作曲家、福嶋頼秀は作曲・編曲、TVや舞台等の音楽制作、レクチャー、コンサートの企画構成等幅広く活動中

充実の弦カル・ワークショップ、続行中!

2012.07.14

みなさん、こんにちは! ずいぶんと暑くなり、各地で豪雨の被害も出ています。くれぐれもご自愛をよろしくお願いします。

さて私は、7月の上旬から中旬にかけて、仙台フィルハーモニー管弦楽団 の 弦楽四重奏のみなさんと、福島県・栃木県・埼玉県などをワークショップで回っています。とっても充実した内容ですので、写真をアップしてご報告!(司会・構成・編曲を担当)

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ワークショップの会場は、小学校・中学校の体育館。子どもたちは、こ〜んなに間近で、生の迫力を満喫!

そして、『アメリカ』等々の名曲を聴いたり、歌や楽器で共演したり、さまざまな〝実験〟に参加したりするのです。

ヴァイオリンの宮崎さんと山本さん。演奏中はみなさん、ノリノリ♪

ヴィオラの長谷川さんとチェロの石井さん。演奏が終わるやいなや、いつも人気者に早変わりの4人衆?!

アレレ、みなさんナニ吹いてるの? こういった小道具も準備して、さまざまな〝実験〟もするのです♪

時には空き時間に、少人数の子どもたちのために、スペシャル・コンサートを開く事も!

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ご当地グルメも旅の楽しみ、喜多方ラーメンも旨かった!! 時にはみんなでお酒を飲みながら、熱い音楽談義も・・・。

「明日の〝プリンク・プランク・・・〟は会場に散らばって演奏して、アンサンブルの〝極意〟を体感してもらおう!」等々!?

移動中、事務局Tさんと食べた十割ソバも美味しかった! Tさん、明るいキャラの中にオケへの情熱がたっぷり感じられマス〜

大宮と郡山の間は何度か新幹線で移動しました。これもまた楽しいひととき〜

(AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G、ほか)


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Buzz Five-結成15周年記念定期-アフリカ音楽で大盛況♪

2012.04.13

4月12日(木)、上野にある東京文化会館 小ホールで、金管5重奏団Buzz Fiveの定期演奏会が開催されました。このグループは芸大の同級生どうしで結成され、今年で何と結成15周年・・・スゴイ!

その内容もサスガによく練られていて、今回のテーマは〝アフリカ〟。熱帯Jazz楽団などで活躍する パーカッション奏者・美座 良彦 さんをゲストに、金管5重奏+パーカッションの 楽しくてワクワクな音楽が展開されました。『ルネサンス舞曲集』など、この編成で聴くと、これが意外にも とっても面白い♪

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拙作はヘンデル『シバの女王の到着』の編曲で、上田 仁 さんのピッコロ・トランペットと小川 聡 さんのE♭管トランペットをフィーチャー。ソリスティックなフレーズから緻密なアンサンブルまで、ブリリアントな響きで演奏していただきました。

ほかにも 福田 洋介 さんのポリリズムを生かした新作『オアシス』や、小川 さんがカッコ良く編曲した『アイーダの凱旋行進曲』など、アフリカンな音楽を堪能した一夜となりました。

空き時間にお隣の上野動物園へ。▲食いしん坊のリーリーくんと、おてんば娘のシンシンちゃん▲

これ、上野動物園でもらえます〜

(SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO/HSM)

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『コンサート・フォー・キッズ』の素晴らしい出演者たち♪

2011.08.20

8月7日(日曜)の午前中、東京文化会館小ホールで『Concert for KIDS〜0才からのクラシック〜』が 開催されました。私が、構成台本・訳詞・編曲を担当したのですが、たいへん素晴らしい出演者に恵まれ、そのお陰で おもしろい公演になった模様です。

ということで、このブログでも簡単にご紹介!

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このコンサートは〝森の音楽会〟というテーマで、「森に住むヘンゼルとグレーテルの兄妹が、動物たちと一緒になって、楽しい音楽会を開く」といった構成。プログラムは ・・・・ヴィヴァルディの「四季」もあれば、「山の音楽家」や「子犬のワルツ」、組曲『動物の謝肉祭』やオペラ『ヘンゼルとグレーテル』のセレクションもある・・・・といった中身で、20曲ほど。

ということで、主役となるのはこのお二人! ソプラノ と バリトンの・・・、

とってもカワイらしいグレーテル(鷲尾 麻衣 さん)と、たいへん頼りになるヘンゼル(吉川 健一 さん)

お二人とも、子供の目線にたったお芝居が たいへん上手! しかも、お客さまの反応を感じながら、演技をふくらましてくれるので 本当の助かりました。

鷲尾さんのオペラ『キャンディード』のアリアは、たいへん表情豊かで (大人も子供も!)堪能できました。

吉川さんは、このところコンヴィチュニー演出『サロメ』や新国立劇場『コジ・ファン・トゥッテ』等で評判が高いだけあって、オペラ的な表現から コミカルなお芝居まで、しっかりとお客さまの心をつかんでいました。

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さてさて、器楽の音楽家で忘れてはイケナイのがこの人。 すばらしいピアニストの・・・、

自分のパート譜を見れば(他のパートも含めた)音楽の全体構造が理解できる、音楽の達人(白石 光隆 さん)

白石さんは、音楽性の幅広さ、音楽作りの的確さ、リハーサル中の雰囲気の作り方、と全てにおいて素晴らしかったです。ご一緒させていただき、たいへん助けられましたし、すごく勉強になりました。

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そしてそして、熱演でコンサートをすごく盛り立ててくれたのが この人達・・・、

若いエネルギーにあふれ、アンサンブルもソロもバッチリ♪ アミティエ弦楽四重奏団

彼らは、リハーサルのたびに どんどん上手くなってゆくのです! 音楽的なリクエストを一つ言うと、五つくらいふくらませてくれるのです!! そして本番、とっても生き生きとした演奏で、子どもたちを引きつけてくれたのです!!!

まだ桐朋学園に在学中と言うから、すえ恐ろしい(?!)逸材たちです。

この公演は東京文化会館の主催、ソニー音楽芸術振興財団の制作協力で開催されました。素晴らしい機会を与えて頂き、深謝!

(AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II)

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なかなかの充実度!弦カル・ワークショップ♪

2011.07.09

7月4日(月曜)から8日(金曜)の5日間、埼玉県・福島県の小学校8校で、弦楽四重奏(=通称〝弦カル〟)と共に、 ワークショップの司会をやって来ました。なかなか充実していた内容でしたので、ブログにてご報告!

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ココが充実してた(その1)・・・・・・息ぴったりの素晴らしい弦カル♪

メンバーは仙台フィルハーモニー管弦楽団の方たち。『アイネクライネ・ナハトムジーク』などの名曲から、オペラアリアや日本民謡、映画音楽まで、息ぴったりで絶妙なアンサンブルでした!

圧巻はドヴォルザークの『アメリカ・ 第4楽章』で、毎日、情熱あふれる音楽を届けていました。・・・・・・面白かったのが、様々なフレーズの存在感が、毎回変化する点・・・・・・〝やっぱり弦楽四重奏には、オーケストラの面白さが凝縮されている〟と再認識!

さまざまな音色で積極的に音楽をリードするRさん▲  ▼あらゆるフレーズを効果的に描きわけるYさん

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ココが充実してた(その2)・・・・・・プログラムの最終曲『アメリカ』まで、集中して聴いていた子供たち♪

プログラムは45分間で、いろいろな内容が盛り込まれています。タイプの違う曲をならべるだけでなく、楽器の説明や質問コーナー等、構成も工夫しているのですが、、、、そうは言っても「45分間、1年生まで我慢できるのか?」と実は心配でした。

、、、、ですがどの学校も、最後の曲『アメリカ』でも 子供たちは騒ぎもせず、それどころか身を乗り出して聴いてくれました。自然に手拍子が起こった学校もあったりと、とても反応がよかったです。

『セギディーリャ』をまるでオペラ歌手の様に奏でるHさん▲ ▼〝黒田節〟〝テキーラのラテンad lib.〟も最高!重鎮Iさん

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ココが充実してた(その3)・・・・・・毎回プログラムを微調整する程のチームワーク♪

〝小学校〟とひとことで言っても、全校生徒の人数や演奏会場(=体育館)の状況はそれぞれ違います。

そこで今回は そういった諸条件にあわせて、毎回プログラム等を微調整して対応。時間配分や曲順の変更、子供たちが座る場所の工夫、7月7日には急遽『七夕さま』を編曲し 楽器紹介で使ったり。こういうアイデアがメンバーから積極的に出てきて、とても充実したワークショップとなりました!

▲小道具(?)を持ち込んで、福嶋も 木管楽器と金管楽器の仕組みを説明したりしました

▼忘れてはいけません、いつもきめ細やかな気配りの事務局Sさん

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格好イイです♪大野雄二さんwithルパンティックファイブ

2011.06.18

6月18日(土曜)の夜、芸術アドバイザーをやらせていただいている、船橋市民文化ホールに行きました。主催公演「大野 雄二 &ルパンティック ファイブ」というフュージョン・グループのコンサートを聴くためです♪

いやーっ、格好良くて! そして 老若男女のお客さまが、それぞれ楽しんでいて!・・・なかなかスゴかったので、簡単にご報告。

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スゴイ(その1)・・・大野さんがスゴイ♪

大野 雄二 さんというジャズ・ピアニストは、アニメ『ルパン三世』の音楽の作曲家としても有名。で、御年なんと70歳(・・・古稀ですよ、コキ・・・)だというのに、バリバリの現役です!!!それだけでもスゴイのですが、大野さんの弾くフェンダー・ローズ(=エレキ・ピアノの名前)でのバッキングがとにかく格好イイ!

スゴイ(その2)・・・グループがスゴイ♪

ルパンティック ファイブなる5重奏は、Bass 井上 陽介、Drums 江藤 良人、Trumpet 松島 啓之、Saxophone 鈴木 央紹、それにGuitar 和泉 聡志 の各氏という凄腕メンバー。みなさんアドリブも もちろーん上手いのですが、何よりグルーブ(≒ノリ)が生き生きしてます! また構成感もしっかりしているので・・・・・・ひょっとすると、分析好きのクラシック音楽ファンでも楽しめる?!

スゴイ(その3)・・・プログラミングとトークがスゴイ♪

耳馴染みのある『ルパン3世』の楽曲を織り交ぜながら、メンバーをフューチャーしたスタンダード・ナンバーや、オリジナル曲なども披露。またGuitar和泉さんを中心としたトークやステージングも とても練れている、なので・・・・・・(フュージョンのライブは〝通好み〟の内容の事が多い気がしますが、この日はそうでなく)老若男女がそれぞれ楽しんでいて、ビックリ!

ベテランの大野さんを核に、音楽的にも構成的にも素敵な内容で、フュージョン・ライブを堪能しました♪

▼ルパン〜!『メイン・テーマ』だけでなく『銭形ロック』や『斬鉄剣(=石川五ェ門のテーマ)』といった曲も・・・

▼『ハーレム・ノクターン』『恋はサンパウロ』など、まるでスイーツの様に甘いナンバーも・・・

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素敵なアリス・ワールド出現!鵜木絵里さん&仙台フィル

2011.06.14

梅雨入りのニュースを耳にするようになり、ちょっとジメジメした毎日が続きますね。そんな中、私は6月10日(金曜)に気仙沼市の面瀬小学校で、とっても楽しいステージ『アリスのコンサート』を観てきました。

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この公演はルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしていて、ソプラノの 鵜木 絵里 さん扮するアリスが、仙台フィルハーモニー管弦楽団の奏者9人による 森の動物たちと一緒に、森を探険したり 音楽会を開いたりする、という内容。

なんと言っても素晴らしかったのは 鵜木さん。歌はもちろんなのですが、お芝居もサスガです。この日はアニメのキャラクターのような声と演技で、子供達を引きつけていました。

私はこの公演のために2曲 編曲したのですが、鵜木さん はコロラトゥーラの魅力満載に『キラキラ星 変奏曲』を歌ったかと思うと、『翼をください』では豊かな感情表現を披露。歌の表現力の幅広さに 驚いていた子供たちも多かったようです。

9重奏も『舞踏会の美女』や『花のワルツ』、『動物の謝肉祭』等々たくさんのオーケストラ曲を奏で、演奏が終わる度に大きな拍手が巻き起こっていました。メンバーは時に演技にも加わり、意外なエンターテイナー振りも発揮?!

リハーサルでは、音楽とお芝居のタイミングも念入りにチェック!

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この公演は日生劇場が企画・制作し、被災地の大船渡・気仙沼・七ヶ浜の3箇所で開催されました。演出・音響・照明のスタッフも多数現地入りし、質の高いステージとなっていましたが、この分野で多数の実績を誇る 日生劇場さんならではの内容でした!

前日の夜、池袋を高速バスで出発し、早朝 一ノ関駅に到着。そこで出演者と合流し、貸切バスで気仙沼へ。帰りは仙台までバスで出て、新幹線でその日のうちに戻る・・・という強行日程でした。

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〝東京シティ・フィルのアウトリーチ公演〟にご注目♪

2011.05.31

5月30日(月) 江東区豊洲小学校にて、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団によるアウトリーチ(=プロの演奏家が少人数で行う、学校などでの出前公演)が行われました。福嶋も編曲を担当し、会場で公演を楽しみました。

私は 幾つものオーケストラのアウトリーチを、編曲・構成・司会などでお手伝いしましたが、今回の公演も工夫されていました。そこで今日のブログでは、その注目点をご紹介します!

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ここに注目♪その1・・・奏者の素敵なパフォーマンス

なんといってもまずは音楽の魅力。みなさん、とても積極的にアンサンブルを作っていました!

また、演奏だけでなくトークも絶妙で、楽器の特徴やオーケストラ音楽の面白さを、笑いも交えて伝えていました。

▼「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などを熱演した弦楽4重奏

▼「動物の謝肉祭」や「展覧会の絵」などを弾き分け、子供たちとやり取りしながら、音楽の魅力を伝えたピアノの志田さん

ブリリアントな響きの金管5重奏、リーダー的存在・上田さんの楽しいトーク!(トランペットも超絶品デス♪)▲

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ここに注目♪その2・・・いろいろな音楽を楽しめる、楽器編成の妙

この日の編成は「金管5重奏+弦楽合奏+ピアノ」。この編成なら 金管5重奏や弦楽4重奏から、ピアノや各楽器のソロ曲まで、さまざまな編成の曲を演奏できますよねー♪ もちろんプログラムのメインはフル編成となり、福嶋が『くるみ割り人形』を編曲。バレエ音楽を知り尽くしているオケだけあって、アンサンブル版での演奏も、色彩豊かで華やかな演奏でした!

面白いのが、翌日は「木管5重奏+弦楽合奏+ピアノ」で同様のプログラムを実施している点。これは「さまざまなアンサンブルを子供たちに楽しんでほしい」という理由で企画された、楽器編成のアイデアだそうです。(今回の編曲はどちらの編成でも演奏できる様、工夫を凝らしました♪)

▲オーケストラの様な色彩と迫力♪ この編成、なかなか効果的かもしれないです!

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ここに注目♪その3・・・ホールとの連携、地元企業の協賛

この公演の主催は、ティアラこうとう。「区民のみなさんに、身近で芸術を楽しんでもらいたい」という環境づくりをめざす公共ホールと、オーケストラがタッグを組んでの活動は、まさに地に足が付いている活動といった感アリ。

協賛の日立公共システムエンジニアリング株式会社は、地元企業として日頃から積極的に活動を支援。プログラム作成、プロジェクター使用、会場設営、等々を多くの社員の方が応援しているそうです、スバラシイ!

区民・ホール・オケの関係をわかりやすく、さわやかに紹介したオーケストラ事務局Sさん▲

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楽しいキッズ・コンサート&ベテランの室内楽コンサート

2011.05.27

5月21日(土曜)はお天気も良く、お出かけ日和。私は自分自身が作曲・編曲でかかわった、2つのコンサートに出かけました。

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午前中はサントリーホール・小ホールで開催された、二期会21とソニー音楽芸術振興会の共催の『Concert for KIDS〜3才からのクラシック 〜シンドバッド  愛と勇気の冒険〜』へ。

約1時間のコンサートだったのですが、最初から最後まで(コミカルに流れすぎずに)子どもたちを引きつけ続けた好演!・・・〝王子様がお姫様を助けに行く〟という物語で、テンポの良い展開と、魅力あふれる歌・演奏の成果・・・と言えるでしょう。『花のワルツ』『剣の舞』など、15曲ほどが演奏されました。

何と言っても素晴らしかったのは、お姫様役の 嘉目 真木子 (よしめ まきこ)さん。二期会の本公演『フィガロの結婚』でスザンナを歌ったばかりで、美女から三枚目的なキャラまで、とてもキュートな歌と演技でした。そして、客席と演奏家を見事に結びつけたのは、王子様役のテノール 猪村 浩之 さん。

器楽奏者のピカ一は、N響の打楽器・竹島 悟史 さん。彼は マリンバ 等のテクニックも ものすごく上手いのですが、さすがオーケストラの響きをよくわかっています! 打楽器パートは、編曲によって音楽的な役割が かなり異なるのですが、そういうことを120%わかって演奏してくれるので、編曲者としては大変心強いです。

チェロの 海野 幹雄 さんらによる弦楽四重奏、ピアノの 石野 真穂 さんも、みなさんソリストとしての力量も十分で、熱い演奏で子どもたちを引きつけていました♪

▲▼お休みの午前中、サントリーホールのあるカラヤン広場では市場が開かれていました

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午後は新宿・ドルチェ楽器のホールで開催された、室内楽のコンサートへ。

東京フィルハーモニー交響楽団のクラリネット・荒井 伸一 氏、同じくフルート・名雪 裕伸 氏、ピアノ・荒井 淳子 氏らが出演。こちらはご招待者のみのコンサートでしたが、たいへん温かい雰囲気の演奏会でした。

福嶋作曲の『七三ラプソディー』も演奏されました。この曲はもともと、フルート、長唄三味線、二十絃箏(=20本弦が張ってある琴)のために作曲した作品なのですが、今回のコンサートのために、フルート、クラリネット、ピアノのための改変版を作曲。

彼らは百戦錬磨の奏者のみなさんで、リハーサルでは・・・・

「祭り囃子風ですが、大太鼓ではなく、締太鼓の〝天ツク、スッ天天〟の感じ」 「銚子の荒波でなく、沖縄の波のイメージ」 「32分音符の動きは能管のテンションで」

・・・といった感じでリクエストをすると、見事に音楽的にふくらませて下さいました!

一言で〝日本風な作品〟といっても、さまざま音楽的要素が含まれます。 〝そういう事を楽しみながら 描き分けてくれる奏者〟との出会いは、邦人作曲家の大きな大きな財産なのです♪

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アエルでの復興コンサートwith遊佐未森さん

2011.05.06

ゴールデンウィークも終盤になってしまいましたね。みなさんは何をして過ごしましたか?

私は5月5日(木曜・祝日)に、仙台駅前・アエルで行われている 仙台フィルハーモニー管弦楽団 による復興コンサートを聴きに行きました。この日は、仙台出身のシンガーソングライター・遊佐未森さんがゲスト出演し、私は共演曲を編曲したのです。

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仙台駅・西口駅前のアエル (AER) は31階建て、近代的なデザインの複合施設

このアエルでの仙台フィルによる復興コンサートは、4月5日からなんと37日間連続で開催され、市民のみなさんに癒しと希望を 届けている様子です。毎回、楽器編成はさまざまで、この日はヴァイオリンとピアノのデュエットでした。

感情豊かな渋谷由美子さんのヴァイオリン、ピアノの絶妙なサポートは松坂優希さん

クライスラーの『愛の喜び』やドヴォルザークの『我が母の教えたまいし歌』などの名曲が、心を込めて演奏されました。

目の前での素晴らしい演奏に、お客さまから大きな拍手が!

ゲスト出演の遊佐未森さんは、まずはギターの西海さんと一緒に『いつでも夢を』・・・明るい気持ちになれます♪

遊佐未森さんの癒しの歌は絶品♪、軽快なギターは西海さん(実は超絶テクニック)

そして 共演曲は、遊佐さんの持ち歌から2曲。『いつも同じ瞳』は、仙台市街に位置するクリスロードのテーマ曲でもある 元気なナンバー。『I’m Here With You』は、曲名そのものの 温かいメッセージが込められたナンバー。

熱唱の遊佐未森さんと 一緒に盛り上がる演奏メンバー、こんな機会ならではの組み合わせ

出演者のみなさんの演奏・歌唱はもちろん、人柄からもあたたかいメッセージが伝わり、会場は終始なごやかな雰囲気でした。

今回は市街地でのコンサートでしたが、仙台フィルの方たちは沿岸の被災地にも赴いて 演奏をしているそうです。 〝これからもずっと、多くのみなさんの心の癒しになってもらいたい〟・・・そう思いました。

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庄野真代さんの『翼をください』レコーディング♪

2011.04.30

4月27日(水曜)に、庄野 真代 さんの歌で、70年代の名曲『翼をください』のレコーディングがありました。

庄野さんの歌に加えて、「ピアノ+木管五重奏(=フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)+トロンボーン+ヴァイオリン」という、ポップスの楽曲にしては ちょっとめずらしい楽器編成で、福嶋は編曲を担当。

これは 東日本大震災の復興支援CDの中の1曲として企画されたもので、その詳細は 後日またご案内しますね。

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さて、今回の編曲は、こういった企画ならではの 独特な編成を生かして・・・・コーラスと木管楽器を組み合わせたり、バロック音楽風なアンサンブルを取り入れたり・・・・と、幾つか工夫をしました。(あっ、もちろん、楽曲の歌詞やメッセージをふまえて、必然性のある音楽的展開にした上で、、、ですよ)

今回のアンサンブル・メンバーは、一緒にライブなどもやっている方々なので、息もぴったり! Free As A Bird スタジオ の広々とした空間のお陰もあって、とてもよい雰囲気で録音できました。

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ヴァイオリンを弾いてくれたのは、仙台フィルハーモニー管弦楽団 ゲストコンサートマスターの 伝田 正秀 さん。艶のあるとても魅力的な音で、ステキなソロを聴かせてくれました♪

そして何と言っても、庄野さんの歌は素晴らしかったです!!! 「〝歌で・何を・どう伝えるか〟に こだわり続けている人 の歌は、なんて伝わるのだろう!」と強く感じました。

実は 急に実現することになった企画なのですが、お手伝いすることができて とても光栄でした・・・深謝!

心に伝わる歌を歌い続ける 庄野 真代 さん、情感豊かなヴァイオリンを奏でる 伝田 正秀 さん

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