作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

〝調布三曲協会演奏会 はるおうか〟で『恋物語』初演!

2012.04.11

4月8日(日)、調布市文化会館 くすのきホール にて「調布三曲協会 創立50周年記念演奏会 はるおうか」が開催されました。

オープニングの『六段の調』から 舞台はたいへん華やか・・・70人以上もの奏者が 指揮者なしで、ワクワクする様な演奏を繰り広げました。他にも『雲井獅子』『さくら変奏曲』『寿くらべ』などなど、オメデタイ(?!)演目が並び、多くのお客さまが 尺八・三味線・琴の響きを楽しんでいらっしゃいました。

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コンサートの最後のプログラムは、拙作『三曲合奏のための〝恋物語〟』の初演。

これは創立50周年記念作品として委嘱していただいたもので、架空の恋物語を音で表した作品。「第1楽章 わたしから」「第2楽章 えんむすび」「第3楽章 はるおうか」の3楽章から成るのですが、曲の途中で〝多摩川の渡し〟〝深大寺の境内〟〝桜並木の花吹雪〟と 調布にゆかりのある風景の描写も出てきます。

尺八・三味線・琴の少人数でも演奏できますが、この日は笛・胡弓・打楽器なども加わり、三味線も地歌と長唄を持ち替え、色彩豊かでダイナミックな音楽に♪

何回か練習にお邪魔したのですが、その度ごとに演奏がレベル・アップし、そして本番が 一段と素晴らしい演奏になりました!

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こんなに素敵なミルクピッチャーもおみやげにいただきました

コンサート後には 50周年の記念式典が開催され、調布市長、日本音楽集団の田村代表や 尺八の宮田先生などの来賓のスピーチ、くじ引き大会に楽しい余興とこちらも大盛会。それにしても、一つの団体が50年間も活動を続けるという事は、並大抵のことではないと思います。関係者のご尽力が、どれほどのものであったのか・・・。

音楽的にも(現代邦楽的な作品に 慣れていらっしゃらない会員の方もいた と思うのですが)、練習での 私の様々なリクエストを 一つ一つクリアーしてゆき、その積極的な姿勢に 心より感謝しています。

調布三曲協会さんが 今後さらに発展され、邦楽合奏の普及やレベルの向上に ますます貢献されることを、期待してやみません!

は・る・お・う・か

(LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH.MEGA O.I.S. ほか)

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だんだん春らしくなりましたね!

2012.03.30

ここ2・3日、関東地方は少し暖かくなって、過ごしやすいですね。

私はこのところ 仕事などで地方に行く事が多かったのですが、我が家にもどると梅が 元気に咲いていました。

だんだん春らしくなりましたね!

〝春眠、暁を・・・〟にならないよう、張り切って仕事をしなくては イケナイですね〜♪

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)

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楽しい歌とオケの魅力♪ ひなた おさむ さん&仙台フィル

2012.03.26

3月20日(祝日)仙台市の青年文化センター・コンサートホールで、仙台フィルのファミリー・コンサート『オーケストラってなんだろう!』が開催されました。私も5曲編曲し、前日のリハーサルに立ち会いましたが、それはとってもワクワクする内容!

移動は東北新幹線、〝はやぶさ型車両・E5系〟にも乗りました

このコンサートは2部構成で、第一部は〝オーケストラずかん〟なるステージ。

これはオーケストラをジャングルにみたてて、探険しながらオーケストラについて学んじゃおう・・・という趣向。指揮者の 岩村 力 さんが博士、ゲストの ひなた おさむ さんが助手、小鳥・猛獣・原住民 等がそれぞれの楽器というワケ。岩村 さんと ひなた さんの面白トークを交えながら、それぞれの楽器のキャラクターがわかりやすく紹介されてゆきました。

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第二部は、オーケストラの魅力を満喫できる〝音楽会〟。『ローエングリン〜第3幕への前奏曲〜』や『ローマの松〜第3・4楽章〜』など、ゴージャスな響きの名曲が演奏されました。(東北福祉大・吹奏楽部の大勢のみなさんが、バンダなどで共演!!)また、NHK「おかあさんといっしょ」の歌のおにいさん・ひなた おさむ さんの、とっても楽しい歌のコーナーもありました。

ひなた さんは〝やまがた特命観光・つや姫大使〟でもあり、東北地方とは縁がとっても深いそうです!

ひなた さんは『ヤッホ・ホー』『きみのなまえ』『ドンスカパンパン おうえんだん』などの5曲を歌い、手遊びや掛け声 等々で子供達をどんどん巻き込んでゆきます。そのアイデアの豊富さには、もう脱帽!! 本番も大いに盛り上がったそうです。

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仙台フィルさんは2日前の定期演奏会で、ヴェロさん指揮のフランス音楽で、大変色彩豊かな響きを醸し出したそうデス。そしてこの日は、ノリノリで華やかな音楽を奏でる・・・その幅の広さと積極性に、オーケストラの勢いを感じました♪♪

『キッチンオーケストラ』も、生のフル・オーケストラで演奏しました♪

(AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ほか)

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上毛新聞の記事『震災と音楽家』を執筆♪

2012.03.22

みなさん、こんにちは! もうすぐ 4月だというのに、風が吹いたり、雨が降ったりで、まだ寒い日が時々ありますよね。体調を崩しやすい時期ですので、くれぐれもご自愛の程 よろしくお願い致します。

さて先日(3月20日)、私の地元・群馬の上毛新聞の朝刊に、福嶋が執筆した記事が 掲載されました。「視点・オピニオン21」という欄で、『震災と音楽家〜できることで共に歩む〜』というタイトルです。

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震災に関係した 真面目な内容ですので、安易には書けませんし、かといって 一般の方にわかりやすくお伝えしたいので、親しみやすい内容にもしたい・・・と、いろいろと考えて書きました。

テノールの秋川雅史さんのお話、群馬交響楽団と阿形深雪さんの活動、私の作曲作品『かなえ』の話、を取り上げています。

上毛新聞のホームページに記事が掲載されています、どうぞご覧くださいませ。

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笑いにあふれた?!『酒呑童子』初演♪

2012.03.06

3月4日(日曜)津田ホールにて、日本音楽集団の第205回定期演奏会が開催され、5曲の協奏曲が演奏されました。多くのお客さまにご来場していただき、会場はほぼ満席。関係者一同、感謝、感謝です!

私の『三味線と声のための協奏曲“酒呑童子”』も初演となり、おおむね好評だったようです。

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拙作は「お伽草紙」にも登場する『酒呑童子』のお話の名場面を、三味線とソプラノが活躍しながらつづってゆく趣向の協奏曲。決戦、涙、笑いありの展開です。ソロはメゾ・ソプラノの 青山 恵子 さんと、三味線の 杵家 七三 さん。

青山さんは、裏声・地声の歌に お芝居まで、自由自在に表現。聞きやすい日本語なのに、感情移入もバッチリで もう脱帽です!杵家さんは、技巧的なフレーズからしっとりとした伴奏に、歌や語りと、長唄三味線奏者の様々な魅力をみせてくれました。

二人とも百戦錬磨の方だけあって、お客さまの反応を感じながらのライブ感あふれるステージに。曲の途中のフリートークでも、お客さまの笑いを誘っていました。今回、私は作曲だけでなくテキストも書きましたが、お二人のソロでなければあり得ない作品となりました。

指揮は 苫米地 英一 さんで、日本音楽集団から様々な音色を引き出し、アンサンブルをリード。初演に大貢献で、深謝デス!

鬼の首、捕ったどー!

(NOKTON 58mm F1.4 SLII)

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振り袖であでやかに『日本の春・メドレー』初演♪

2012.03.05

3月3日(土曜)第一生命ホールにて、文化箏フェスティバルが開催されました。

文化箏(=ぶんかごと)とは、横幅の短い琴のこと。普通のお琴と 同じ13本の絃が張ってあり、奏法も全く一緒。携帯性が良いので、学校でのお琴の授業や、クラブ活動などでも活用されています。

この日は全国各地から16の団体が出演し、童謡唱歌、ポップス、演歌、民謡などなど、様々な曲を披露していました。

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増渕 喜子 さんが指導されるアンサンブル(生涯学習館江原キャンパス、桃園あおぎり館、杉並第一小と西中野小の4年生有志、の合同)は、拙作の『日本の春・メドレー』を演奏してくれました。

これは「さくらさくら」「荒城の月」「うれしいひなまつり」の3曲のメドレーで、全体で約8分。一曲ずつ単独でも演奏可能。編成は「文化琴(または十三絃箏)1・2+ベース文化琴(または十七絃)+リコーダー」。オプションで、合唱と、やや難しい琴3パートを、加えることもできます。

増渕先生の依頼で編曲したのですが、先生は全国各地の教育現場で琴を指導されているだけあって、「現場で使いやすく、かつ、音楽的に面白く」という明確なリクエストがありました。

この日は、小学生の女の子を中心とした 約20人で演奏されましたが、みなさん振り袖を着て、とってもかわいくて あでやかな ステージとなりました。

子どもの世界には、いつも癒されますねェ・・・

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)

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静岡響 with 秋川雅史さん & 仙台フィル「絆」コンサート

2012.03.01

2月26日(日)に静岡県富士宮市で、「ふじのくに交響楽団」の名曲コンサートが開催されました。

このオーケストラ、実は 静岡交響楽団さんが母体となっていて、明るくて 積極的で とってもイイ雰囲気! 鈴木 織衛さんの指揮で演奏された チャイコフスキーの三大バレエ音楽など、とても色彩豊か(『雪片のワルツ(くるみ割り)』はホント絶品)♪

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ゲストのテノール・秋川 雅史さんは『ルイザ ミラー』や『グラナダ』などの十八番を 情感豊かに熱唱!また『千の風になって』『あすという日が』は言葉を大切にしながらの歌唱で、会場全体がとても温かい雰囲気で満たされました。

それから、指揮の 鈴木さんとのトークは 漫談かと思わせるほどの面白さで、爆笑につぐ爆笑。拙作編曲も無事終了です♪

「深海邦楽会 箏曲演奏会」の翌日、新幹線で静岡へ

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オペラ歌手とオーケストラと言えば、2月3日(金)にはサントリーホールで『仙台フィル 絆 コンサート』が開催されました。

ここではソプラノ菅 英三子さんのソロで、拙作アレンジも演奏されました。パスカル・ヴェロさんの指揮のもと『アヴェ・マリア メドレー』は 弱音までもが美しく、陰影に富む表現にして頂きました。

メイン・プログラムのサンサーンス『交響曲第3番 オルガン付』は たいへんな熱演で、ヴェロさん&仙台フィル ならではの 素晴らしい音楽となりました!

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)

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〝かなえ〟東京初演♪ 深海邦楽会 箏曲演奏会

2012.03.01

2月25日(土)に国立劇場にて、『深海邦楽会 箏曲演奏会』と『深海さとみ 箏・三絃リサイタル』が開催されました。宮城曲、古典のほか、溝入 敬三さんや高橋 久美子さんの新作など、聴きどころたっぷりの4時間でした♪

中でも約100人で演奏された『東北民謡による組曲』と『残月』は、文字通り一糸乱れぬ演奏。(指揮者がいなくても)〝呼吸で合わせる〟ことができれば、大人数でも 文字通り〝息ぴったり〟になるのですね!

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『一面の箏と二管の尺八のための協奏曲〝かなえ〟』の東京初演も行われました。箏の 深海 さとみさん、尺八の 坂田 梁山さん、田辺 頌山さんのソロは 本当にすばらしく、拙作の面白さを お客さまに伝えて下さいました。

12日(日)の大阪での初演に引き続いての演奏でしたが、緻密な 深海邦楽会さんのアンサンブル、田辺 先生と坂田 先生の優秀なお弟子さん、大阪から駆けつけた腕達者な10人以上のメンバーと、それぞれの魅力が混じり合い、熱い演奏となりました!

もうすぐひな祭りですね

(NOKTON 58mm F1.4 SLII)

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新作3曲書きました♪和楽器コンサートのご案内

2012.02.19

この2月から4月にかけて、私が和楽器のために作曲した作品が 相次いで初演となりますので、以下の通り ご案内いたします。どの公演も面白い内容にするべく、一同、入念に準備を進めています。もしお時間がございましたら、ぜひお越し下さい♪

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【深海邦楽会・箏曲演奏会】 ちらしは→Chirashi1

・2/25(土)14時から、国立劇場・小劇場(東京メトロ・半蔵門駅か永田町駅)

・『かなえ』は東北復興への想いを込めて書いた協奏曲です。2/12の初演(大阪)は盛況裡に終える事ができました。

一面の箏と二管の尺八のための協奏曲『かなえ』<東京初演>

第一楽章「巴(ともえ)」、第2楽章「三叉(さんさ)」、第3楽章「鼎(かなえ)」

♪独奏箏・深海さとみ、独奏尺八1・坂田梁山、独奏尺八2・田辺頌山、の各氏

♪合奏・深海邦楽会、日本の音楽を広める会

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【日本音楽集団・第205回定期演奏会】 ちらしは→Chirashi2Chirashi3

・3/4(日)15時から、津田ホール(JR・信濃町駅)

・「お伽草子」にも登場する『酒呑童子』という鬼の話をテキストに、協奏曲を書きました。長唄や端唄からオペラ調のテイストまで、ソロや合奏の妙技を楽しんで頂きます。(詞章構成と作詞・福嶋)

三味線と声のための協奏曲『酒呑子』<初演>

第一楽章「大江山にて」、第二楽章「お座敷で」、第三楽章「京や江戸で」

♪ソプラノソロ・青山恵子、長唄三味線ソロ・杵家七三、の各氏

♪指揮・苫米地英一、合奏・日本音楽集団

酒呑童子、のイメージ・・・か?!

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【調布三曲協会・創立50周年記念演奏会】 ちらしは→Chirashi4

・4/8(日)14時から、調布市民会館たづくり・くすのきホール(京王線・調布駅)

・『恋物語』は調布の風景(多摩川、深大寺、桜並木など)を織り込んだ合奏曲です。調布三曲協会の創立50周年記念委嘱作品。

三曲合奏のための『恋物語』<初演>

第一章「わたしから」、第二章「えんむすび」、第三章「はるおうか」

♪合奏・調布三曲協会

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)

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箏と2管の尺八の協奏曲〝かなえ〟の初演、盛況裡に終了♪

2012.02.17

2月12日(日)、新大阪のメルパルクホールにて「合歓木 邦楽コンサート」が開催されました。これは、日本の音楽を広める会 が主催し 毎年開催され、今年はもう第16回。この日の公演は 18演目で約4時間半にもおよぶ、大規模な公演となりました。

『秋風の曲』『鹿の遠音』といった古典作品の名曲から、宮城道雄『瀬音』や牧野由多可『東北民謡による組曲』などの定番曲、江戸信吾さんや水川寿也さんの新しい作品、掘り出し物的な名曲『浪花十二月』などなど、どれもこれも とても練られた演奏で、聴き応え十分でした!

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そしてコンサートの最後には、私の〝かなえ〟という新作協奏曲が初演となりました。3人の百戦錬磨のソロのみなさん、個性を豊かに主張された上に、緻密なアンサンブルもバッチリ・・・たいへん素晴らしかったです!

また合奏団のみなさん、練習毎にどんどん上手くなり、本番では熱い演奏でソロを盛り上げてくださいました。指揮の中西先生、関西のみなさんをグ〜イグイと引っ張って、指導されてました。(うーむ、僕には真似できない・・・笑)

客席では涙を流して聴いてくださった方もいたとの事で、盛況のうちに終えることができました。みなさまに、深謝です!!

一面の箏と二管の尺八のための協奏曲〝かなえ〟

第1楽章「巴(ともえ)」、第2楽章「三叉(さんさ)」、第3楽章「鼎(かなえ)」

独奏箏・深海 さとみ、独奏尺八1・坂田 梁山、独奏尺八2・田辺 頌山、指揮・中西 勲、の各氏

(東京初演が、2012年2月25日(土)に国立劇場『深海邦楽会・箏曲演奏会』にて行われます)

三者が力を合わせて・・・かなえ〟には「東北復興にむけ、願いをかなえよう」という想いが込められています

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)

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