの許可を得ています)

なお偶然ですが、萩原朔太郎、この記事を書いた記者、福嶋の3者は同じ高校の卒業生です!


「帰郷」のシチュエーション・・・車窓から望む赤城山


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三味線・尺八・箏で『剣の舞』♪

2010.11.15

YouTubeに、和楽器3重奏による『剣の舞』の映像がアップされました!

「三味線(杵家 七三  さん)+尺八(竹井 誠  さん)+箏(山田 明美  さん)」のスーパー・プレイを、お楽しみくださいませ!

・・・編曲しました(^_^)

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11月17日に新曲〝夢もよい・・・〟初演!

2010.11.14

11月17日の日本音楽集団の定期演奏会で、新曲が初演されます(19時開演、第一生命ホール)。

曲名は、『邦楽合奏のための組曲〝夢もよい・・・〟』。

三味線、琴、尺八、琵琶、鼓や打楽器といった10人の和楽器奏者による器楽に語り手が加わります。

語りといっても朗読風からお芝居風、果ては長唄ばりの歌のスタイルまで取り入れ、バラエティーに富んだ、日本の声と器楽の表現を楽しんで頂こうと思っています。

約1ヶ月前から練習を重ねており、熱演が期待されます!

みなさまよろしければ、コンサートにぜひお越しください。

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